今回は「ジャンプ+」の人気野球漫画「忘却バッテリー」から、実力・性格共に完璧な後輩「陽ノ本 照夜(ひのもと てるや)」について解説します。
陽ノ本照夜は主人公たちの一学年下の後輩。
清峰・要バッテリーが所属していた宝谷シニアの後輩でもあり、友人の瀧正雪と共に二人を慕って小手指高校に入部してきました。
帝徳の陽ノ本当の弟であり、兄を尊敬しつつ兄と戦う道を選んだ照夜。
本記事ではそんな彼のプロフィールや過去、人間関係を中心に解説してまいります。
「忘却バッテリー」陽ノ本照夜のプロフィール
基本プロフィール
誕生日 | 3月28日 |
身長 | 168cm |
血液型 | O型 |
所属 | 都立小手指高校 |
出身 | 宝谷シニア |
ポジション | 三塁手 |
投打 | 右投左打 |
背番号 | 5番 |
家族 | 父、母、兄 |
声優 | ー |
陽ノ本照夜は主人公の要圭や清峰葉流火らと同じ小手指高校に通う一学年下の後輩。
一年目の夏の大会が終わった後に友人の瀧と共に登場し(当時中学生)、シニアの先輩であった要・清峰を慕って小手指高校に進学してきました。
外見はアイドルグループにいそうな雰囲気の爽やかなイケメン。
性格も真面目で誠実、ややクール系ですが社交性も高く周囲から好かれています。
しいて課題を挙げるとすれば、完璧な後輩過ぎるが故に、クセの強い小手指メンバーに埋もれがちな点でしょうか。
攻守堅実な三塁手
陽ノ本照夜は攻守堅実な三塁手です。
名門シニア出身だけあって守備力に関しては文句なし。
彼が加わったことで小手指の内野は一塁手山田、二塁手千早、遊撃手藤堂と名門校と比較しても遜色ない布陣になりましたね。
打者としては確実に繋いでチームバッティングに徹するタイプ。
野球選手としてはやや小柄でパワーこそありませんが、そのセンスは中々のものです。
「忘却バッテリー」陽ノ本照夜と兄・当
陽ノ本照夜は甲子園常連校・帝徳高校の二枚看板の一人、陽ノ本当の弟です。
兄は幼い頃からずっと特別な選手であり、陽ノ本照夜は兄に憧れて野球を始めました。
ただ、陽ノ本照夜は兄程実力も身長も伸びることはなく、いつしかチームでのあだ名は「弟」になり、周囲の記者たちは皆兄にしか興味がありません。
そんな複雑な関係にありながら、陽ノ本照夜は兄を心から慕っています。
「兄は僕の誇りです」
0.1秒で心の底から即答できることが彼の誇り。
兄はひたすら善人で、両親も兄弟を平等にひいきもせず愛してくれました。
遺伝子も環境も完璧。だからこそ、兄を嫌えないし言い訳できない。
自分にだけ長所も適性もないのは、自分が悪い以外に理由がないのだと、陽ノ本照夜は人知れず追い詰められていきました。
「忘却バッテリー」陽ノ本照夜の過去
小学生の時、陽ノ本照夜はふと記事で清峰・要の幼馴染バッテリーの存在を知り、会ったこともない彼らに惹かれていきました。
彼が気になったのは、兄と同じ見るからに特別な選手・清峰葉流火──ではなく、その幼馴染で小柄なのに等しく天才と呼ばれている要圭の方。
陽ノ本照夜は清峰・要バッテリーに自分と兄の関係を投影し、要に一方的に共感して中学からは清峰・要がいる宝谷シニアへ通いだします。
宝谷シニアでは清峰・要が絶対であり、彼が「弟」と呼ばれることはありませんでした。
変わり者ですが気の良い瀧正雪という友人もでき、彼はのびのびとシニアでプレーするようになります。
そして陽ノ本照夜が一方的に共感していた要圭は、間近で見れば共感していたことがおこがましいほどの完璧な選手。
やはり要圭も兄と同じ天才だったのだと思っていた陽ノ本照夜でしたが、要圭の凄まじい努力と積み重ねを見るうち、その考えが誤りであったことに気づきます。
要圭の実力は彼の努力と積み重ねによるものであり、自分は彼ほど自分を追い込めなかっただけなのだ、と。
「忘却バッテリー」陽ノ本照夜、小手指へ進学
清峰・要に憧れ、尊敬していた陽ノ本照夜は、一年目の夏の大会終了後(中学三年時)に、小手指高校に瀧と共に突撃し、二人に一打席勝負を挑みます。
そして見事敗北し、二人の実力が健在であったことを確信した陽ノ本照夜と瀧は、小手指高校に進学。
人数不足の野球部の貴重な即戦力として期待されます。
入学早々に頭角を現し、陽ノ本照夜は三塁のレギュラーとして定着しました。
「忘却バッテリー」陽ノ本照夜の活躍
陽ノ本照夜の活躍と言えば、二年目夏の東京都予選準決勝。
兄の陽ノ本当擁する帝徳高校との試合です。
帝徳の先発は兄の陽ノ本当。
二回裏、一巡目の打席が回ってきた陽ノ本照夜は、以前からずっとイメージし打つ練習を続けてきた兄のフォークを見事にはじき返し、タイムリーツーベースヒット。
小手指に先制点をもたらします。
その後小手指が逆転され七回裏。陽ノ本当が打ち崩され、投手がエースの飛高に交代した後、再びチャンスで陽ノ本照夜に打席が回ってきます。
兄を打った自分が、飛高に抑えられたら兄の格が落ちることになる。
その想いで打った陽ノ本照夜の打球はレフトに回った兄のもとへと飛び、同点へと追いつくタイムリーヒットとなりました。
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