今回は「ビッグコミックスピリッツ」で連載中の大人気サッカー漫画「アオアシ」から、バルセロナユースの司令塔「ユーリ・ガルージャ」について解説します。
ユーリ・ガルージャは世界最高峰のクラブ、バルセロナユースの司令塔。
東京シティ・エスペリオン監督エルナン・ガルージャの息子で、幼い頃には一条花とも交流がありました。
ある意味でバルサというチームを象徴する存在であるユーリ。
本記事ではそんな彼のプロフィールや過去、作中での活躍を中心に解説してまいります。
「アオアシ」ユーリのプロフィール
基本プロフィール
誕生日 | 不明 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
血液型 | 不明 |
声優 | ー |
ユーリ・ガルージャは世界最高峰のクラブ、バルセロナユースの司令塔。
主人公・アシトと同じ16歳で東京シティ・エスペリオン監督のエルナン・ガルージャ監督の息子でもあります。
外見は長い前髪が特徴の線の細いイケメン。
クールかつ勉強熱心な少年で、幼い頃は繊細で思い悩みがちでしたが、バルサの育成組織で苛烈な競争を潜り抜け、タフなメンタルを手にしています。
バルセロナU-18の司令塔(MF)
ユーリ・ガルージャはバルセロナU-18の現8番。
スペインU-18の代表でもあるMFで、チームでは司令塔の役割を果たしています。
ユーリは勘が良くパスにメッセージを込められる選手であり、チーム内での役割を明確に理解し、ビジネスとしてそれをこなすことに喜びを感じるタイプ。
先ほどユーリの役割を司令塔と書きましたが、バルサで司令塔の役割を担っているのはユーリ一人ではなくシノ、ファルコを含めた三人です。
本来、司令塔が複数いれば誰の指示を聞くべきか混乱してしまうものですが、バルサというチームは幼い頃から同じバルサのサッカーを追及してきた仲間であり、サッカーにおいてそもそも考えのズレが生じません。
ユーリたち中盤の三人は周囲から絶対の信頼を向けられており、バルサというチームの理念を体現する存在と言えます。
「アオアシ」ユーリと父ガルージャ
前述した通り、ユーリは東京シティ・エスペリオン監督のエルナン・ガルージャの実の息子。
エルナン・ガルージャは短期間とは言えバルサのトップチームでプレーしたこともある名手で、ユーリはそんな父のことを尊敬しています。
ガルージャ監督もユーリのことを気にかける発言をしており、親子仲は悪くなさそうですね。
ただユーリの両親は離婚しており、ユーリはバルサでプレーするためバルセロナで暮らす母親が身元引受人となっています。
母親は所謂毒親で、ユーリに対して親らしいことは全くしておらず、自分の女優キャリアに傷がつくことだけはしないでよ、とユーリにプレッシャーをかけて追い詰めていました。
「アオアシ」ユーリと花(過去)
ユーリは幼い頃、一条花と交流がありました。
ユーリの父、エルナン・ガルージャは若かりし頃、福田監督と共にスペインのサバデルでプレーしたことがあり、その頃二人は友人になりました。
当時の福田はサッカー用の言葉を覚えるために子供たちにサッカーを教えており、その時ユーリとも仲良くなった形ですね。
大きくなってからの二人の交流は今のところ描かれていませんが、花にとっても純粋だった当時のユーリとの交流はとても美しい思い出のようです。
「アオアシ」ユーリとバルサ(白いタイル)
369~372話ではユーリが育ったバルサの育成組織(ラ・マシア)での日々が描かれています。
ユーリは元々サバデルのユースチームに所属していましたが、11歳の時にバルサに引き抜かれて移籍してきました。
育成組織での競争は苛烈で、毎日のようにチームメイトが蹴落とされいなくなっていきます。
移籍して3年が経ったころ、ユーリは自分が当落線上にいると自覚し、すっかり病んで自信を無くしてしました。
そんな時、コーチのロミオがユーリにこうアドバイスします。
「自分の役割を確実に果たせる範囲を可視化してごらん『白いタイル』にして」
この「白いタイル」という概念こそがバルサで共有されているもので、それはそれぞれの選手に与えられた役割であり仕事(ビジネス)。
その白いタイルの範囲を、仕事を徹底して守ることがチームのためであり、評価されて次の仕事が与えられるようになります。
それを理解したユーリはバルサのプレイヤーとして覚醒し、ビジネスとしてのサッカーに喜びを感じるようになったのです。
「アオアシ」ユーリの活躍
エスペリオン・ユースとバルサ・ユースの国際戦。
ポゼッションサッカーでバルサに挑むエスペリオンを、試合前半翻弄したのはユーリたちでした。
序盤、バルサに肉薄したエスペリオンに対し、ユーリたちはそれに合わせてパススピードやプレッシャーを修正。
メトロノームのごとき3人の司令塔によりエスペリオンは先制点を奪われてしまいます。
その後、前半終了間際にエスペリオンのハイプレスにより同点に追いつかれ「白いタイル」に濁りがでてきたユーリたち。
しかしそれはユーリたちが原因ではなく、チームに十全に自分の役割を果たせない者がいたからでした。
それを証明するように、後半エースのデミアン・カントが出場してからユーリたちバルサは輝きを取り戻し、エスペリオンに悪夢のような時間をもたらすこととなります。
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