今回は荒川弘先生が少年ガンガンで連載中のダークファンタジー「黄泉のツガイ」から、西ノ村陣営のリーダー「御陵(みささぎ)」について解説します。
御陵はユルとアサが持つ「解」と「封」の力を狙う西ノ村陣営を率いる男。
ツガイ「天と地」を持つ作中最強格のツガイ使いです。
その正体やユルとアサをどう利用するつもりなのかなど、未だ謎多き男。
本記事ではそんな御陵のこれまでに判明しているプロフィールやツガイ(強さ)、人間関係や登場話を中心に解説してまいります。
目次
「黄泉のツガイ」御陵のプロフィール
引用元:『黄泉のツガイ』公式
基本プロフィール(名前の由来など)
御陵(みささぎ)は西ノ村陣営のリーダーです。
外見は顔の左側にある痣のような紋様が特徴の強面の男性。
不愛想で顔は怖いものの意外と面倒見がよく、経営している中華料理屋「西家」では子供にサービスでアイスを出したりすることも(ただし子供にはギャン泣きされた)。
無表情で何があっても動じた様子を見せず、心底の見えない人物です。
ちなみに「御陵」とは皇族の墓所を指す言葉で、実在する名字ではありませんが、京都に同名の地名が存在しています。
西ノ村陣営のリーダー
御陵が率いる西ノ村陣営はかつて東村と同様に「昼と夜を別つ双子」を輩出していた一族の末裔で、現在はユルとアサが持つ「解」と「封」の力を狙って暗躍している勢力。
西ノ村陣営の全容は不明で、規模そのものはあまり大きくないようですが、その分少数精鋭で強力なツガイ使いを複数抱えています。
ユルとアサの両親の失踪にも関与。
ユルとアサを具体的にどうしたいかは不明ですが、二人が「解」と「封」を手にした後は「首から上があれば良い」と発言しており、殺してその力を手に入れる方法がある、ということのようですね。
なお、西ノ村陣営には「封」の力で自身の寿命を封じて400年以上生きている者がいて、御陵自身もその力で寿命を封じている可能性があります(後述)。
「黄泉のツガイ」御陵のツガイ「天と地」(強さ)
御陵のツガイは「天と地」。
それぞれ天上と地中に姿を隠したまま攻撃できる極めて強力なツガイです。
御陵の指の合図一つで、石畳を浮かせて盾にしたり、はるか上空からビームのようなものを放って攻撃したりと、隠密性だけでなく操作性や出力も桁外れ。
作中最強格のツガイ使いである影森ゴンゾウがほとんど手も足も出ず倒されています。
姿が見えないということは「解」や「封」の力も効果が及ばないので、ユルとアサの天敵でもありますね。
また御陵はこの「天と地」以外にも羽の生えた一つ目の小鬼のようなツガイを傍らに侍らせていて、偵察や周囲に警戒に利用しているようです。
「黄泉のツガイ」御陵の人間関係
御陵は西ノ村陣営のリーダー格。
与謝野イワンや醍醐、椥辻といった西ノ村陣営のツガイ使いたちは皆、彼の指示に従って行動しています。
武闘派で癖の強い醍醐でさえ御陵の命令には素直に従っているのですから、その統制力は相当なものですよね。
御陵自身、愛想はないものの面倒見の良い人間なので西ノ村陣営のメンバーとの仲は良好。
ただ一人、今一つ関係性が見えないのがアキオの実母でもある小野で、彼女は「封」の力を宿した巫女で寿命を封じて400年以上生き続けている怪物。
普通に考えれば小野が組織のリーダーでもおかしくなさそうですが、そうではなく御陵が皆を率いているということは、御陵もまた「封」の力で寿命を封じて何百年と生き続けているのかもしれません。
「黄泉のツガイ」御陵と中華料理屋「西家」
御陵は表向き「西家」という町の小さな中華料理屋を営んでいます。
利用者評価は☆3.3。
ただ味に関する評価はこぞってよく、店長の顔の怖さで評価が下げられている模様。
料理人としての腕前は普通に良いようです。
あの見た目で商店街の人付き合いもしっかりしていて、役員会にも参加。
商店街の会長のウザ絡みにも動じることなく丁寧に対応していました。
「黄泉のツガイ」御陵の登場話(何話)
御陵(みささぎ)の初登場は30話。
黒谷アキオの裏切りが判明し、彼のツガイを爆破させ口封じを図ろうとした西ノ村陣営の一人として登場しています。
与謝野イワンや峰山アンナを除く西ノ村陣営が姿を見せたのはこの時が初めてですね。
その後、33話や35話などで西ノ村陣営のメンバーと会話する様子が描かれ、本格的に御陵の強さが描かれたのは42話から。
西家を襲撃したユルたちに反撃して、御陵は一人で影森家を急襲。
その圧倒的な力で影森ゴンゾウを倒し、影森家を壊滅状態に陥れています。



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