今回は週刊少年ジャンプの傑作バレーマンガ「ハイキュー‼」から、烏野高校の”かわいい”担当マネージャー「谷地 仁花(やち ひとか)」について解説します。
谷地さんはコミックス9巻から登場する烏野高校の新人マネージャー。
ややネガティブながら、一生懸命でかわいらしい本作のヒロイン枠です(そもそも恋愛要素があるかは別にして)。
今回はそんな谷地さんの魅力について、清水や日向との関係、卒業後の進路、結婚はしたのかなどを中心に語ってまいります。
「ハイキュー‼」谷地仁花ってどんな奴?(声優含む)
基本プロフィール(身長、誕生日、声優など)、アンチや嫌いな人が多い理由
所属 | 烏野高校1年5組 |
ポジション | マネージャー |
誕生日 | 9月4日 |
身長 | 149.7cm |
体重 | 42.5kg |
最高到達点 | ー |
好物 | ふ菓子 |
最近の悩み | 死ぬ、もしくは死にそうになる場面に出くわしたらどうしよう |
声優 | 諸星すみれ |
谷地さんは主人公たち烏野高校の1年生マネージャー。
外見は明るい色の髪を肩のあたりで切った小柄でかわいらしい雰囲気の少女です(ちなみに胸はぺったんこ)。
性格は非常におっちょこちょいでネガティブ。
ネガティブ思考が行き過ぎて時々他人からはとても理解できない突拍子もない思考、言動に至ることがあります。
根は素直で気遣いもできるいい子なので、周囲からは普通に愛されるタイプですね。
運動は苦手ですが、特進クラスで成績は優秀。
マネージャーの清水にスカウトされ、日向に背を押される形でIH予選後から烏野高校のマネージャーになりました。
基本的に嫌われるような子ではないのですが、男性キャラとカップリングを連想しやすいためか、読者(特に女性)からは、アンチ的な発言や嫌いだとの意見も少なくありません。
まあ、このあたりのアンチ意見は人気と表裏一体なのであまり気にしても仕方がありませんね。
デザインが得意、ポスターでバレー部の寄付金集めに貢献する
パワー | 1 |
バネ | 2 |
スタミナ | 2 |
頭脳 | 4 |
テクニック | 1 |
スピード | 2 |
※表は最低1~最高5の5段階評価
マネージャーのパラメーターに関してはフレーバー程度にとどめておくとして、谷地さんの武器と言えばそのデザインのセンスでしょう。
母親がデザイン会社を経営していることもあり(詳しくは後述)、作中では烏野高校バレー部の遠征資金を集めるため、ポスターを作って寄付金集めに大いに貢献しました。
寄付金集めってある程度パイプのある名門ならともかく、ほとんどゼロからするとなると本当に大変ですからね。
OBたちも色々と協力してくれていましたが、烏野高校が無事に春高に行けたのも、そうした谷地さんたち周囲の協力があってこそ。
ある意味で、谷地さんはバレー部にとってただのマネージャーの枠を超えた貢献を果たしたと言えるんじゃないでしょうか。
「ハイキュー‼」谷地仁花の人間関係
清水潔子にスカウトされバレー部のマネージャーに
IH予選後、今年いっぱいで引退してしまう清水がマネージャーとして跡を継いでくれる人材を探し、スカウトしてきたのが谷地さんです。
とは言え、別に元々何か繋がりがあったわけでなく、清水に誘われて谷地さんが言われるがままついて行った、というのが正しいのでしょうね。
「あんな美人の隣に2分近く立ってしまった……」
「ファンの人とかに暗殺されたらどうしよう!?」
初めての部活見学では、清水のあまりの神々しさに緊張しまくっていました。
本格的にマネージャーを始めると徐々に清水にも馴染んではいくのですが、やはり谷地さんにとって清水は別格なのか、言葉遣いには後々まで堅さが残り続けていました。
清水も色々気を遣ってはいましたが、最終的に谷地さんの言葉遣いや奇行については諦めていたようです。
母親の谷地円はデザイン会社の社長
谷地さんは母子家庭で、母親の谷地円は「谷地クリエイト」というデザイン会社を経営するバリバリのキャリアウーマン。
娘の谷地さんとは対照的に、自信と迫力に溢れたデキる女です。
母親は谷地さんのことを大切に思ってはいるようですが、その態度や物言いは非常に厳しく、谷地さんが半端な気持ちでバレー部に関わることに反対していました。
そんな谷地さんが初めて母親に反抗し、バレー部のマネージャーをすると宣言するのが、物語における彼女の最初にして最大の見せ場となります。
ちなみに、「谷地クリエイト」には社長の円を先輩と呼ぶ佐藤一平という男性社員がいるのですが、スピンオフ「ハイキュー部‼」ではそんな佐藤が円に振り回される不憫な様が描かれています。
日向や山口との関係は(恋愛は?)
