今回はアニメ化、実写化もされた大人気漫画「弱虫ペダル」から、よく名字を”神崎”と間違われるかわいい女子マネージャー「寒咲 幹(かんざき みき)」について解説します。
寒咲幹は千葉総北高校自転車競技部のマネージャーで、自転車屋のお嬢さん。
作中では自転車に疎い主人公の小野田くんを機材や知識面でサポートしています。
ポジション的にはヒロイン役のはずなのですが、肝心なところで目立たず他のキャラクターにいい所を持っていかれがち。
本記事では、妹以上に存在感を発揮しつつある兄の寒咲通司、そして寒咲幹のヒロインとしての立ち位置やライバルの存在などを中心に語ってみようと思います。
「弱虫ペダル」寒咲幹(かんざきみき)ってどんな奴?
基本プロフィール(声優など)、(注)”神崎”ではありません
所属 | 千葉総北高校 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
誕生日 | 不明 |
タイプ | マネージャー |
愛車 | ― |
声優 | 諏訪彩花 |
寒咲幹は千葉総北高校自転車競技部の女子マネージャーで主人公・小野田坂道の同級生。
外見は黒髪ロングヘアで明るい雰囲気の美少女で、実際かなりモテるようです。
性格は明るく誰にでも優しいタイプの優等生ですが、大の自転車オタクで自転車が関わると周りのものが目に入らなくなる変わり者でもあります。
実家は自転車屋を営んでおり、小さい頃の夢は自転車屋さんになること(……それ夢か?)。
自転車繋がりで今泉俊輔とは小学生の頃からの知り合いです。
作中では小野田坂道が毎週秋葉原まで片道90kmの道のりを自転車で往復しているというエピソードを聞いて興味を持ち、彼のことを機材面や知識面でサポートするようになります。
ちなみに、寒咲幹の兄は自転車競技部の元主将で先輩たちにとっては頭の上がらない存在のため、部の先輩たちは彼女のことを名字ではなくマネージャーと呼ぶことが多いですね。
かわいい上に巨乳、作中では待宮からセクハラを受けたこともあるが……
寒咲幹はかわいいことはかわいいのですが、本人や周囲の興味が色恋よりも自転車競技に向けられているため、あまり女性としての魅力が強調されることはありません。
普段はせいぜい女の子慣れしていない小野田くんが近づかれてあわあわするぐらいでしょうか(……いや、小野田くんは男女問わず誰に近づかれてもあわあわしてるな)。
唯一の例外は広島呉南の待宮からセクハラを受けたこと。
IH3日目の朝に突然待宮に絡まれて胸を触られたことがあったのですが、これも待宮の敵役っぽいキャラクターを強調するための演出といった印象が強く、すぐに焦点が福富に移ったり雑な扱われ方をしていました。
「弱虫ペダル」寒咲幹の兄、寒咲通司(かんざきとおじ)とは?
寒咲通司は自転車部の元主将、今は自転車屋として部をサポートする
寒咲幹には寒咲通司という4歳年上の兄がいます。
寒咲通司は総北高校自転車競技部の元主将で、金城や巻島、田所にとっては自分たちが入部した時の主将。
今も実家の自転車屋で働きながら自転車競技部をサポートしてくれており、金城たちにとっては頭の上がらない存在です。
外見は細身でスマートな印象の好青年で、常に口にプレッツェル菓子をくわえているのが特徴。
飄々とした性格ながら非常に人のことをよく見ていて面倒見が良く、後輩たちからも慕われています。
幼い今泉にロードレーサーを勧め、彼が自転車に乗る切っ掛けを作ったのも通司です。
具体的な描写はありませんが、どうやら足を傷めて今は自転車競技を辞めてしまったようですね(現役時代の脚質はスプリンター)。
声優は諏訪部順一さんです。
悩む巻島や田所に主将として道を指し示す(名言)
寒咲通司が3年生の時に入部してきた金城、巻島、田所。
ある程度自分の走りが固まっていた金城は別として、独特過ぎるダンシングの巻島、身体が重くて登りが苦手な田所は自転車競技部を辞めようかと思い悩んでいました。
しかし、寒咲通司は巻島に対し、
「自転車は好きか?」(寒咲)
「自転車は好きです!」(巻島)
「今のがおまえの本音だ」
「そういう自分の心の底からでるモン大事にしろ」(寒咲)
そして、勝ちたいのに勝てないからと退部届を出してきた田所に対しては、
「勝ちてーならやれ」
「負けていいならやめろ」
「”勝ちてーのにやめる”」
「そんな選択肢はねえ!」
寒咲通司の言葉を受けて、巻島も田所も自分のスタイルを見つけ、自転車競技を続けています。
恐らく彼がいなければ、今の千葉総北高校自転車競技部は存在しなかったでしょう。
「弱虫ペダル」寒咲幹(かんざきみき)はヒロインなのか?
小野田と今泉に対しどっちつかずの距離感
さて、妹より目立ちつつある兄から寒咲幹本人に話を戻しましょう。
そもそも寒咲幹は作中ではヒロイン的なポジションのキャラクター(少なくとも登場当初は)ではありますが、作中では主人公の小野田、幼馴染の今泉に対しどっちつかずの距離感を維持しており、「くっつくとしてもどっちとくっつくの?」という疑問が湧いてきます。
レースのクライマックスとか、どっちに対してもバランス良く(心の中で)声援を送っているシーンがあって、本当にどっちともとれるんですよね。
恋愛要素のある漫画じゃないだろとか、根本的なツッコミはさておいて。
まあ、小野田くんの正ヒロインは別の人間という説が主流となっていることもあり、可能性として高いと言われているのは今泉なのですが、それもなんとも……
小野田くんの正ヒロインはオカン、ゴール後のハグも橘綾に奪われる
「弱虫ペダル」の主人公、小野田坂道の正ヒロインはオカン。
これがファンの中ではかなり有力な説となっています。
というのも、レースの最後で小野田くんに声援を送って力を与えているのは女性キャラの中じゃオカンなんですよね。
IHではライバル真波山岳のヒロインである委員長と(何故か)行動を共にしていたことも彼らの関係を対比させ、オカンヒロイン説を補強しています。
また仮にオカンは別枠としても、ゴール後の祝福はヒロインの特権。
しかし、実際に2年目のIHで小野田くんがゴールした直後、彼を抱きしめたのは寒咲幹ではなく、その友人の橘綾でした(そもそも寒咲幹は抱きしめようともしておらず、他に小野田に駆け寄っていたのは杉元)。
……まあ、ヒロインポジションの女の子が最後までヒロインとは限らないですよね。
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