今回は荒川弘先生が少年ガンガンで連載中のダークファンタジー「黄泉のツガイ」から、西ノ村陣営の死体処理係「峰山 アンナ(みねやま あんな)」について解説します。
峰山アンナはユルとアサが持つ「解」と「封」の力を狙う西ノ村陣営に所属する女子高生ツガイ使い。
顔色一つ変えず大量の死体を処理するなど怖い一面はありますが、意外と間抜けで憎めない雰囲気の少女です。
本記事ではこれまでに判明している峰山アンナのプロフィールやツガイ(強さ)、人間関係や作中での活躍を中心に解説してまいります。
「黄泉のツガイ」峰山アンナのプロフィール
基本プロフィール
峰山アンナは死体処理係として登場した西ノ村陣営の女子高生ツガイ使いです。
外見は緩くウェーブのかかったロングヘアとメガネがトレードマークの今時の女子高生(18歳)。
性格はマイペースで掴みどころがなく、息をするように嘘を吐いたり人を煽ったりするタイプです。
ただ脳筋タイプの人間とは相性が悪く、そうした相手と絡んだ時は逆に振り回されてひぃひぃ言っています。
西ノ村陣営の死体処理係
峰山アンナは西ノ村陣営の死体処理係。
西ノ村陣営はかつて「昼と夜を別つ双子」を巡って東村と争い破れた一族の末裔で、ユルとアサが持つ「解」と「封」の力を狙って暗躍している一派です。
ただ峰山アンナは普段は普通の女子高生として生活しており、受験生ということもあって非常に多忙。
西ノ村関係の仕事も疎かになりがちで、上からの指示には従っているものの、あまり積極的に関与している印象はありません。
恐らく東村でいうところの番小者(デラやハナたち下界での雑用係)のようなもので、一族の伝統として西ノ村に協力はしているものの、あまり詳しい事情は知らないタイプではないかと推測されます。
「黄泉のツガイ」峰山アンナのツガイ
峰山アンナのツガイはフンコロガシのような見た目をしています。
名称は今のところ不明。
大量の死体をまとめて団子にし、手のひらサイズにまで圧縮する能力を持っており、峰山アンナはこのツガイを使って死体処理を担当しています。
ちなみに圧縮された死体はツガイと一緒にツボの中に入れられ、ツガイの餌になった模様。
ツガイの片方が死体をまとめて圧縮している間、もう一方のツガイは何もせずツボの上で待っており、こちらは何か別の能力を持っている可能性が高そうですね。
「黄泉のツガイ」峰山アンナの強さ
峰山アンナは本人もツガイも非戦闘タイプ。
基本的に戦闘能力は皆無であり、戦闘に巻き込まれたら口先三寸で誤魔化すか逃げ回るしかできません。
ツガイで急所への攻撃を防いだり、最低限の自衛はでき、胆は据わってはいるようですが、それ以上ではない模様。
西ノ村陣営の者たちも峰山アンナは実戦慣れしておらず使えないといった趣旨の発言をしていて、実は隠れた実力者といったこともなさそうです。
逆に弱いのにあんな物騒な世界に平然と関わっていられるメンタルはすごいですね。
「黄泉のツガイ」峰山アンナと与謝野イワン
峰山アンナは西ノ村陣営の凄腕ツガイ使い与謝野イワンを「イワン様」と呼び、好意を抱いています。
ただしその好意は中々に歪んでいて、
「やだ~弱ってるイワン様コーフンする~」
「あらあらあらチャンス!? チャンス!? 心臓止まったら心肺蘇生しちゃいますよ!?」
などと発言し、与謝野イワンからはガチで鬱陶しがられています。
また重傷を負い成果なく撤退してきた与謝野イワンに対し、
「左さんも倒せず ユル君もころせず? なーんも収穫無しですかぁ?」
と煽る様なことを言って反応を楽しんでいたこともあり、見た目はかわいいですが好意を向けられると面倒くさいタイプと思われます。
「黄泉のツガイ」峰山アンナVS段野ハナ
作中では峰山アンナと東村の「墓掘り」として同じく死体処理を担当してきた段野ハナとの対決が描かれています。
ただし前述したように峰山アンナは戦闘能力皆無。
意外と脳筋で武闘派でもある段野ハナとの相性は最悪で、口先で誤魔化して逃げ出そうとしても一方的に追い込まれていきます。
腕力でも口でも全く勝負になりません。
その場は何とか撤退するも、峰山アンナは段野ハナに学生証を抜き取られ身元バレして学校の前で待ち伏せされてしまい……
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