「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」麻樹栖(あさきせい)~現殺連会長にしてラスボス候補、有月との因縁~

 今回は主人公が「安西先生そっくり」と話題の殺し屋アクションコメディ「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」から、現殺連会長「麻樹 栖(あさき せい)」について解説します。

 麻樹栖は8年前に前殺連会長を暗殺し、現在の地位に就いた殺し屋界のトップ。

 スラー(有月)一派と因縁があり、彼らが殺連と敵対する原因でもあります。

 現時点で物語のラスボス候補と目されている麻樹。

 本記事ではそんな彼のプロフィールや強さ、スラーとの過去を中心に解説してまいります。

「サカモトデイズ」麻樹栖のプロフィール

基本プロフィール

年齢不明
生年月日(誕生日)不明
所属殺連(会長)

 麻樹栖は殺し屋界を牛耳る殺連の現会長です。

 外見は前髪にメッシュの入ったソバージュヘアの優男で、年齢不詳ですが雰囲気からすると40歳前後。

 一見物腰柔らかですが、性格はとてもわがままでやりたい放題。

 自分がこれとと決めたことは何があろうと実現させるタイプの人物です。

 骨董品コレクターですが作品それ自体には興味がなく「ブランドという付加価値が好きなんだ。こんなゴミみたいな物にありがたがって価値を見出すなんて人間の歴史、営み、文化を感じる。動物には決してまねできない」と語るなど、相当ひねくれた価値観の持ち主でもあります。

クーデターにより殺連会長に就任

 麻樹栖はクーデターにより現在の地位に付きました。

 8年前、殺連の会長は天羽宗一という人物でしたが、当時の殺連は会長派と反会長派の間で熾烈な争いが繰り広げられていました。

 当時、殺連の幹部で、ORDER四ツ村と共に次期会長候補の一人と目されていた麻樹。

 表向きは会長派だった麻樹ですが、裏では密かに会長を狙って暗躍しており、当時のORDERトップ、キンダカが昏睡状態となったタイミングで会長を暗殺。

 その罪を四ツ村に被せ、自身はのうのうと新会長に就任したのです。


「サカモトデイズ」麻樹栖とスラー(有月)

 麻樹栖はスラー(有月憬)と深い因縁があることが分かっています。

 ただ、正確な関係性はまだ分かっておらず、判明している情報を列挙すると。

・麻樹はスラーの兄を名乗る(血縁の有無は不明)。
・スラーが育った施設の人間を人質にとり、かつてスラーに前会長の身内を暗殺させようとした。
からはクソと呼ばれ嫌われている。

 かつてのスラーは殺しを嫌う穏やかな性格でしたが、麻樹に無理やり利用され、殺しを強要されていました。

 そしてリオンと共に逃亡していたスラーを罠に嵌め、リオンと殺し合わせ、リオンを殺させています。

 現在スラーたちが殺連と決定的に対立している原因もこのリオンの死が原因です。

「サカモトデイズ」麻樹栖の強さ

 今のところ麻樹の戦闘シーンはありませんが、彼は作中でもトップクラスの実力者であると推察されます。

 その理由は、スラーたちが彼を殺すために様々な策を練っていること。

 本人が弱いなら、いくら周辺を厳しくガードされているとしても、あそこまでスラーたちが警戒する理由がありません。

 実際、殺連幹部の武藤エリオに仕掛けた爆弾が麻樹の至近距離で爆発した際も、どうやったのかは不明ですが全くの無傷。

 スラーも「こんな程度で死ぬとは思ってないさ」とそれを当然のことと受け止めていました。

 恐らくは、本人の実力もスラー以上なのでしょう。

 ただ坂本が落ちてきた時には、動揺もあってかその直撃を食らって気絶してしまっており……?


「サカモトデイズ」麻樹栖の暗躍(登場回)

 麻樹栖の初登場は114話、坂本たちのJCC時代の過去編です。

 当時、周囲から命を狙われていた前会長天羽。

 その妻子を殺すよう、アルカマルのメンバーを人質に取って有月に命じていたのが麻樹でした。

 麻樹は会長派の幹部でありながら、反会長派に会長派の情報を流し、彼らを利用して自分が殺連のトップにつこうと企んでいました。

 しかし殺しのターゲットがか弱い一般人だと思っていなかった有月はその命令に反発。代わりにORDERトップのキンダカを殺すことを提案し、麻樹もそれを認めます。

 最終的にキンダカは排除され、その隙を突いて麻樹は前会長を暗殺、会長の座に就くのですが、スラー一派や四ツ村など、様々な敵を作る結果となってしまったようです。

「サカモトデイズ」麻樹栖はラスボスか?

 現時点で麻樹栖はこの作品におけるラスボス候補と目されています。

 当初、そのポジションにいたのは有月(スラー)だったのですが、彼もまた麻樹に利用された被害者の一人であり、完全な悪人とまでは言えないことが分かってきています。

 また、坂本たちの旧友・赤尾リオンが有月に協力している(?)ところも、有月がラスボスと考えづらい理由ですね。

 対して麻樹は殺連を私物化しているド悪人で、スラー一派や四ツ村にとって不倶戴天の敵。

 四ツ村は神々廻の恩人で南雲と協力関係にあり、スラー一派も赤尾リオンとつながっていることを考えると、最終的に坂本たちが麻樹と敵対する展開は十分に考えられます。

 問題はその場合、ORDERが果たしてどちらに付くのかということで……

「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」キャラクター一覧



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