文豪ストレイドッグス「蘭堂」~荒覇吐事件の首謀者、その正体(本名)、親友であり相棒であった男とは、中原中也との関係は~

 今回は大人気漫画「文豪ストレイドッグス」から、過去編「太宰、中也15歳」における黒幕「蘭堂(らんどう)」について解説させていただきます。

 蘭堂はポートマフィアの準幹部という微妙な立ち位置で登場したキャラクターですが、その正体、過去には、人気キャラクター中原中也の根幹にも関わる重要な秘密が隠されていました。

 中也のトレードマークである帽子も、実は蘭堂から受け継がれたものなんですよ。

 本記事では中也の秘密にも関わる蘭堂の正体(本名)、そして親友であり相棒であった男と中也との関係を中心に語っていこうと思います。

文豪ストレイドッグス、蘭堂のプロフィール

基本プロフィール~過去編に登場するポートマフィアの準幹部~

 蘭堂は過去編「太宰、中也15歳」に登場するキャラクターで、本編開始時には既に故人となっています。

 表向きの肩書はポートマフィアの準幹部で、一構成員だった自分を見出し引き立ててくれた恩から、首領の森鴎外に忠誠を誓う人物です。

 外見は長い黒髪の穏やかそうな雰囲気をした男性で、極度の寒がりらしく常に耳当てやマフラーで厚着をしています。

 太宰と、当時まだポートマフィアに所属していなかった中也が、森鴎外からの依頼(脅迫)により調査することになった荒覇吐事件で、蘭堂は事件の被害者であり目撃者として物語に登場します。

本名はアルチュール・ランボオ(以下、ネタバレ注意)

 しかしそもそも「蘭堂」という名は彼の本名ではありません。

 彼の本名は「アルチュール・ランボオ」

 「蘭堂」とは、本名を読み間違えたことから生まれた偽名です。

 蘭堂は元々、欧州からある任務のために日本に送り込まれた異能調査員。

 しかし8年前に任務に失敗、巨大な爆発に巻き込まれ、辛うじて命は取り留めたものの、当時の記憶の一部を失うほどの重傷を負ってしまいます。

 そして蘭堂は、8年前に自分の身に何が起こったのか、その記憶を取り戻すために、当時の任務で奪取を命じられていた高エネルギー生命体「荒覇吐」を追い求め、ある事件を引き起こすことになるのです。


文豪ストレイドッグス、蘭堂の強さ(異能力)

異能力:イリュミナシオン

 蘭堂(アルチュール・ランボオ)の異能力は作中でもトップクラスの凶悪な代物です。

異能力:イリュミナシオン
亜空間を作り出し、また亜空間内に存在する死体を異能生命体として使役する異能力。
亜空間は物理的な干渉ができず、蘭堂が許可しない限り誰も出入りすることができない。
一度に使役できる異能生命体は一体のみ。

 亜空間は敵の攻撃を遮る盾としても使えますし、異能生命体の凶悪さは森鴎外の「エリス」を見ても明らか。

 異能者の死体を使えばその異能力を行使することもできるようですし、非常に使い勝手がよく、凶悪な能力ですよね。

 ただまぁ、それを吹き飛ばすような凶悪な出力を持った異能(中也)とか、問答無用で異能を無効化する異能(太宰)が相手だと、流石に分が悪い訳で……

その正体は”超越者”級の異能を持つ欧州の異能諜報員(だった)

 蘭堂の正体、アルチュール・ランボオは、異能者の最高位”超越者”級の能力を持つ、世界でも数十人しかいない欧州の異能諜報員でした。

 非常に中二心くすぐられるパワーワード満載の肩書で、実際その名に恥じない実力者であることは確かなのですが、前述したように作中では太宰や中也という規格外が相手だったため、あえなく敗北しています。

 まあ、この作品は異能力関係なしに”達人”という肩書で最強の一角を占める福沢諭吉とか、天人五衰みたいにそもそも世界を転覆させかねないような化け物がうじゃうじゃいますから、”超越者”といっても、ねぇ……?


文豪ストレイドッグス、蘭堂と荒覇吐事件

「太宰、中也 15歳」において、失った記憶を求め荒覇吐事件を引き起こす

 蘭堂は、中也がポートマフィアに入る切っ掛けとなった荒覇吐事件の首謀者です。

 荒覇吐事件とは、荒覇吐と呼ばれる存在が引き起こしたとされる「黒い炎の爆発」のことで、中也はある事情からこの事件について調べていました。

 そしてその現場に死亡したはずのポートマフィアの前首領が現れたとの噂が流れ、中也はその調査をするポートマフィアの太宰と共同戦線をはることになります。

 そこで事件の目撃者として登場したのが蘭堂だったのですが、太宰と中也はそれぞれ別の理由から蘭堂こそが荒覇吐事件の首謀者であることを見抜きます。

 蘭堂はその異能力によって先代首領の死体を操り、荒覇吐を模した黒い炎の爆発を引き起こしていたのですが、その目的は本物の荒覇吐をおびき寄せること。

 かつて欧州の異能諜報員として活動していた蘭堂は、8年前に政府から、日本が発見した荒覇吐と呼ばれる高エネルギー生命体の奪取を命じられました。

 しかしある事情から敵に囲まれ、その突破のために荒覇吐を自身の異能で支配しようとしたのですが、それに失敗。

 暴走した荒覇吐によって重傷を負った蘭堂は、辛うじて生き延びたものの、当時の記憶の一部を失ってしまいます。

 そして蘭堂は、当時の記憶を有している荒覇吐を異能によって取り込むことで、自身の記憶を取り戻そうと荒覇吐事件を引き起こしたのです。

相棒であり親友「ポール・ヴェルレエヌ」、中也との関係は?

 そもそも、8年前に蘭堂が敵に取り囲まれるハメになったのは、相棒であり親友であった男、ポール・ヴェルレエヌの裏切りによるものでした。

 蘭堂は、その後ポール・ヴェルレエヌがどうなったかを知りたくて記憶を求めていました。

 そして蘭堂が追い求める荒覇吐の正体は中原中也でした

 正確には、中也は荒覇吐を抑え込むために人間を模して造られた安全装置であり、荒覇吐の本体は中也の異能の最終形態である「汚濁」。

 だから中也は荒覇吐事件を追っていたんですね。

 真相に辿り着いた太宰と中也によって蘭堂は敗れ去るのですが、間際に蘭堂は8年前の記憶を取り戻します。

 そして最期は、親友に瓜二つな中也に何かを察し、「生きろ」と言い残してこの世を去って行きました。



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