「忘却バッテリー」陽ノ本当~飛高と並ぶ帝徳の二枚看板、弟の照夜やチームメイト(乗富)との関係など~

 今回は「ジャンプ+」の人気野球漫画「忘却バッテリー」から、明るい性格でチームメイトから慕われる「陽ノ本 当(ひのもと あたる)」について解説します。

 陽ノ本当は主人公たちの一学年上のライバルキャラの一人で、東京都の名門・帝徳高校の二枚看板の一人。

 二番手投手ではありますが、その実力はエースの飛高と甲乙つけがたく、安定感や打撃も含めた総合力では飛高を上回っています。

 本記事ではそんな陽ノ本当のプロフィールや人間関係(チームメイト、弟)などを中心に解説してまいります。

「忘却バッテリー」陽ノ本当のプロフィール

基本プロフィール(誕生日、身長、声優など)

誕生日4月4日
身長195cm
血液型B型
所属私立帝徳高校
出身不明(神奈川)
ポジション投手
投打右投右打
背番号11番
家族不明(弟がいる)
声優

 陽ノ本当は主人公の要圭清峰葉流火らの一学年上のライバルキャラで、東京都の名門・私立帝徳高校の二枚看板の一人です。

 外見はすらりとした長身とウルフショートが特徴のイケメン。

 明るくポジティブで頼りがいがあるムードメーカーで、誰もが認めるいい人。

 性格がくそ面倒くさいエースの飛高にもウザがることなく普通に接しています。

 人を集め、惹きつける力のようなものがあり、対戦した打者を絶望に突き落としてきた清峰とは対極の存在として描かれていました。

投打に優れた帝徳の二枚看板

 陽ノ本当は帝国の二枚看板の一人。

 二番手投手ではあるものの、その実力はエースの飛高と甲乙つけがたく、圧巻の球威と精度を誇る右の本格派です。

 初登場時は、清峰が「(本当の)エースはコイツだ」と評したほどの実力と雰囲気の持ち主。

 身体能力とセンスはピカイチで、打者としても帝徳で三番を打っていました。

 あまり打撃には興味がなかったのか、一年目は体格とセンスだけで押していてムラッ気があったものの、二年目はフォームを変えて高身長を限界まで使いこなしており、打者としても開眼しています。

 投打に優れ、恐らく総合力では帝徳でも随一でしょう。


「忘却バッテリー」陽ノ本当とチームメイト

千石を始め同学年は皆、陽ノ本の信者

 陽ノ本当はその明るくおおらかな性格によりチームメイトからとても慕われています。

 特に陽ノ本と同学年の主要メンバーは全員、元は敵チームだったものの、陽ノ本と甲子園に行きたくて帝徳を選んだとされています(飛高がここに含まれるかは不明)。

 105話では千石が中学時代対戦した陽ノ本に、

「千石君と同じチームだったら最高だろうなあ」

 と言われて本気にし、帝国に来たらそんな奴ら(久我、小里益村)がいっぱいいたという話を物凄く雑にしていました。

捕手・乗富大善とフォークボール

 陽ノ本当は相方となる捕手の乗富大善を得て、二年目は更にパワーアップしています。

 乗富は陽ノ本の二学年下ですが、一年生にして既に正捕手(ただし背番号は12)。

 中学二年生の時に岩崎監督にビデオレターを送り、陽ノ本は自分と組んだ方が良いとアピールして帝徳にやってきました。

 実際、乗富は陽気でノリが良く、陽ノ本とは相性抜群。

 小柄でコミカルな見た目ながら捕手としての実力は高く、捕れる捕手がいなかったためこれまで陽ノ本が投げてこなかったフォークボールを捕球し、陽ノ本の実力を最大限引き出しています。


「忘却バッテリー」陽ノ本当と弟・照夜

 陽ノ本当には二つ年下の照夜という弟がいます。

 弟も野球をやっており、兄に似て真面目で誠実な性格。

 ただ、弟は兄と違って背が伸びず(168cm)、器用に何でもこなすものの、周囲は彼を陽ノ本当の「弟」としか見ようとしませんでした。

 しかし弟の照夜は本当に良い子で兄が好きで、周囲から兄のことを聞かれると、

「兄は僕の誇りです」

 と即答。

 それは本心ではあったものの、兄と同じ環境と遺伝子を与えられた以上、自分にだけ長所も適性もないのは、自分が悪い以外に理由がないのだと、内々に鬱屈したものを抱えていました。

 そんな時、照夜は清峰と要の存在を知り、清峰という天才に食らいつく要に共感し、地元神奈川から東京の宝谷シニアに通うことに。

 しかしそこで彼が見たのは、自分とは比較にならないほど努力し、自分を追い込む要圭の姿でした。

 それ以降、照夜は兄に敵わないと諦めるのを止め、兄に挑戦するため要と同じ小手指に進学することになります。

「忘却バッテリー」陽ノ本当の活躍

 陽ノ本当は夏の予選準決勝で、二年連続で主人公たち小手指の前に立ちふさがりました。

 一年目は立ち上がりの悪い飛高に代わって四回から登板。

 落ち着いたピッチングで空気を変え、六回に一点失うものの、崩れることなく七回まで投げ抜き、八回からの飛高の再登板につなぎました。

 また、打者としても三番で清峰にプレッシャーをかけ、最終回のサヨナラをチャンスメイクするなど、帝徳の勝利に大いに貢献しています。

 二年目は乗富と組んで先発投手として出場。

 新たに手に入れたフォークを武器に躍進し、弟の照夜に二回にタイムリーを打たれ一点を失ったものの、その後はふんばり、六回まで一失点。

 ただ七回に代打佐藤によるまさかのタイムリーにより二点を失い、三失点で降板しています。

【まとめ】「忘却バッテリー」キャラクタ―一覧



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