今回は原作・赤坂アカ、作画・横槍メンゴの豪華タッグがヤングジャンプで連載中の人気作【推しの子】から、アイ殺害の実行犯「リョースケ」について解説します。
リョースケは第1章の幼年期編で登場し、雨宮吾郎と星野アイを殺害した実行犯。
元はアイの熱狂的なファンだったのですが、その想いを黒幕に利用され、凶行に及んでしまいました。
そしてアイ殺害直後に罪悪感から自殺(死亡)。
本記事ではそんなリョースケのプロフィールや犯行・死亡の経緯、黒幕との関係や転生再登場の可能性などを解説していきたいと思います。
【推しの子】リョースケのプロフィール(誰?)
基本プロフィール(本名、年齢、声優など)
リョースケは第1章「幼年期」編で登場した青年。
第1話でアクアの前世である雨宮吾郎、そして第8~9話で星野アイを殺害した実行犯です。
本名は菅野良介(映画「15年の嘘」のキャスティングでは貝原亮介となっていましたが、故人に配意して敢えて別の名前を使った模様)。
元はアイの熱狂的なファンで隠し子を作ったアイを逆恨みし、刺殺しました(ゴロー殺害の理由は不明)。
年齢はアイを殺害した時点で22歳の大学生。
何ら特別なスキルを持たない一般人で、彼がアイの新居を突き止められたはずがなく、当初から協力者の存在が示唆されていました(詳細は後述)。
声優は田丸篤志さんが担当。
元はアイに認知されるほどのTO
リョースケはもともとかなり熱心なアイのファンだったことが分かっています。
握手会にもよく来ていて、アイの自宅のリビングには彼がお土産で渡した星の砂が飾られていました。
アイは「相貌失認」で人の顔と名前を覚えるのがとても苦手なのですが、リョースケのことはしっかり認知していたので、TOに分類されるファンだったのでしょうね。
それだけにアイにかける想いは強く、そこを黒幕に利用されたものと思われます。
【推しの子】リョースケ、逮捕・死亡経緯
リョースケはドーム公演当日の昼前、アイの自宅に花束を持って押しかけ、彼女を刃物で刺殺しました。
しかしアイが自分のことを覚えており、彼女なりのやり方で自分たちファンを愛そうとしていたことを伝えられると、罪悪感に駆られてその場から逃走。
リョースケは数時間後に自殺を図り、病院で死亡が確認されたことが報道されていました。
おそらくタイミング的には逮捕前。
アイを殺害した罪悪感に圧し潰されての自殺とされています。
【推しの子】リョースケは何故アイを殺した?
リョースケが星野アイを殺害した動機は、彼女がアクアとルビーという隠し子を作っていたことを知り、裏切られたと思ったためです。
世間的には双子の存在は明かされていませんでしが、後述する黒幕からその双子の存在を伝えられ、感情が抑えられなくなり犯行に及んだものと思われます。
隠し子の存在自体は妊娠中から既に知っていたようで、アイが出産のために入院していた宮崎の病院にも姿を見せています。
ただその時はリョースケの存在を怪しむゴローを殺害してその場から逃走したため、アイに直接の危害は及びませんでした。
しかし4年後、黒幕を通じてアイの新居の場所を知ったリョースケは、とうとうアイにその刃を突き立てることになります。
【推しの子】リョースケと黒幕の関係
リョースケに隠し子(双子)の存在やアイの自宅の場所を教え、アイを殺害するよう唆した黒幕。
それは双子の父親でもあるカミキヒカルという男でした。
カミキヒカルは価値あるものを殺すことで自分の価値を見出すサイコパス。
しかも自分の手は汚さず他人を示唆してそれを実行する卑劣な人間です。
ここから先は想像ですが、カミキヒカルは自分にとって最も価値ある女性であるアイを殺すため、アイの熱烈なファンであるリョースケを使うことを思いつきました。
アイの隠し子の存在をリョースケに教え、彼女はファンを裏切っていると殺害を示唆。
さらにアイの居場所(入院していた宮崎の病院や引っ越したばかりの新居)を伝えて、犯行に協力したのではないかと思われます。
警察もリョースケに協力者がいることは疑っていたようですが、結局カミキヒカルにその手が及んでいなかったことを考えると、二人の接触は相当限定的だったようです。
【推しの子】リョースケとニノ
158~159話では何ともう一人の黒幕、ニノこと新野冬子との関係が明かされました
「良介を死なせたあの時から」
「私はもう……」
実はリョースケは元々ニノのファンであり恋人でした。
しかしリョースケはアイに推し変。
ニノはファン兼恋人をアイに奪われてしまい、アイに歪んだ嫉妬と信仰を抱く様になってしまいます。
そしてニノはアイを殺害した直後の追い詰められたリョースケに「死んでよ」と告げ、それが最後の引き金となってリョースケは自殺。
全てを失ったニノは密かに暴走してしまいます。
【推しの子】リョースケの転生・再登場の可能性
この【推しの子】という作品は主人公の双子が推しのアイドルの子供に転生する作品。
一部ファンの間では自殺したリョースケが転生して再登場する可能性が噂されることがあります。
ではその可能性は実際どの程度あるのかというと……まあ、限りなくゼロ。
この【推しの子】世界でも転生は何か特殊な存在(神?)の思惑があった場合に起こるレアケースですし、はっきり言ってリョースケを転生させる理由はありません。
彼に関する情報はアクアが調べつくし、映画「15年の嘘」の中で語られるでしょうし、物語的にも特に転生させてまで再登場させる理由はなし。
強いてあるとすれば、転生したリョースケが映画「15年の嘘」を見てアイの真実に涙するとかそんなシーンが一瞬描かれるみたいな展開が考えられますが……まあ完全に蛇足ですね。
ほんとに誰得って感じなので、まずリョースケの転生再登場はないと考えるべきでしょう。
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