今回はヤンマガ本誌で連載中の図書館お仕事コメディ「税金で買った本」から、学校司書の「芦川さん」について解説します。
芦川さんは石平くんたちが通う西高校の学校司書の女性。
趣味で配信をしていて、初登場は読書の楽しさを広めるVチューバ―「ぱーんちゃん」の中の人としてでした。
陰の者でやや頼りなくはあるものの、実は情熱あふれる司書さんな芦川さん。
本記事ではそんな芦川さんのプロフィールや、Vチューバ―「ぱーんちゃん」を中心に解説してまいります。
「税金で買った本」芦川さんのプロフィール
基本プロフィール
芦川さんは主人公の石平くんたちが通う学校司書。
外見は黒髪ロングで垂れ目と角のような髪留めが特徴の気弱そうな女性。
年齢は分かりにくいですが、白井が高校生の時から学校司書をしていたそうなので、恐らく30代と思われます。
性格は一見頼りなくどこかオドオドしている陰の者。
ただし実際はかなりイイ性格をしていて、結構押しが強く強引です。
西高校の学校司書
芦川さんは石平くんたちが通う西高校の学校司書です。
学校司書は司書教諭とは違って教師ではなく、また雇用形態や必要な資格も自治体によってさまざま。
司書資格が必要とされるところもあれば、資格不問のところもあって、描写からすると芦川さんは司書資格をもった学校司書さんのようですね。
学校司書は教師ではないため、生徒の引率など業務上できないこともあるようですが、学校図書の専門家として、公共や市内の他の高校と合同でイベントを企画したり、読書の楽しさを広めるために積極的に活動しています。
「税金で買った本」芦川さんとぱーんちゃん
読書感想文編でVチューバーの中の人として初登場
元々芦川さんは、81~86話で描かれた「読書感想文の書き方」に登場した謎のVチューバ―「ぱーんちゃん」の中の人として登場しました。
「ぱーんちゃん」は読書感想文の書き方など読書の楽しさを伝えるVチューバ―で、石平くんは偶々見つけて目にしたそのキャラが妙に頭に残り、夢や幻覚を見るようになります。
ただその「ぱーんちゃん」はあくまで石平くんが作った幻想なので、Vチューバ―「ぱーんちゃん」とは別物。
本来の「ぱーんちゃん」は再生数の伸びない、見ていて思わず寝てしまうような不人気Vチューバ―です。
そんな「ぱーんちゃん」の中の人、芦川さんが実際に登場したのは読書感想文編のラスト(86話)で、続く87話「学校図書館 第234号」では何故Vチューバ―をしているのかについて語っています。
読書の楽しさを広めるためにVチューバ―に?
芦川さんは読書や読書感想文の楽しさを生徒や子供たちに伝えるためにVチューバ―を始めました。
別にVチューバ―である必要はありませんが、本人がやってみたかったようです。
「ぱーんちゃん」の絵は、別の高校に勤めている時知り合った白井にキャラクターデザインとイラストを頼んで制作。
白井は市立図書館のマスコットキャラ「ほーんちゃん」からそのデザインをパクっているとの疑惑もありますが、芦川さんは「ぱーんちゃん」はあんまり見られてないし影響ないだろと開き直っています。
ちなみに「ぱーんちゃん」は、石平くん曰く、喋り方下手で眠くなるのに、不思議と耳に残る声をしているそうです。
「税金で買った本」芦川さんの人間関係
芦川さんはずっと石平くんたちの通う西高校で働いていましたが、石平くんは高校の図書館が教室から遠いという理由で読書感想文編まで全然図書館に通わず、芦川さんとは面識がありませんでした。
ただ知り合って以降は普通に交流があり、仲良くしているようですね。
また芦川さんは白井の高校(西高校とは別)の学校司書をしていたこともあり、その頃に白井と知り合い、白井に「ぱーんちゃん」の絵を描かせるなど、いいように使っているようです。
市内の学校司書は定期的に交流を持っており、その縁で元学校司書の角野さんや朝野さん、石平くんの中学時代の学校司書・桜木さんなどとは親しくしています。
ちなみに角野さんや桜木さんからは、当然高校でも石平くんが図書館に入り浸っているものと思われており、石平くんが高校図書館に全然姿を見せなかった時は、自分に何かいたらないところがあったのかと不安に思っていました。
「税金で買った本」芦川さんとビブリオバトル
芦川さんは97~103話で描かれた長編「ビブリオバトルガイドブック」編でも登場しています。
市立図書館と西高校、東高校が中心となって行う市内高校生ビブリオバトル大会。
その参加者を集めるため、図書委員の柴さんに泣きついていたのが芦川さん。
丁度その時期2年生が修学旅行で不在だったこともあり、参加者を集めるのに苦労していた芦川さんは、朝野さんを通じて石平くんにも参加を要請していました。
ちなみにお試しでやったビブリオバトルには芦川さんも参加しており、芦川さんの微妙な反骨ぶりが分かる内容にもなっています。
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