バレー部のマネージャーになってから(あるいはなろうとするタイミングから)、谷地さんは自分とは正反対に前向きな日向たちに触発され、少しずつ前向きになっていきます。
いや、ネガティブ思考は基本的には変わらないのですが、それだけじゃダメだと言うことを理解し、少しずつ自分にできることに取り組んでいくようになるのです。
元々いた清水は3年生で女神的な立ち位置でしたが、谷地さんは日向たちと同学年で気安い雰囲気。
谷地さんにはヒロイン的な役割も期待された(一部女子ファンは別として)わけですが、基本的に「ハイキュー‼」に恋愛要素は無いため、そういった方面での進展・活躍は皆無でした。
日向は全然恋愛に興味が無いし、強いて言うなら山口が谷地さんのことを「かわいい」とこっそり思っていたぐらいでしょうか。
「ハイキュー‼」谷地仁花の活躍と名言、その後の進路
卒業後は地元の大学へ、大学卒業後は東京のデザイン会社へ、結婚は……
高校卒業後、谷地さんは地元の大学に進学しました。
そして大学に通いながら母親が経営するデザイン会社でバイトをして経験を積み、大学卒業後は東京のデザイン会社に就職予定です。
大学生の谷地さんは髪も伸ばして少し大人っぽく、落ち着いた雰囲気になっていましたね。
ちなみに結婚の予定や男の影は無く、谷地さんに好意を持っていた山口は地元宮城に就職、日向は高校卒業後、ブラジル修行に行っていました。
日向は2018年に日本に戻ってVリーグMSBYブラックジャッカルズに入団し、2020年には再びブラジルに渡ってあちらのプロリーグで活躍しています。
一方、谷地さんは2019年から東京のデザイン会社に就職。
2019年の1年間か、2021年のオリンピックのタイミングで何かなければ、谷地さんのヒロインムーブは難しそうですね……
村人Bの活躍と名言(迷言?)
それでは最後に自身を村人Bと称する谷地さんの活躍を明言(迷言)とともに振り返っていきましょう。
「人生のような味がしますっ」
合宿のBBQで、大柄な他校の生徒に話しかけられ、慌てて黒焦げの肉っぽいものを食べる谷地さん。
そのお兄さんたちは見た目は怖いけど親切な人だから、慌てなくても大丈夫だよ!
「緊張は口に出した方がいいんだよ」
「私! 緊張にかけてはけっこう自信あるんだ!」
青葉城西との再戦を前に緊張する山口に話しかける谷地さん。
そして山口の話を聞いて谷地の方が緊張で吐きそうになり、それを見た山口の緊張は飛んでいってしまいました。
イメージとは違ったのでしょうが、結果的に緊張をほぐせたんだから、良かったのかなぁ?
「今までの自分に無かった思考を思い知るのは」
「痛気持ちいいです」
音駒戦で、劣勢の烏野高校を見て動揺する谷地さんに、梟谷の木兎が不安で選手に水を差さないよう諭します。
その少し強めの言葉を赤葦がフォローし、それに応えた谷地さんの言葉です。
選手だけじゃなく、マネージャーも成長していってるんですよね。
そして谷地さんと言えばこのセリフ。
バレー部のマネージャーをすることに厳しい言葉を投げかけた母親に、谷地さんなりの決意をぶつけた言葉です。
「村人Bも戦えます!」
とても谷地さんらしく、思わず元気がでてくるような宣言でした。
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