「ダンまち」フェリス~ナイツ・オブ・フィアナに登場したアキの前世、その正体(本名)とラザル(ラウルの前世)との関係など~

 今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、「ナイツ・オブ・フィアナ」におけるキーマン「フェリス」について解説します。

 フェリスは約3000年前の古代に存在したコーマック王国ゴォール騎士団に所属する騎士ラザル・ディアミッド(ラウルの前世)の小姓。

 当初はただ可愛らしいだけの猫人の少女かと思われていましたが、後に物語の鍵を重要人物であったことが判明します。

 本記事ではそんなフェリスのプロフィールや正体(本名)、来世まで続くラザルとの関係(アキの前世)を中心に解説してまいります。

「ダンまち」フェリスのプロフィール

基本プロフィール(声優など)

 フェリスはおよそ三千年前に実在した小人族の騎士団「フィアナ騎士団」の興亡を描いた物語「ナイツ・オブ・フィアナ」に登場するキャラクターの一人。

 ゴォール騎士団に所属するラザル・ディアミッドの小姓を務める猫人の少女として登場しました。

 騎士であるラザルのことを小馬鹿にした言動が目立ちますが、内心では無鉄砲な彼の身を案じています。

 作中では主君であるはずのグラニア王妃に異様な嫌悪や恐れを見せたり、ディムに着替えを見られた際、ただ裸を見られただけでない怒りを見せたりと何らかの秘密があるようですが……

 声優は小原好美さんが担当。

第二部では成長した姿を披露

 「ナイツ・オブ・フィアナ」第一部では幼女姿で登場したフェリスですが、10年後の第二部以降では美しく成長した姿を見せてくれています。

 幼女時代から「自分はラザルのご奉仕係」と際どいジョークを繰り返していましたが、成長した後は余計にシャレにならなくなっていますね。

 というより、ここまで育っても手を出していなかったラザルがおかしいというべきか。


「ダンまち」フェリスの正体(本名)

本名はアルキティーネ・ディオンドラ

 猫人の小姓として登場したフェリスですが、実は彼女の正体は猫人ではなく只人(ヒューマン)。

 その本名をアルキティーネ・ディオンドラといい、「災いの姫君」と呼ばれたアルスター王家の血を引く母と、彼女に仕えた騎士の間に生まれたコーマック王国の正統後継者でした。

 しかしある日、アルキティーネが両親や司祭たちと共に暮らしていた森をグラニアが襲撃。

 グラニアは両親や司祭たちを殺害して「災いの姫君」に成り代わり、コーマック王妃の座についたのでした。

グラニアに復讐するため猫人のフリをする

 グラニアの襲撃を逃れたアルキティーネはグラニアへの復讐を決意しました。

 名をフェリスと変えて猫人のフリをし、グラニアに近づくためラザルの小姓としてゴォール騎士団に潜り込みます。

 ただ実際のところ、フェリス(アルキティーネ)には何の力もなく、ディムがグラニアを殺害しようとするまで何ら具体的な動きを起こすことができませんでした。

 最終的にディムに力を貸す形で間接的に復讐を果たしたものの、グラニアとコーマック王の死後その正体が周囲に露見し、ディムに騙される形でコーマック王国の女王に即位するハメになっています。


「ダンまち」フェリスとラザル

 ラザル・ディアミッドは小姓フェリスの主人であり、ゴォール騎士団の騎士。

 フェリスは元々ラザルを利用するつもりで彼に近づきましたが、徐々に情が移って最終的には強い好意を抱くようになります。

 ラザルもそんなフェリスを憎からず思っていましたが、朴念仁な彼は中々そのことに気づけず、好意を告げられた後もディムとの友情や騎士としての使命を優先して、中々それに応えることが出来ずにいました。

 ラザル自身は第三部の最終決戦でディムと共に散るつもりだったのでしょうが、ディムによって決戦に置いて行かれ生き延びており、恐らくその後フェリス(アルキティーネ)と結ばれたのではないかと思われます。

「ダンまち」フェリスとアキ(前世・来世)

 フェリス(アルキティーネ)はロキ・ファミリアの猫人女性冒険者アキの前世であることが示唆されています。

 ちなみにラザルはラウル、ディムはフィンの前世とされており、ロキ・ファミリアには前世から因縁のあるメンバーが集まっています。

 アキがラウルに好意を抱いていることは元々読者には周知の事実ですが、「ナイツ・オブ・フィアナ」を読んだ後だと、前世で只人(ヒューマン)だった彼女が猫人になったのは女王となった後より猫人の小姓としてラザルに仕えていた頃の方が幸せだったのかな、などとより想像が膨らみますね。

 また、フェリス(アルキティーネ)は自分を騙して女王の座に就かせたディムに複雑な感情を抱いていました。

 アキもフィンに対して敬意は抱いているものの決して無条件に肯定しているわけではなく、そうした部分に前世の因縁を感じます。

【まとめ】「ダンまち」キャラクター一覧



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