今回はヤンマガ本誌で連載中の図書館お仕事コメディ「税金で買った本」から、イタズラ好きの双子「杉山日菜ちゃん&菜月ちゃん」について解説します。
この双子は作中で司書さんに探偵勝負を挑んでくるイタズラ好きの小学生。
正確には菜月ちゃんは双子の立場を利用されているだけで、イタズラを仕掛けているのは日菜ちゃんの方になります。
イタズラはしても悪意はなく、むしろ司書さんへの尊敬が溢れている日菜ちゃん。
本記事ではそんな双子のプロフィールや登場話、その目的を中心に解説してまいります。
「税金で買った本」日菜&菜月のプロフィール
引用元:【公式】税金で買った本
基本プロフィール
杉山日菜ちゃん・菜月ちゃんは主人公の石平くんが働く図書館を利用する双子の姉妹。
双子の入れ替わりトリック(?)を使って図書館にイタズラを仕掛けてきた女子小学生です。
年齢は初登場時9~10歳(ファンブックの設定)。
髪をサイドで二つ結びにしているのが日菜ちゃんで、トップでまとめているのが菜月ちゃんです。
性格は好奇心旺盛でイタズラ好きではあるものの、困った少女に手を差し伸べるなど面倒見がよく、またイタズラも悪意のない子供らしい内容でした。
犯人は杉山日菜ちゃん!
作中でも主に登場し、イタズラを仕掛けているのは杉山日菜ちゃん。
詳しいイタズラの内容は後述しますが、菜月ちゃんは日菜ちゃんに図書カードを貸して、日菜ちゃんが菜月ちゃんに成りすますのに協力していただけです。
本物の菜月ちゃんは登場した時もダルそうにしていて、図書館にも司書さんにも興味なさげ。
日菜ちゃんの方が、面倒くさがる菜月ちゃんに一方的に協力させていただけ、といった印象でしたね。
「税金で買った本」日菜&菜月の登場話(何話)
「そして五人がいなくなる」(30話)
杉山日菜ちゃん・菜月ちゃん双子の初登場は30話。
ある日、バイト中の石平くんは、図書館で本を借りた後、トイレで髪型と服を変えて双子の姉妹に成りすまし、姉妹のカードで本の予約をしている少女を目撃します。
これが杉山日菜ちゃん・菜月ちゃん(正確には日菜ちゃんの一人二役)。
そのことを朝野さんに報告すると、実は朝野さんも以前からこの双子のことを怪しんでおり、一冊の本を双子のカードを使って交互に借り続け二か月近く手元に置き続けてことが判明します。
家族とは言え他人のカードを使用するのはルール違反。
朝野さんは次にカードの更新期限が来た際にそのことを指摘してイタズラを辞めさせるつもりでしたが、カード更新の時にはきちんと二人一緒に手続きに来ていたため、それも指摘できません。
どうしたものか困ってしまった朝野さんに石平くんは、
「双子のどっちが犯人か名前を当てりゃいい。そしたらきっと連続貸出やめるぜ アイツ」
とアドバイスします。
言われた通り、双子のある行動から犯人が日菜ちゃんであることを指摘した朝野さん。
すると日菜ちゃんは素直に謝罪し、石平くんの言った通りイタズラを辞めたのでした(なぜ辞めたのかは後述の目的で)。
「図書館たんけん」(117~118話)/暗号の答え
杉山日菜ちゃんは117~118話で再登場しています。
小学生高学年向けの「子ども図書館たんけんツアー」に現れた日菜ちゃんは、作中で六年生になって背が伸びていましたが、イタズラ好きなところは変わっていませんでした。
新人の山本さんがあたふたしながら無事にツアーを終えた後、今回は何もせず帰ったかと思いきや、日菜ちゃんはしっかり爪痕を残しています。
クータと呼ばれる紙の筒の中に残っていた謎の暗号。
それはNDCによる図書館の分類を使った内容でした。
暗号の答えは「トモダチニナツテスギヤマヒナ」。
次に図書館を訪れた際、暗号を解いた白井から伝言を伝えられた日菜ちゃんは「やっぱり司書って探偵さんなんだ~」と嬉しそうに帰って行きました。
「税金で買った本」日菜&菜月の目的は?
日菜ちゃんが図書館でイタズラを繰り返す理由。
それは同じ悪戯っ子気質の石平くんには一目瞭然でした。
日菜ちゃんの目的は長く本を借りることではなく、司書さんに勝負をしかけること。
自分のイタズラを司書さんに見抜いて欲しかったのです。
だからこそイタズラがバレても日菜ちゃんは嬉しそうにしていて、すぐにイタズラを認めて謝っています。
日菜ちゃんは図書館司書を探偵みたいと考えていて、名探偵に謎を解いてほしかったのでした。
「税金で買った本」日菜&菜月と朝野さん
引用元:ずいの Twitter
日菜ちゃんにとって最初の名探偵が児童図書係の朝野さん。
初登場時のイタズラも、朝野さんがカウンター係をしている時を狙って仕掛けてきていました。
実は日菜ちゃんは今よりもっと幼い頃、朝野さんに会ったことがあります。
探していた本を見つけてくれた朝野さん(=司書)に日菜ちゃんは感動。
「どうしてわかったの?」
「まるで探偵さんみたい!」
その幼い頃の感動が、日菜ちゃんをイタズラに駆り立てていました。
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