今回はメディア展開が進む大人気ダークファンタジー「ゴブリンスレイヤー」から、原作者の性癖を体現した少女「圃人剣士」について解説していきたいと思います。
圃人剣士は辺境の街で活動を始めた新米冒険者。
女神官の後輩にあたり、立派な大剣士になることを夢見る将来有望な少女です。
作中では少年魔術師の相棒役としても活躍。
本記事ではそんな圃人剣士のプロフィールや強さ、少年魔術師との関係や活躍を中心に解説してまいります。
なお、ゴブリンスレイヤー(主人公)と物語の舞台となる四方世界の紹介記事もありますので、興味のある方はこちらも読んでやってください。
「ゴブリンスレイヤー」圃人剣士のプロフィール
基本プロフィール(声優など)
圃人剣士(当初の表記は圃人の少女)とは、辺境の街で活動を始めた新人冒険者です。
外見は赤毛に尖った耳が特徴の小柄な少女。
圃人(レーア)であるため背丈は只人(ヒューマン)の子供ほどしかありませんが、既に成人済みで(圃人の成人年齢は30歳)、胸部装甲は青少年の目を奪うほどには豊かです。
性格は人懐っこく陽気で善良。
小柄で非力な圃人ながら立派な大剣士になることを夢見ています。
元々パーティーを組んで順調に経験を積んでいましたが、頭目が貴族の跡取りに選ばれる呼び戻されるという想定外の理由でパーティーが解散。
その後、ソロとなり訓練所で知り合った少年魔術師とコンビを組み、彼と共に辺境の街を旅立っていくこととなります。
声優は鈴代紗弓さんが担当しています。
圃人(レーア)とは?
圃人(レーア)とはこの四方世界独自の小柄な種族。
「圃(畑)を耕す人」という意味で、「草原の民」と呼ばれることもあります。
小柄で俊敏、足の下に毛が生えており、屋外でも裸足で過ごすのが特徴(中には只人に憧れて靴を履く者もいる)。
ぶっちゃけて言えば指輪物語のホビットですが、ホビットという名称は版権の関係で使用できないため、敢えて別の名称を使用しています(D&Dのハーフリングしかり、ソードワールドのグラスランナーしかり、ダンまちのパルゥムしかり、ダンジョン飯のハーフフットしかり)。
俊敏で器用な一方、非力で呪文を使うにはやや集中力に欠ける部分があるため(呪文遣いがいないわけではない)、冒険者としては斥候や武道家に向いているとされています。
「ゴブリンスレイヤー」圃人剣士の強さ
小柄で非力だが実はゲーム的に強いビルド
圃人剣士はまだまだ未熟な新米戦士。
加えて非力な圃人のため、周囲からはあまり戦士としての適性がないのではと見られがちです。
ただゲーム(ゴブリンスレイヤーTRPG)的に言えば圃人と戦士の組み合わせは中々の強ビルド。
圃人は体力がないため重い鎧を着こんで戦うことには向いていませんが、敏捷性(技量点)は只人より高いため命中率や回避率はかなりのもの。
また体力が低くとも武器の使用制限はなく、ダメージにも影響しないため、回避型の戦士としてはかなり優秀で、普通に只人の戦士より強かったりします。
ちなみに原作者はWizardryをプレイする時にハーフリングの女剣士をよく使用しており、ダンまちのリリルカ・アーデが好みであると発言するなど、彼の性癖を体現したキャラクターであることが窺えます。
最終形は薩摩隼人?
圃人剣士は初期は片手剣と盾を使用していますが、彼女の目標は立派な大剣士。
原作者からはファイターレベルが上がって戦闘スタイルも増えてくると「両手武器でだんびら振り回してキエエエエエエエエエエッてやってくるようになるよ」と言われています。
つまり最終形は薩摩隼人。
16巻では成長した圃人剣士が王都の馬上槍試合に出場し、まだまだ発展途上ながら良いところまでいくシーンが描かれています。
「ゴブリンスレイヤー」圃人剣士と少年魔術師
圃人剣士とコンビを組む少年魔術師は、女神官が最初にパーティーを組んだ仲間の一人・女魔法使いの弟。
死んだ姉を馬鹿にする者たちを見返すため、学院を辞めて冒険者になりました。
当初はゴブリンスレイヤーたちに突っかかり、色々といきがった発言をしていましたが、様々な経験を経て自分の非力さを自覚。
姉を馬鹿にする者たちには「言わせておけばいい」と割り切り、いつかドラゴンスレイヤーになると言って辺境の街を旅立つことになります。
その旅に何だかんだ理由をつけてくっついて行ったのが訓練所などで一緒だった圃人剣士。
二人はゴブリンスレイヤーに彼の師匠を紹介され、彼の元で鍛えられることとなります。
「ゴブリンスレイヤー」圃人剣士の活躍
圃人剣士の初登場は原作小説第6巻。
女神官が冒険者となって一年が経過した頃に辺境の街で活動を始め、蜥蜴僧侶らがポーションに紐を括りつけているのを見て興味を持って話しかけたことが切っ掛けでゴブリンスレイヤーたちと知り合います。
その後新設された訓練所に通い、女騎士にしごかれながら少年魔術師ら新人たちと親しくなっていくことに。
訓練所でのゴブリンとの戦いを経験した後は、少年魔術師と一緒に辺境の街を旅立った圃人剣士。
二人は9巻で再登場を果たし、師匠の関係で勇者一行と行動を共にし、読者を驚かせることとなります。
その後も16巻で再登場し、王都の馬上槍試合で活躍する(圃人剣士の「ROCK YOU!」は必見)など、二人は着実にドラゴンスレイヤーとなるべく成長を続けています。
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