「ダンまち」ヘラ~最恐最悪のヤンデレ、ヘラ・ファミリア、ゼウスやフレイヤ、ベルとの関係、現在(生きてる)など~

 今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、作中最恐最悪の女神「ヘラ」について解説します。

 ヘラはかつて「ゼウス・ファミリア」と並びオラリオの双璧と称された「ヘラ・ファミリア」の主神。

 隻眼の黒竜との戦いに敗北した後、ゼウスと共にオラリオを追放され、現在は行方不明ということになっている神物です。

 未登場ながら様々なところで最凶の存在として語られ、畏怖されているヘラ。

 本記事ではそんな女神のプロフィールやヘラ・ファミリアの過去、登場人物との関係などを中心に解説してまいります。

「ダンまち」ヘラのプロフィール

基本プロフィール

 ヘラはかつて「ゼウス・ファミリア」と並びオラリオの双璧と称された「ヘラ・ファミリア」の主神です。

 最後の三大クエスト・隻眼の黒竜の討伐に失敗し、ファミリアが壊滅状態に陥ったことでゼウスと共にロキフレイヤにオラリオを追放され、現在は行方不明ということになっています(詳細は後述)。

 作中未登場であり、ビジュアルについては不明。

 ただ、神物像については様々なところで語られており、神々の間でも最恐最悪の存在だったようです。

 夫ゼウスに関しとてつもない嫉妬深さを見せるヤンデレであり、傲岸不遜かつ自己中心的な武闘派。

 子供(=人類)に対しては女神らしい慈悲深さを持っていたものの、神々に対してはとても苛烈で一切の容赦がありませんでした。

 ロキが評した「最強最悪(クレイジーサイコ)」「超絶残虐破壊衝動女(ハイパーウルトラヒステリー)」などの言葉がヘラの人柄をよく表していますね。

ギリシャ神話におけるヘラ(元ネタ)

 ヘラは元ネタであるギリシャ神話においても、嫉妬深く苛烈な女神として知られています。

 ヘラはギリシャ神話の最高神ゼウスの妻であり、結婚・母性・貞節を司る最高位の女神。

 ゼウスの姉でもあります(ギリシャ神話は姉弟婚がザラ)。

 その嫉妬深さからゼウスの浮気相手やその子供に苛烈な罰を与え、数々の悲劇を引き起こすのがギリシャ神話の定番。

 トロイア戦争の元凶の一神でもあり、ギリシャ神話の神は本当にろくなことをしませんね。


「ダンまち」ヘラ・ファミリアとは

ゼウス・ファミリアと並ぶ人類最強ファミリア

 ヘラ・ファミリアはゼウス・ファミリアと共に長きにわたってオラリオの頂点に君臨してきた人類最強のファミリア。

 LV9の団長を筆頭に、団員たちはみな化け物揃いだったようです。

 ゼウス・ファミリアと並び双璧と呼ばれていましたが、ゼウス・ファミリアの団長マキシムはLV8ですし、実際の力関係ではヘラ・ファミリアの方が上っぽいでえね。

 最後の三大クエスト・隻眼の黒竜の討伐にこそ失敗していますが、他二つのベヒーモスとリヴァイアサンの討伐には成功しており、その功績は間違いなく人類最高峰。

 ロキ、フレイヤには三大クエスト失敗を咎められて追放されたということになっていますが、実際には時代の英雄たちの踏み台となるために追放されたのだろうと言われています。

メンバー(団長はLV9の女帝)

 判明しているヘラ・ファミリアのメンバーは以下の通り。

女帝(団長)
LV9という規格外の強さを持つ「最恐の女」。
ヘラの生き写しとされるほどの暴君で、若き日のオッタルをぶちのめし、それでもなお戦意を失わないオッタルに「あと十年たったら夫にしてあげる」と告げたのだとか。

アルフィア(幹部)
LV7、才禍の怪物と評され、神時代以降最も才能に愛された女。
凄まじい才能の代償に病に侵されており、リヴァイアサンとの戦いを最後に第一線を退く。
作者曰く女帝相手にもワンチャンあるのだとか。

メーテリア
アルフィアの双子の妹。
アルフィアと同様に不治の病に侵されていたが、姉と違って冒険者としての才能は一切なかった。
優しく誰からも愛されていたが、怒ると怖く、ヘラがメーテリアの甘味をこっそり食べた際には、激怒しヘラを石の床の上で正座させたのだとか。
ベル・クラネルの母親。


「ダンまち」ヘラとゼウス

 ヘラは夫であるゼウスに関してとにかく嫉妬深い女神として知られています。

 ゼウスはとてつもなく女好きでしょっちゅう色んな女性にちょっかいを出しており、それに激怒したヘラがゼウスに折檻するというのが定番だったようです。

 そうした事情から、ヘラはゼウスが興味を持つ女神とはあまり折り合いが良くなかった模様。

 ゼウスが手を出さない存在として、唯一ヘスティアとだけは友好的な関係を築いていたようです(ヘスティアは元ネタのギリシャ神話でも処女神としてゼウスから認められている)。

 また、アフロディーテもアホの子として可愛がっていた模様。

「ダンまち」ヘラとフレイヤ

 ヘラと折り合いの悪い女神の筆頭がフレイヤ。

 かつてヘラはゼウスに世界を救うためフレイヤをスカウトするよう頼まれたのですが、その方法というのが無茶苦茶。

 抗争を仕掛けてフレイヤの眷属を殺害し、無理矢理オラリオに身を置かせたと言われています。

 フレイヤは「夫婦劇(茶番)」に巻き込まれた挙句、伴侶(オーズ)探しを中断させられたと、ヘラを目の敵にしていました。

 まあ要するに、ヘラがゼウスに気に入られているフレイヤに嫉妬して、こうした苛烈な手段に出たということなのでしょうね。

「ダンまち」ヘラとベル・クラネル

 主人公のベル・クラネルはヘラの眷属メーテリアと、ゼウス・ファミリアのサポーターの男との間に生まれた子供です。

 ただベルはそうした自分の出生の事情については知らず、義理の祖父であるゼウスに育てられました。

 ここで気になるのはベルがなぜヘラでなくゼウスに育てられたのかという点。

ベルはヘラからすると可愛い娘の子供でもありますが、娘をたぶらかした男の子供でもあります。

 ギリシャ神話のヘラの行動を考えれば(自分の子供であるヘファイストスさえ冷遇した)、ベルに何をしでかすか分からず、それを危惧したという可能性はありますね。

「ダンまち」ヘラの現在(生きてる)

 ヘラは作中未登場で行方不明ではありますが、生きていることは間違いありません。

 ヘルメスたちの言動からすると、どうやらゼウスを追いかけまわしているようですが、どうしてゼウスが逃げ回っているのかは不明です(どうせ女性関係でしょうが、ずいぶん長いこと逃げ回ってますね)。

【まとめ】「ダンまち」キャラクター一覧



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