「ダンまち」ヘファイストス~至高の鍛冶神、眼帯の下の右目とヴェルフとの関係、ファミリアメンバーなど~

 今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、至高の鍛冶神「ヘファイストス」について解説します。

 ヘファイストスはオラリオ最高峰の鍛冶師系ファミリア「ヘファイストス・ファミリア」の主神。

 姐御肌で職人肌の面倒見の良い女神ですが、実は恋愛方面では結構ポンコツでかわいい一面も持ち合わせています。

 本記事ではそんなヘファイストスのプロフィールや人間関係、特に眼帯の下の右目にまつわるエピソードを中心に解説してまいります。

「ダンまち」ヘファイストスのプロフィール

基本プロフィール(声優など)

 ヘファイストスはオラリオ最高峰の鍛冶師系ファミリア「ヘファイストス・ファミリア」の主神。

 元ネタであるギリシャ神話では男神ですが本作では女神として登場しています。

 外見は右目を眼帯で隠した赤髪ショートカットの凛々しい美女。

 性格は基本的に面倒見が良く大らかな神格者ですが、怒らせると非常に怖いタイプです。

 「神匠」と呼ばれるほどの鍛冶師であり、「神の力(アルカナム)」を使えない現状であってもその鍛冶の技量は文字通り神域。

 作中ではベルが振るう『ヘスティア・ナイフ』を手掛けており、人類最高峰の鍛冶師とされる椿でさえヘファイストスの技量を化け物と評していました。

 声優は寺崎裕香さんが担当。

ヘファイストス・ファミリア(概要・メンバー)

 ヘファイストス・ファミリアはオラリオ最高峰の鍛冶師系ファミリア。

 そのブランドは冒険者の間でも信頼が厚く、新人から第一級冒険者まであらゆる層の冒険者に愛用されています。

 発展アビリティ【鍛冶】を発現したLV2以上の上級鍛冶師を多数抱えており、その規模や影響力は相当なもの。

 ただし名前付きで登場した団員は今のところ次の2名のみとなっており、組織の全容に関してはあまり詳しく語られていません。

椿・コルブランド(団長)
ハーフドワーフの豪快な女傑。
「最上級鍛冶師(マスター・スミス)」の称号を持つ人類最高峰の鍛冶師。
打った武具の試し切りのためにダンジョンにも潜っている。
LV5

ヴェルフ・クロッゾ(改宗済)
魔剣鍛冶師クロッゾ家の血を引く青年。
精神的にまだまだ未熟だが才能豊かで、周囲から目をかけられている。
現在はヘスティア・ファミリアに改宗済。
LV1→LV2


「ダンまち」ヘファイストス、眼帯の下の右目

 ヘファイストスは右目に眼帯をしていますが、これは彼女が隻眼だからではありません。

 彼女は右目に強烈なコンプレックスを抱えており、それを隠すために眼帯をしているのです。

 具体的にその右目が如何なるものかは原作でも語られておらず不明。

 ただへファイストスに好意を伝えた眷属たちでさえその右目を見て恐怖し、神々でさえたった一人を除き嫌悪を隠せなかったと言いますから、単に醜いだけではなく、ある種の呪いに近い代物なのかもしれませんね。

 ちなみに元ネタのギリシャ神話では、ヘファイストスは両足の曲がった奇形児として生まれたために母であるヘラに捨てられたという話がありますが、特に目に関する話は伝わっていません。

「ダンまち」ヘファイストスとヘスティア

 天界の神々の中で、唯一ヘファイストスの右目を嫌悪せず受け入れてくれたのが同郷のヘスティア神でした。

 そのためヘファイストスとヘスティアとは今でも続く無二の親友。

 ヘスティアが下界に降りてきた時には、どこにもあてのなかった彼女を三か月もの間居候させ面倒を見ていました。

 あまりに自堕落な生活を続けるヘスティアにキレて彼女を追い出した時でさえ、ちゃんと住む場所は提供してあげています。

 挙句、ヘスティアの頼みでベルに自ら武器(ヘスティア・ナイフ)を打ってあげているのですから、何だかんだ無茶苦茶甘いですよね(ヘスティアに二億ヴァリスという借金は背負わせたものの、返済能力皆無の彼女にこんな投資をすること自体が普通あり得ない)。


「ダンまち」ヘファイストスとヴェルフ・クロッゾ

 ヘファイストスが眷属の中でも格別目をかけているのがヴェルフ・クロッゾです。

 ヴェルフは才能はあるもののまだまだ未熟で、魔剣に対する拒否感など様々課題を抱えた問題児。

 当初はヘファイストスも彼に関して頭を悩ませていました。

 二人の関係性が変わったのは原作8巻で、ヴェルフがヘファイストスに「貴女に認められる武具を作ることが出来たら付き合って欲しい」と告白したことが切っ掛け。

 ヘファイストスが眷属からこの手の告白を受けるのは珍しくなく、彼女はいつものように右目を見せてそれを断ろうとしました。

 しかしヘファイストスの右目を見ても一切動じることなく、毅然と好意を貫き通すヴェルフ。

 初めて異性から右目というコンプレックスを超えて好意を伝えられたヘファイストスは、ヴェルフの前では辛うじて平静を保っていたものの、以降周囲にはばかることなくそのことを惚気まくるほどヴェルフに好意を抱くようになります。

「ダンまち」ヘファイストスとアフロディーテ

 ヘファイストスは天界にいた頃、女神アフロディーテと恋人同士だったそうです。

 ヘファイストスがアフロディーテと付き合っていた理由は、右目にコンプレックスを持っていたからこそ美しいものを求めた結果なのだとか。

 ただこの二人の関係はアフロディーテの浮気により破局。

 その際、ヘファイストスはアフロディーテに極めて苛烈な制裁を加えたらしく、同郷のヘスティアたちはその過去を思い出しただけで恐怖に震え、アフロディーテはヘファイストスを見ただけで気絶しそうになるほど。

 ヘファイストスにとっても思い出したくもない黒歴史のようです。

 

 ちなみに元ネタのギリシャ神話でもヘファイストスとアフロディーテは夫婦でしたが、アフロディーテはアレスと浮気をし、怒ったヘファイストスは情事の最中の二人を縛り上げ、神々の前で晒し者にした挙句、慰謝料をふんだくって離婚したのだとか。

 怒らせたら怖いのは元ネタ由来なんですね。

【まとめ】「ダンまち」キャラクター一覧



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