今回は主人公が「安西先生そっくり」と話題の殺し屋アクションコメディ「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」から、強面だけと心優しいと話題の「豹(ひょう)」について解説します。
豹は殺連直属の特務部隊、殺し屋界の最高戦力「ORDER」に所属する殺し屋。
見た目や言動は荒っぽく、いかにもスジモノといった雰囲気を漂わせていますが、実はとても心根の優しい男性です。
今のところORDERメンバー内でもそれほど出番の多くない豹。
本記事ではそんな彼のプロフィールや強さ、その隠された優しさについて解説していきます。
「サカモトデイズ」豹(ひょう)のプロフィール
基本プロフィール
年齢 | 不明 |
生年月日(誕生日) | 不明 |
所属 | ORDER |
豹(ひょう)は殺連直属の特務部隊、殺し屋界の最高戦力「ORDER(オーダー)」に所属する男性。
顎に鉄板のようなプレートを埋め込み、耳に無数のピアスをつけた強面の巨漢という、非常に厳つい見た目をしています。
性格は一見すると非常に血の気が多く粗暴。
しかし言葉遣いはともかく言っていることは基本的にまともで、奇人変人揃いのORDERメンバーの中では比較的常識人に分類されます。
坂本・南雲とは仲が悪い?
豹の初登場はコミックス2巻14話。
登場早々、同僚の南雲に対して「信用がならない」と喧嘩を売る血の気が多い所を見せつけていました。
ただし、今のところ豹が積極的に喧嘩を売っているのは南雲に対してだけで、神々廻や大佛といった他のORDERメンバーに対する態度は普通。
本人の言葉通り、特別に南雲のことが気に食わないものと思われます。
豹は南雲、そして主人公の坂本太郎のJCC(殺し屋養成所)時代の先輩。
昔から南雲や坂本とは相性が悪いのか、この二人が関わると特に沸点が低くなっている印象がありますね。
しかし逆に南雲や坂本は豹のことを「優しい」と評して気に入っており、南雲に至っては積極的に豹に絡んで揶揄いに行っています。
「サカモトデイズ」豹(ひょう)の強さ
大器晩成型を自称(センスがない)
豹は本人曰く「大器晩成型」。
学生時代から才能を発揮していた坂本や南雲とは異なり、JCC時代はあまり目立つ生徒ではなかったようです。
過去回想では四ツ村さんに「センスがない」とはっきり言われており、努力を積み上げて今の強さを獲得したタイプですね。
使用武器はメリケンサック、見た目通りのステゴロタイプ
豹が作中で使用している武器はメリケンサックのみ。
坂本の見舞いに行った際には彼と口論になって素手で彼を殴り飛ばしており、見た目通りゴリゴリのステゴロタイプです。
ただ特別頑丈とか不死身というわけではなく、攻撃を食らえば普通にダメージを受けていましたから、スピードで上回る相手だとなすすべなくやられてしまいそうな気も……
ORDER内での実力は中位~下位?
豹の強さは作中での描写を見る限りちょっと微妙。
ORDERに所属している以上、最強格の殺し屋であることは間違いありませんが、そのORDER内でどうなのかと考えると、やや格落ち感が否めません。
少なくとも最強お爺ちゃん・篁さんには遠く及ばないでしょうし、その立ち位置からして南雲にも劣っているはずです(豹は格下に絡むタイプじゃなさそうですしね)。
ORDER内での序列は中位から下位に位置しているものと考えられます。
「サカモトデイズ」豹(ひょう)は実は優しい
隠しきれない優しい言動
豹と言えば、その見た目に似合わぬ優しい心根が最大の特徴です。
その優しさが最初に漏れ出たのが、コミックス5巻でORDERメンバー5人が車で移動しているシーン。
大佛の乱暴な運転で窓枠に頭をぶつけてしまった篁さんを見て、慌てて駆け寄る豹。
「大佛テメェ」
「もっと丁寧に運転しねぇかコラ!」
「お年寄り乗ってんだぞ!」
もうただの親切なお兄さんですね。
と言うか、直後に車を真っ二つに切り裂いた篁さんをお年寄り枠に入れていいの?
南雲に絡んでいたのも坂本を心配して?
豹の優しさが最もよく表れているのが、豹と南雲が坂本を見舞いにいったシーン。
敵対するスラーの情報をくれと交渉する坂本に、豹が激怒します。
「お前、今は殺し屋を引退して」
「家族がいるんだってな」
「テメェが中途半端に」
「首突っ込んで死んで」
「残された妻や娘はどうなる!?」
何のことはない、豹はずっと坂本が危険な目に遭うことを心配していたのでした。
そうした豹の優しさを前提に彼の初登場を振り返ってみると、新たに見えてくるものがあります。
「坂本に会ったらしいな南雲」
南雲が殺し屋を引退した坂本に会いに行ったことを追求する豹。
しらばっくれる南雲に怒りを見せ、南雲のことを信用ならないとまで発言します。
当初は単に気に食わない南雲と坂本が会っていたことにムカつき、喧嘩を売ったのかと思っていましたが、冷静に考えれば豹がそんなことを一々気にするのは不自然です。
恐らくこの時、豹は南雲が引退した坂本を危険に巻き込もうとしているのではないかと危惧し、南雲に釘を刺したのでしょうね。
本当に殺し屋とは思えないほど優しい男です。
「サカモトデイズ」豹(ひょう)の死亡!?
127話で豹はスラー一派の熊埜御(くまのみ)に敗れて死亡しています。
ORDERを狩るべく襲い掛かってきた熊埜御(くまのみ)。
強力な磁力使いである熊埜御(くまのみ)と豹の実力は拮抗。
しかし豹は民間人を庇う優しさが裏目に出て終始押されっぱなしとなります。
その後、平助の援護により何とか形勢逆転。
しかし、人を殺そうとしない平助の甘さが悪い方向に出て、熊埜御(くまのみ)を仕留めきれず、豹は反撃にあって瀕死の重傷を負うことに。
最後は平助を庇い、熊埜御(くまのみ)を道連れにしようと彼女と共に水中に飛び込みますが……水中から上がってきたのは右腕を失った熊埜御(くまのみ)だけ。
豹は死んでも熊埜御(くまのみ)の腕を離さなかったため、熊埜御(くまのみ)は自ら腕を切断せざるを得なかったようです。
直前の攻撃で豹は脳に損傷を負うダメージを負っており、「あばよ」と平助に別れの言葉を告げていましたから、おそらく「実は生きていた」的な展開はないものと考えられます。
「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」キャラクター一覧
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