今回は週刊少年ジャンプの傑作バレーマンガ「ハイキュー‼」から、完璧主義者な全国三大エースの一角「佐久早 聖臣(さくさ きよおみ)」について解説します。
佐久早はIH優勝校井闥山学院のエースであり、全日本ユース合宿にも参加していたキャラクター。
春高では優勝候補筆頭として登場したものの、主将の負傷で無名校にまさかの準々決勝敗退を喫してしまいます。
井闥山学院の敗退には当時様々な意見がありましたが、後に明かされたメンバーの想いや背景なども含め、”強い選手”を体現する佐久早の魅力について語ってまいります。
「ハイキュー‼」佐久早聖臣(サクサ)ってどんな奴?(声優含む)
基本プロフィール(身長、誕生日、最高到達点、声優など)
所属 | 井闥山学院 → MSBYブラックジャッカル(Vリーグ Division1) |
ポジション | ウイングスパイカー → アウトサイドヒッター |
誕生日 | 3月20日 |
身長 | 189.0cm → 192.3cm |
体重 | 72.4kg → 80.2kg |
最高到達点 | 不明 → 345cm |
好物 | 梅干し |
最近の悩み | 不明 → 差し入れ・プレゼントはお断りしたい |
声優 | 鳥海浩輔 |
佐久早は夏のIHで優勝し、複数の高校トップ級選手を擁する東京の井闥山学院に所属するエースプレイヤーであり、全国三大エースの一角に数えられる選手です。
外見はやや長めの天然パーマの少年で、右眉の上に並んだ二つのホクロとやや胡乱な目つきが特徴です。
性格は潔癖症で手抜きができない完璧主義者(古森曰く「超絶ネガティブ」)。
日頃からマスクを着用しており、人混みが大嫌い。トイレで手を洗った後ハンカチを使わず水を飛ばす人間が許せないそうです(……すいません)。
歯に衣着せぬストレートな物言いから、周囲にかなりきつい印象を与えていますね。
春高では優勝候補筆頭校、井闥山学院のエースとして登場しながら、主将の負傷退場により主人公たちの試合の裏でひっそり無名校に敗北するというあんまりな結末を迎え、当時のファンの間で色々と話題になりました。
回転を自在に操る全国三大エースの一角
パワー | 3→4 |
バネ | 4 |
スタミナ | 3→4 |
頭脳 | 4 |
テクニック | 5 |
スピード | 4 |
※最低1~最大5の5段階評価、→の後ろはVリーグ時点
<Vリーグ後の追加データ>
サーブ | 9 |
レセプション | 10 |
ディグ | 8 |
セッティング | 8 |
スパイク | 10 |
ブロック | 8 |
※最低1~最大10の10段階評価
二年生ながら全国三大エースの一角に数えられる佐久早の最大の武器は、その手首の柔らかさを活かしたスパイクです。
佐久早のスパイクは自在にコースを打ち分けられるだけでなく、通常ではかからないような強い独特な回転を与えることで、あらゆる防御を打ち破ることができます。
パワーではなく、打ち分けと回転で守備を翻弄するタイプのスパイカーですね。
またスパイクだけでなくあらゆる技術に長けたオールラウンダーでもあり、特にレシーブ能力は高く、Vリーグでは強烈なプロのスパイクを易々と拾っていました。
「ハイキュー‼」佐久早聖臣(サクサ)の人間関係
牛島若利(牛若)は尊敬すべきライバル
佐久早にとって牛若はあらゆる意味で尊敬すべきライバルです。
牛若の実力はもちろんのこと、きちんとトイレで手を洗った後にハンカチで手を拭き、拭いたところを内側にたたむ所とかが、佐久早の心に突き刺さったのでしょう。
牛若たち白鳥沢学園が烏野に負けて春高に出られないと分かった時は、全日本ユース合宿で影山相手に絡みにいっていたほど。
かつて佐久早は牛若に、どうしてそんなに強いのか質問したことがあります。
最初は「練習しているから」と答えた牛若ですが、佐久早はそんなの当たり前だと別の答えを要求。
「運が良いと思う」
そして牛若が捻りだした答えがこれです。
