今回は「ジャンプ+」の人気野球漫画「忘却バッテリー」から、強豪・氷河高校のパワーピッチャー「巻田 広伸(まきた ひろのぶ)」について解説します。
巻田広伸は主人公たちと同学年のライバルキャラの一人で、東京都の強豪・氷河高校の二番手ピッチャー。
頭が悪く周囲からいつもからかわれているものの、その実力は確かで投打ともに一級品です。
千早瞬平とはシニア時代のチームメイトで因縁の有る巻田広伸。
本記事ではそんな彼のプロフィールや人間関係、作中での活躍を中心に解説してまいります。
「忘却バッテリー」巻田広伸のプロフィール
基本プロフィール(誕生日、身長、声優など)
誕生日 | 7月14日 |
身長 | 183cm |
血液型 | O型 |
所属 | 私立氷河高校 |
出身 | 富士見シニア |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
背番号 | 10番 |
家族 | 不明 |
声優 | 石井マーク |
巻田広伸は主人公の要圭や清峰葉流火らの同学年のライバルキャラで、東京都の強豪・私立氷河高校の二番手ピッチャー。
見た目も中身も典型的な単細胞熱血バカであり、先輩の桐島からはいつもゴリラ呼ばわりされてからかわれています。
口は悪いものの悪意はなく、基本的には真っ直ぐで気持ちの良いバカ。
ただし精神年齢が低いため、気になる相手に絡んでいってはウザめの言動を繰り返してしまい、相手とかみ合わないと嫌な奴に見えてしまうことがあります。
直球と落差のあるフォークを駆使するパワーピッチャー
巻田はフィジカルに恵まれた典型的なパワーピッチャー。
パワーピッチャーとは所謂、速球主体で奪三振が多いピッチャーのことです。
長身から繰り出される速球は、清峰葉流火にこそ及ばないものの、スピードも重さも一級品。
また巻田は「マキタ超ロックボール改」と勝手に名付けたフォークボールも投げることができ、高身長のオーバースローから繰り出される落差は大きく、かなり強力な武器となっています。
さらに巻田は打者としても一流で、作中では幾度も好投手からヒットを打っていました。
タイプ的には劣化・清峰葉流火みたいなイメージですかね。
「忘却バッテリー」巻田広伸と千早瞬平
巻田広伸はシニア時代の千早瞬平のチームメイトです。
巻田は千早のプレースタイルをチマチマしていてつまらないと馬鹿にしていましたが、実際それは自分より野球が上手だった千早に相手にして欲しくて絡んでいただけ。
当時千早はチームメイトと距離があり、肝心なところで自分しか信じていないところがあったので、巻田は余計にそれが気にくわなかったようです。
当時のチームメイトにはその辺りの関係性も見抜かれており、
「アイツ千早のことめっちゃ好きだろ」
「相手にされないけど」
と評されていました。
「忘却バッテリー」巻田広伸と氷河高校
巻田広伸はおバカキャラとしてなんだかんだ氷河高校で愛されています。
その理由は氷河のエース桐島秋斗。
大阪出身の桐島は人を弄るのが大好きで、単純馬鹿で弄られてもそのことを3秒後には忘れてしまう巻田は理想的なカモ。
巻田はいつも桐島にゴリラ扱いされ、バナナを与えられたりして遊ばれています。
周囲のメンツも、巻田が桐島の標的になってくれているおかげで被害を免れることができており、巻田に感謝していました。
桐島はただ巻田を馬鹿にしているわけではなく、その実力は十分以上に認めており、またその真っ直ぐな人柄を内心とても気に入っています。
「忘却バッテリー」巻田広伸の活躍
練習試合、投打で小手指を苦しめる
巻田広伸は21話、主人公たち小手指高校と氷河高校の練習試合で初登場。
登場当初は元チームメイトの千早に絡むウザイ少年でした。
ただその実力は本物で、練習試合ではエース桐島に代わって先発出場。
高校に入ってから更に伸びたフィジカルから繰り出される重い速球で、小手指の面々を苦しめていました。
また、打っては清峰の速球をはじき返しタイムリーを打つなど、大活躍でしたね。
ただ千早が四球を選んだ後、要圭がタイムリーを打ったことを切っ掛けに気落ちし、最終的に試合は5-2で小手指が勝利します。
とは言え、巻田は野球を辞めたと思っていた千早が再び野球をはじめたことを知り嬉しかったようで、試合後千早に、
「もう辞めんなよ」
と声をかけていました。
帝徳戦で先発、打っては先制タイムリー
巻田は一年夏の甲子園東京都予選決勝で、帝徳戦の先発ピッチャーを任されます。
この時の巻田は桐島と並んで氷河の二枚看板とまで評価されていました。
巻田は帝徳の強力打線相手に好投を見せ、守備の援護もあり三回まで無失点。
ただ四回でついに捕まってしまい、二死一三塁のピンチを迎え、エース桐島と交代します。
桐島に救われた巻田でしたが、その後は打者として奮闘。
七回には先制タイムリーを放ち、チームに貢献しました。
ただ、試合は九回裏にエラーや帝徳の執念のスクイズ、走塁によりサヨナラ負けを喫し、氷河は悔しい想いをしています。
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