今回は「ジャンプ+」の人気野球漫画「忘却バッテリー」から、先輩を舐め腐っていた噛ませ犬系男「猿川 小立(さるかわ こだち)」について解説します。
猿川小立は主人公たちの一学年下の後輩。
都立なら自分でもレギュラーになれると一部の先輩たちを見下し、登場早々に噛みついて来ましたが、あっという間に分からせられて牙を抜かれた立派な噛ませ犬です。
改心して以降は意外と周囲から愛され、評価も低くない猿川小立。
本記事ではそんな彼のプロフィールや人間関係などを中心に解説してまいります。
「忘却バッテリー」猿川小立のプロフィール
基本プロフィール
誕生日 | 不明 |
身長 | 不明(180cm超) |
血液型 | 不明 |
所属 | 都立小手指高校 |
出身 | 不明 |
ポジション | 投手/外野手 |
投打 | 右投左打 |
背番号 | 9番 |
家族 | 不明 |
声優 | ー |
猿川小立は主人公の要圭や清峰葉流火らと同じ小手指高校に通う一学年下の後輩。
作中二年目から登場し、入部と同時に先輩たちに噛みつき一波乱起こした活きのよい少年です。
外見は長めの髪をうなじのあたりでまとめた長身で野性味あふれる雰囲気の持ち主。
性格は生意気でイキっているように見えますが、根は結構素直。
意外と計算高くて慎重、プライドを捨てて泥臭いプレーに徹することもできるタイプです。
投手希望だが外野レギュラーに定着
猿川小立は投手希望ですが、今のところ外野レギュラーに定着しています。
幼い頃からずっと投手に憧れていましたが、これまで与えられてきたポジションはずっと外野。
ただ投手として決して見込みがないわけではなく、高校の一線級ではまだ通じないものの、意外と早い速球とカーブを駆使する悪くない投手です。
同学年に瀧正雪がいなければ二番手投手の座もつかめていたかもしれません。
打者としてはバットをこねてしまうタイプであり、あだ名は「ゲッツーロボ」。
体格はいいので当たれば飛びそうですが、今のところ技術が追いついていません。
ただ野球に向き合う姿勢は悪くなく、状況を見極めて冷静にセーフティーバントを繰り出すなど、泥臭く堅実なプレーに徹することができるタイプです。
「忘却バッテリー」猿川小立の初登場
猿川小立の初登場は原作96話。
スベリ散らかした要圭(アホ)に絡んでいき、要圭(智将)に返り討ちにされる噛ませ犬系新入部員としての登場でした。
口で要圭(智将)に言い負かされても、実際に土屋、鈴木、佐藤の三年生の先輩たちは実力が足りてない、自分は都立でならレギュラーをとれると判断したと先輩に対し舐めた発言をしてしまいます。
これが1年生と2・3年生の紅白戦へと繋がっていくのですが、先発した猿川は舐めていた先輩たちにボコボコに打たれてあっさり降板。
打者としても鈴木さんに打ち取られて全くいいところなく終わってしまいました。
「忘却バッテリー」猿川小立の改心
紅白戦でいいところなく終わった猿川でしたが、一番この紅白戦で本気だったのが猿川。
鈴木さんにそのガッツを認められた猿川は、鈴木さんのボロボロの手を見て彼が自分よりずっと努力してきたことを理解します。
先輩たちの実力と自分の努力不足を自覚した猿川は改心。
ガツガツしたところは変わりませんが、先輩たちに対して舐めた態度をとることもなくなり、キチンと敬意を払える良い後輩となっていきます。
そして背番号の発表では佐藤さんを押しのけて9番、ライトのレギュラーに。
猿川の希望は二番手投手で、レギュラーとは言え外野に回されたことに一瞬ショックを受けていましたが、レギュラーを外された佐藤さんを前に不貞腐れた態度をとるなどあり得ないと直ぐに気を取り直し、全力でプレーすることを誓っていました。
「忘却バッテリー」猿川小立の人間関係
最初にイキった態度をとっていた猿川小立ですが、それでチーム内での人間関係が悪くなるということはなく、意外に周囲からは高く評価されています。
先輩への態度はすぐに改めていますし、何だかんだ向上心があるところが気に入られているのかもしれません。
特に佐古監督は紅白戦で猿川がボコボコに打たれながらも「俺は小手指でトップとるために来たんだよ!」とやる気を失っていなかったところに見込みを見出していたフシがあります。
同学年の陽ノ本照夜と瀧正雪は実力的に猿川より一段上ですが、二人とも猿川のガッツと成長を評価しており、意外に仲は悪くありません。
多少礼儀に問題があっても、やる気がある人間は周囲も応援したくなるということなのでしょう。
「忘却バッテリー」猿川小立はツッコミ役
一年生ながら外野のレギュラーになった猿川ですが、実力的にはまだまだ。
今のところ公式戦で目立った活躍はありません。
ただ物語的には意外な常識人、ツッコミ役として存在感を発揮。
大量の同じ顔が登場する横山高校戦では「誰!?」「投手!?監督じゃなくて!?」「同じじゃん」「同じすぎるじゃん」「同じおっさんが2人いるだけじゃん」とツッコミに大忙しでした。
途中からさらに増えたフレッシュな同じ顔に我慢しきれなくなった藤堂にツッコミ役を奪われますが、猿川はフラットで一般的な高校球児の視点を持つ貴重なツッコミ役として頑張っています。
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