今回は週刊少年ジャンプの傑作バレーマンガ「ハイキュー‼」から、梟谷学園の寡黙な仕事人「鷲尾 辰生(わしお たつき)」について解説します。
鷲尾は東京都の強豪・梟谷学園のミドルブロッカー。
寡黙なため梟谷学園の主要メンバーの中では存在感が薄いですが、その実力は一級品。
後にトッププロチーム入りした出世頭でもあります。
本記事ではそんな仕事人・鷲尾のプロフィールや作中での活躍、卒業後の進路(将来)を中心に解説してまいります。
「ハイキュー‼」鷲尾辰生のプロフィール
基本プロフィール(身長、誕生日、最高到達点、声優など)
所属 | 梟谷学園3年5組 → EJP(東日本製紙)RAIJIN(Vリーグ Division1) |
ポジション | ミドルブロッカー |
誕生日 | 8月29日 |
身長 | 187.8cm → 191.3cm |
体重 | 80.5kg → 85.5kg |
最高到達点 | 335cm |
好物 | ぶりの照り焼き |
最近の悩み | 初対面の子供に泣かれた → ファンサービス難しい |
声優 | 古賀明 |
鷲尾辰生は東京都の強豪・梟谷学園の3年生レギュラーです。
外見はツンツン頭で長身、強面で威圧感のある青年。
騒がしい梟谷メンバーの中にあって群を抜いて寡黙であり、試合以外のシーンでは全くと言ってよいほど存在感がありません。
実際には怖い人というわけではなく、単純に口下手で人づきあいが苦手なタイプと推察されます。
サーブ、ブロック共に強力な仕事人
パワー | 4 |
バネ | 3 |
スタミナ | 4 |
頭脳 | 4 |
テクニック | 4 |
スピード | 3 |
※最低1~最大5の5段階評価
<Vリーグ後の追加データ>
サーブ | 8 |
レセプション | 5 |
ディグ | 6 |
セッティング | 5 |
スパイク | 8 |
ブロック | 9 |
※最低1~最大10の10段階評価
鷲尾は全体的に高スペックなミドルブロッカーです。
攻守ともに強力で、得意技は強烈なジャンプサーブ。
打点の高いスパイクと併せてチームの得点源として活躍していました。
もちろんブロッカーとしても一流で、狢坂戦では全国三本指に入るエース桐生のスパイクをシャットアウトしたことも。
強いて言うならレシーブはあまり得意ではありませんが、ミドルブロッカーの鷲尾は後衛に回った時リベロと交代することが多いので、あまり目立った弱点にはなりません。
「ハイキュー‼」鷲尾辰生は寡黙
鷲尾はとにかく寡黙なキャラクターです。
日常シーンは勿論、試合で活躍した時でさえ本人が発言することはほとんどなく、周囲のキャラクターが変わりに発言していたほど。
例えば春高東京都予選、音駒戦。
鷲尾のワンタッチから木葉が繋いで存在感を発揮したシーンでは、鷲尾は無言、セリフがあったのは木葉のみ。
「『繋ぎ』は音駒の専売特許じゃねえぞォ!」
また、同試合でリエーフとの押し合いで勝利し点をもぎ取った時には、鷲尾本人は無言で仁王立ち。
何故か木兎が代わりに、
「甘えな1年坊主」
と背後から代弁していました。
「ハイキュー‼」鷲尾辰生と梟谷学園
鷲尾辰生は梟谷学園の中では寡黙で目立たない存在です。
エースの木兎、その世話役の赤葦は別格としても、同学年の木葉、猿杙、小見と比べてもとにかく地味。
木兎からも「テンションを上げなさい」とツッコまれていました。
梟谷は木兎がしょぼくれた時にはマネージャー含めチーム一丸となって木兎をおだてて盛り上げようとするのですが、寡黙な鷲尾はこれにも不参加。
淡々とプレーでチームを支えています。
「ハイキュー‼」鷲尾辰生の活躍
鷲尾は日常シーンでの活躍こそ少ないものの、試合では攻守にわたって活躍。
梟谷ではどうしても木兎や木葉の意外性溢れるプレーが目立ちますが、地味ながら堅実なプレーでチームの実力を一段上に引き上げているのが鷲尾。
音駒戦では鷲尾より長身かつスピードのあるリエーフをキッチリ抑え込み、音駒をリズムに乗らせません。
また、狢坂戦では全国三大エース桐生をシャットアウトするなど、黙々とファインプレーを見せていました。
加えてジャンプサーブを完璧に使いこなしていたミドルブロッカーは実は少なく、本当に作中全体でも屈指の実力を持つブロッカーでした。
「ハイキュー‼」鷲尾辰生の将来(プロ)
鷲尾辰生は高校卒業後、2018年時点で角名や古森らと同じEJP(東日本製紙)RAIJIN(Vリーグ Division1)に所属し、プロとなっています。
同世代でプロ入りしたメンバーは珍しくありませんが、鷲尾のようにトップチームに所属しているのはやはり少数派。
梟谷メンバーの中では木兎に次ぐ出世株です。
ちなみに同チームの角名や古森との仲は良好なようで、ストレッチしながら談笑する姿が描かれています。
「少なくとも木兎は気にしない」
「人でなしが2人も居るのは大丈夫ではない」
など、高校時代であり得ない長いセリフを喋る姿も見られ、バレー選手としてだけでない鷲尾の成長がうかがえます。
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