当時の佐久早にはその言葉の意味が理解できていませんでしたが、後々佐久早にとって「運」という努力や注意ではどうしようもないことが大きなテーマとなっていきます。
古森元也はチームメイトであり従兄弟
古森元也は井闥山学院のチームメイトであり、高校No.1と評される名リベロ。
古森は佐久早の従兄弟でもあり、周囲と軋轢を生みがちな佐久早のフォロー役として幼い頃から行動を共にしてきました。
中学校までは「守備の上手いアウトサイドヒッター」だった古森ですが、佐久早といて「総合力では勝てない、守備で勝負しよう」とリベロに転向したそうです。
特殊な回転をかけた佐久早のスパイクに対応していたというのも、古森がリベロとして大成した理由かもしれません。
ただレシーブするだけでなく、他人の助走を邪魔しないよう次に繋げる巧みさを持った名リベロで、プレーでもプライベートでも佐久早を支える女房役と言える存在です。
無念の負傷退場となった井闥山学院主将、飯綱掌
井闥山学院の主将、飯綱掌はJOC(ジュニアオリンピックカップ)でベストセッター賞にも選ばれたことのある名選手。
非常に綺麗好きで準備も練習も怠らない飯綱のことを佐久早は尊敬していました。
しかしそんな飯綱が春高の準々決勝で不運にもケガで退場してしまい、敗北後飯綱は人目もはばからず号泣します。
それを理解できないように見つめる佐久早。
「試合中に怪我する可能性は常にあるだろ何泣いてんだ」
「とか思ってんだろ!」
準備も練習も飯綱は怠っていなかった。
だからこそ佐久早は、何故飯綱が泣いて悔やむのかが分かりませんでした。
何より佐久早は、不運に見舞われた飯綱をかわいそうだとは思いたくなかったのです。
「いつか来る本当の最後の試合は」
「絶っっっ対笑って終わってやる……!」
佐久早なりの気遣いに、飯綱は泣き笑いしながら決意します。
そしてこの経験が、後の佐久早にも大きな影響を及ぼすこととなるのです。
「ハイキュー‼」佐久早聖臣(サクサ)の活躍と名言、その後の進路
高校卒業後は大学進学を経て日向や木兎と同じブラックジャッカルへ入団
高校卒業後、佐久早は大学に進学。全日本大学選手権でもMVPに選ばれるほどの活躍をした後、MSBYブラックジャッカル(Vリーグ Division1)に入団し、プロ入りします。
入団した時期はトライアウトで入ってきた日向より早いですね。
日向や木兎、宮侑らとチームメイトで、作中では牛若や影山、星海らが所属するシュヴァイデン・アドラーズと対決する様子が描かれています。
毒舌で周囲と軋轢を生んでいそうですが、周囲もマイペースなワガママ人間ばかりなので、意外と上手く回っているようです(意外と宮侑がツッコミ役で苦労してました)。
2021年のオリンピックには代表メンバーにも選出されていました。
「『いつ終わっていい』と思っていたい」と願うサクサの名言
コートにいる人間は皆注意を払って生きている。
それでも、時にどうしようもないことは起こる。
佐久早はそんな運と不運に向き合うように描かれたキャラクターでした。
「でも飯綱さんを」
「『可哀想』とは言いたくないです」
春高予選で主将の飯綱が不運によって負傷した際、泣き崩れる彼に佐久早が漏らした言葉です。
それは佐久早なりの気遣いであると同時に、もし自分が不運に見舞われた時、『可哀想』とは思われたくないという想いの発露だったのでしょう。
このどうしようもない不運という経験を経て、佐久早の考え方も少しだけ変化します。
どれほど注意を払っても、手を尽くしても、ある日突然どうしようもない不運は訪れるし、それはやはり悔しい。
だからこそ、精一杯日々できることをする。
「今日も明日も最後の前の日も」
「注意深く手を尽くし」
「運良く」
「『いつ終わってもいい』と思っていたい」
佐久早はある意味、人の「強さ」というものの一つの形を体現した存在だったのかもしれません。
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