「チェンソーマン」天童ミチコ~黒瀬とバディを組む高身長女子、その唐突な死亡の経緯と”話したいこと”、契約悪魔など~

 今回はその強烈すぎるストーリーとキャラクターで話題を攫った傑作漫画「チェンソーマン」より、その唐突な死で読者を驚かせた「天童ミチコ」について解説します。

 天童ミチコは京都公安所属の敏腕デビルハンター。

 黒瀬ユウタロウとバディを組み、いかにも”活躍しそうな雰囲気”を漂わせて置きながら、非常に唐突かつ呆気なく死亡してしまった女性です。

 本記事ではそんな天童ミチコのプロフィールや死亡の経緯、その死の直前に口にしていた「話しときたい事」などを中心に深掘りしてまいります。

「チェンソーマン」天童ミチコのプロフィール

 天童ミチコは京都公安所属のデビルハンター。

 顔を横切るように刻まれた大きな傷痕が特徴の高身長女子で、マキマ(173cm)との並びからすると身長は180cm前後と推定されます。

 殺し屋三兄弟のジョーイからも「いい女」と評された、ざっくばらんな雰囲気の美人。

 バディの黒瀬ユウタロウと比べると比較的真面目で。彼を嗜めるような言動が目立ちますが、マキマが襲撃されて死んだかもたと聞いて真っ先に、

「じゃあウチら待ち損かよ~!?」

 と発言するなど、実はかなりイイ性格をしてます。

 早川アキのキャリア相談を請負った際も、黒瀬と違ってアキの事情にはあまり踏み込もうとせず、事務的に淡々と仕事をこなしている印象がありました。

 ちなみにアニメでの声優は上田瞳さん。

「チェンソーマン」天童ミチコと黒瀬ユウタロウ

 黒瀬ユウタロウは天童ミチコのバディです。

 黒瀬も天童と同様、顔に大きな傷跡がありますが、二人の傷痕の関連性については不明。

 やや不真面目な言動が目立つものの人情味溢れるタイプのイイ男で、天童とはボケとツッコミの良い関係性を築いていました。

 男女のコンビで非常に”お似合い”ではありますが、黒瀬には他に彼女がいるため、付き合っていたわけではありません。

 しかし天童とは友人の友野を交えて海に遊びに行くなど、プライベートでも非常に親しい間柄であったことは確かです。


「チェンソーマン」天童ミチコの死亡シーン

 サムライソード編で登場、マキマやアキとの絡みも多く、黒瀬と共にいかにも”活躍しそうな雰囲気”を漂わせていた天童ミチコ。

 世界の刺客編でデンジの護衛として再登場することとなりますが、その直後にあっさりと死亡し、退場してしまいます。

 

 55話で黒瀬、そして師匠のスバルと共に車で京都から東京に向かっていた天童。

 ヤニ休憩を終え、車で走り出したところ、アメリカから送り込まれた刺客・殺し屋三兄弟の襲撃に遭い、黒瀬やスバルと共に撃ち殺されてしまいました。

 あまりに唐突かつあっさりしたその死亡劇は、なまじ天童たちが良いキャラクターだっただけに当時の読者に少なからぬ衝撃をもたらします。

 その後、黒瀬は「皮の悪魔」の力で彼の姿を奪った殺し屋三兄弟を通じ、死後そのキャラクターが深掘りされますが、天童に関してはそれも無し。

 何というか……雑に使い潰された印象が強いですね。

「チェンソーマン」天童ミチコの「話したいこと」

 天童ミチコは死の直前、移動中の車の中で気になる発言をしています。

 師匠のスバルから、マキマについての印象を尋ねられた天童と黒瀬。

 二人は意味ありげに視線を交わした後、天童がこう切り出します。

「スバルさん」
「そん事で話しときたい事」
「あるんです」

 しかしその直後、彼らは殺し屋三兄弟の襲撃を受けて死亡。

 天童の「話したいこと」は明かされず仕舞いとなってしまいました。

 果たして天童、そして黒瀬が「話したいこと」とは何だったのか?

 恐らく天童たちはマキマが普通の人間でないことを薄々察していたのだと思います。

 新幹線内で銃を持った敵の襲撃に遭いながら傷一つなく、罪人の命を使い潰して京都から東京にいる敵を殺害していったマキマ。

 天童たちでなくとも、その正体を怪しむなという方が無理がありますよね。

 黒瀬もサムライソード編でアキに別れ際、

「特異課にまともな奴が」
「いないから気を付けな!」

 と警告していました。

 流石にマキマが「支配の悪魔」であることまでは掴んでいなかったでしょうが、マキマが明らかにまともな人間ではなく、何かしら企んでいることをスバルに伝えたかったのだと思われます。


「チェンソーマン」天童ミチコの再登場と契約悪魔

マキマに死体を支配され再登場

 世界の刺客編で死亡した天童ミチコですが、その後彼女は意外な形で再登場を果たします。

 それは76話のマキマと銃の悪魔の決戦。

 アメリカ大統領との契約により、マキマを殺害するため日本に上陸した銃の悪魔。

 それを迎え撃つマキマの背後には、死んだはずの天童ミチコや黒瀬ユウタロウの姿がありました。

 マキマは彼らを通じて契約悪魔を使役するため、その死体を「支配」していたのです。

 マキマは天童たちの他に、沢渡アカネ(死体)、蜘蛛の悪魔、早川アキ、天使の悪魔を鎖で繋いで引き連れていました。

契約悪魔「罰の悪魔」とは?

 デビルハンターとしての能力が一切不明だった天童と黒瀬ですが、この再登場時に初めて二人の契約悪魔が「罰の悪魔」であったことが判明します。

 罰の悪魔の能力は不明ですが、決戦では地獄から無数の亡者が溢れ出て銃の悪魔に襲い掛かる様子が描かれており、恐らくこれこそが罰の悪魔の能力だったのでしょう。

 相当強力かつヤバそうな能力ですから、その分契約の代償は相当に重いものであるはず。

 これ以降、天童や黒瀬は死体も登場しておらず、銃の悪魔との決戦でその全てを代償として使い潰されてしまったものと考えられます。

 多分、重い代償を捧げるほど強力な力が得られるタイプの悪魔だったのでしょうね。

【まとめ】「チェンソーマン」キャラクター一覧



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