今回はヤンマガ本誌で連載中の図書館お仕事コメディ「税金で買った本」から、隠れた最強ガール「小池 芹菜（こいけ せりな）」について解説します。
小池さんは主人公の石平くんたちが働く図書館の若手女性職員。
経験は少ないながらも児童図書係のチーフとして奮闘する、元気で可愛らしい女性です。
登場当初は気弱そうなイメージが先行していましたが、後に隠れた最強キャラであることが判明する小池さん。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや登場話（何話？）などを中心にその魅力を語ってまいります。
「税金で買った本」小池芹菜のプロフィール
引用元：ずいの Twitter
基本プロフィール
小池芹菜（以下、小池さん）は主人公の石平くんたちが働く図書館の若手女性職員です。
外見は色素の薄い髪を背中まで伸ばした、細身で（ぺったんこの）可愛らしい雰囲気の女性。
新卒2～3年目の公務員ということなので年齢は20代前半と思われます。
仕草がちょっとあざといくらいにかわいいので、年齢以上に幼く見えますね。
図書館員としてはまだ経験が浅く、登場当初は頼りなさげなイメージが先行していましたが、実はとても精神的に強いタフガール。
失敗しても気に病むことなく、いつも前向きに職務に取り組んでいました。
当初はサブキャラ的な位置付けで決して目立つ存在では無かったのですが、70話の「めがねうさぎ」で見事にキャラが立ち、注目を浴びることになります。
キャラ名は絵本作家の「せなけいこ」から。
児童図書係のチーフを務める新卒正規職員
小池さんは児童図書係のチーフを務める正規職員です。
専任の図書館職員として就職したわけではなく、市の職員が偶々図書館に配属されただけなので、司書資格などは持っていません。
元々彼女が新卒で図書館に配属された際には、児童係にはもう一人ベテランのチーフがいたのですが、年度途中でチーフが病気休職に。
新卒の小池さんが（他の児童係は非正規なので）チーフを務めざるを得なくなった形です。
それでも朝野さんたち経験の長い非正規職員にサポートされながら奮闘し、完璧とはいかないまでも1年以上チーフの職務を全う。
現在に至るまで正規職員の補充はなく、正規職員の権限でしかできない業務が彼女に集中し、大変な状況が続いています。
しかしそんな中でも自ら調べてイベントを企画するなど積極的に業務に取り組んでおり、周囲からはとても可愛がられているようです。
「税金で買った本」小池芹菜の登場話（何話？）
マンガでわかる最高の会議 実践編（23話）
小池さんの初登場は23話の「マンガでわかる最高の会議 実践編」。
とは言えこの話のメインは選書会議で揉める角野さんと梨原さん、そして会議を何とか軟着陸させようと奮闘する今村さん。
小池さんは会議に参加するちょい役でした。
選書会議になれていないのか朝野さんにサポートされ、やや頼りない雰囲気を漂わせていましたね。
ぬいぐるみおとまりかい（26話）
続いて小池さんが登場したのが26話の「ぬいぐるみおとまりかい」。
児童図書係が小池さんの発案で「ぬいぐるみお泊り会」を企画し、それを石平くんが手伝うという内容。
この話で初めて小池さんの名前と役職が判明しました。
「ぬいぐるみお泊り会」とはアメリカ発のイベントで、子供たちにぬいぐるみと一緒に読み聞かせをした後、ぬいぐるみを図書館に寝かせてバイバイ。
次の日ぬいぐるみを迎えに来ると、夜の図書館を冒険したり本を読んだりするぬいぐるみたちの写真がアルバムになって見れるというイベントです。
アルバム作りとか大変でしょうに、明るく楽しそうに業務に取り組む小池さんの姿が描かれていました。
季節のオーナメント 秋と冬（54話）
54話でも行方不明になった本を探す早瀬丸さんたちを手伝う形でちょっとだけ登場しています。
この時には石平くんも小池さんの名前を憶えて顔見知りになっていましたね。
ちなみにこの時やらかした茉莉野は経歴的に小池さんとほぼ同年代……えらい違いだな。
かいけつゾロリ・めがねうさぎ（67～70話）
小池さんのキャラクターが明確になったのが、67～70話の「かいけつゾロリシリーズ」と「めがねうさぎ」。
内容としては選書会議で想いが暴走し、小池さんの経験の少なさを責めるような発言をしてしまった角野さんを中心とした話。
反省した角野さんが70話で小池さんに謝るのですが、実は小池さんは選書会議の時、お腹が痛くて全く角野さんの話を聞けていなかったというオチ。
周囲からは角野さんにいじめられても健気に振舞う女の子と思われていた小池さんですが、実際は全く失敗などを気に病まないタフガールだったのです。
嫌なことを言われてもそもそも気づかない小池さんは最強か？
石平くんが小池さんの強さに恐れおののき、締めくくられます。
「税金で買った本」小池芹菜はここがかわいい
小池さんはとにかくかわいいです。
個人的には今村さんと本作におけるかわいさの双璧ですが、今村さんが不憫かわいいのに対し、小池さんは正統派。
ビジュアルも性格もかわいらしく、表情も動きも豊かで良い意味でお人形さんのようです。
というか、70話で一気にキャラが膨らみましたよね。
表情がころころ変わって本当にかわいらしいですし、子供たちの絵に仕込んでいたサクラが見つかったときの「スッ」となった時の落差が絶妙。
単なる天然キャラでもなく、「ぬいぐるみお泊り会」を手伝ってくれた石平くんに成功報告をするなど、気遣いがしっかりできるコミュ力の高さも持ち合わせています。
今後もっと前面に出てきて活躍してほしいですね。
「税金で買った本」小池芹菜は白井がお気に入り？
小池さんは密かに白井がお気に入りな模様。
白井は資料係の筋肉ダルマで、今のところ直接的な小池さんとの絡みはありません。
にもかかわらず小池さんが白井を気に入っているという根拠は、彼女の好きな本「めがねうさぎ」。
「めがねうさぎ」はおばけが出てくる絵本なのですが、主人公の「めがねうさぎ」はメガネを無くしてお化けを怖がらず、おばけと友達になってしまうというお話。
その無敵具合とメガネをかけているところが、密かに白井に似ていると思って気になっていたようです（石平くんはむしろ、小池さんのが「めがねうさぎ」に似てると思っていた）。
現時点では単にお気に入りの絵本のキャラに似ているといった程度のものですが、今後作中でこの二人が絡むようなことがあれば……（どう考えても陰キャの白井が苦手そうなキャラなので）笑いますね。
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