「忘却バッテリー」土屋和季~俊足のオタク中堅手(センター)、その活躍と催眠術など~

 今回は「ジャンプ+」の人気野球漫画「忘却バッテリー」から、小手指高校の俊足中堅手「土屋 和季(つちや かずき)」について解説します。

 土屋和季は主人公たちの一学年上の先輩で、その俊足を買われて野球部に誘われた少年。

 気弱なオタク少年ですが、その俊足を活かして着実にチームに貢献しています。

 記憶喪失、二重人格というオタク心に刺さる設定を持つ要圭のファンであり、ちょくちょく要圭を調子に乗らせる土屋和季。

 本記事ではそんな彼のプロフィールや人間関係、作中での活躍を中心に解説してまいります。

「忘却バッテリー」土屋和季のプロフィール

基本プロフィール(誕生日、身長、声優など)

誕生日11月17日
身長169cm
血液型A型
所属都立小手指高校
出身軟式野球部
ポジション中堅手
投打右投右打
背番号8番
家族一人っ子
声優山谷祥生

 土屋和季は主人公の要圭清峰葉流火らと同じ小手指高校に通う一学年上の先輩です。

 見た目は長い前髪で目を隠した気弱そうな細身の少年。

 中学時代は野球部に所属していましたが、体育会系のシステムに馴染めず、高校では当初帰宅部となっていました。

 しかし練習をサボって逃げ出した要圭に偶々出くわしたことがきっかけで野球部に入部(原作17~18話)。

 要圭の記憶喪失、二重人格という設定が土屋和季のオタク心にぶっ刺さり、いつも要圭を「すごーい」と褒めて調子に乗らせています。

 性格は気弱ながら心優しいオタクで、オカルト系など専門分野(?)の話になると途端に饒舌になるタイプです。

千早に匹敵する俊足の中堅手

 土屋和季は千早に匹敵する俊足の中堅手です。

 中学では補欠、しかもその後野球を辞めていたため、技術的には全く未熟。

 体力もなく、打力もあまり期待できません。

 ただしその脚力だけは本物で、15mのダッシュであれば千早に匹敵するほど。

 広い守備範囲と塁に出た時の走塁には、技術的な不安はありますが周囲も一目置いています。


「忘却バッテリー」土屋和季の人間関係(要圭)

 土屋和季は要圭と仲良し。

 記憶喪失、二重人格というオタク心にぶっ刺さる設定を持つ要圭のファンで、いつも意味も分からず彼を褒めて調子に乗らせています。

 ノリが緩く根が怠け者なところも相性◎。

 またオタク系で気弱な性格に理解を示してくれる千早や山田との仲は良好ですが、逆に根性主義の藤堂、清峰とは噛み合わないこともしばしばです。

 同学年で野球部の鈴木、佐藤とは気弱で緩いノリのキャラ同士相性が良く、部活外でも一緒に行動しています。

「忘却バッテリー」土屋和季と催眠術

 土屋和季はオカルトに造詣が深いタイプのオタクです。

 作中では原作19話で小手指のメンバーが面白がって要圭の記憶を取り戻そうとした際、土屋が提案したのが催眠術。

 周囲が胡散臭がる中、土屋はとてつもなく饒舌に催眠術について語りだし、要圭をスポーツ催眠(?)のお店に連れて行きました。

 ただ、その催眠術のお店は五円玉を使うオールドタイプで、要圭が眠った際には催眠術をかけた本人も驚いていたほど。

 土屋は催眠術とかオカルト系が好きなだけで、別にそうした方面にツテがあるわけではないようです。

 なお、翌日要圭は記憶を取り戻していましたが(正確には別人格に変わっただけ)、催眠術が効いたわけではありません。多分。


「忘却バッテリー」土屋和季の活躍

俊足を活かした広い守備範囲で仲間を援護

 土屋和季は他の天才メンバーには劣るものの、その俊足を活かしてチームに貢献しています。

 最初に彼が光ったのが、一年目夏の三回戦、星明戦。

 小手指は清峰を温存するため、二年生の鈴木がマウンドに立ちます。

 ただ鈴木は初めての公式戦登板でガチガチになり、いきなり初回四失点。

 しかもノーアウトでピンチは続きます。

 そこを救ったのが守備陣。

 まずは藤堂、千早、山田が堅い守備でツーアウトにすると、続いてセンターに運ばれた大きな打球を土屋和季が俊足を活かしてキャッチ、スリーアウト。

 鈴木に「みんなで守るぞぉ」と声をかけ、彼の心を立て直したのでした。

千早とのWスチール、追加点

 一年目夏の準決勝、帝徳戦。

 三回に打席に立った土屋和季は、150キロオーバーの速球を投げる飛高から、後逸でノーアウトのランナーに。

 本来であれば俊足を活かして盗塁し、チャンスを広げたいところですが、土屋には盗塁技術がなく走れません。

 その後、千早が四球でノーアウト一、二塁となると、二人はWスチールを決行。

 投手の動きを盗む技術や経験のない土屋でしたが、千早の動き出しに合わせることで見事Wスチールを成功させノーアウト二、三塁に。

 その後、犠牲フライで本塁に帰り、見事に追加点を獲得したのでした。



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