今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、実は美少女だった変身魔法の使い手「グレイ」について解説します。
グレイは魔法騎士団「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士。
人前で素顔を晒すことができないほどの極度の恥ずかしがり屋で、当初はマツコそっくりの大男に変身して登場、その後も長きに渡って他人の姿を借りて登場していたキャラクターです。
その素顔はうら若き可憐な女性だったグレイ。
本記事ではただの変身魔法ではなかった彼女の本当の能力やゴーシュとの過去などを中心に、その魅力を深掘りしていこうと思います。
「ブラッククローバー」グレイのプロフィール
基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、血液型、声優など)
年齢 | 24歳(初登場時) |
誕生日 | 2月20日 |
身長 | 159cm |
血液型 | AB型 |
魔法属性 | 変身 → 錬成 |
好きなもの | 変身してその人物になりきること、ミルク |
出身地 | 不明 |
声優 | 髙橋ミナミ(大男時:赤坂柾之) |
グレイは魔法騎士団「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士。
グレイという名前は偽名で、本名については今のところ明かされていません(実家の家名は「ホワイトリー家」)。
姿を変える変身魔法の使い手で、普段は巨体の大男の姿をとっています。
実は極度の恥ずかしがり屋で人前に姿を晒すことができずにいたのですが、海底神殿編で魔力が尽きたことを切っ掛けに、その真の姿が判明。
その正体は水色の髪をショートカットにした可憐な女性(見た目は美少女ですが作品内ではそこそこ年長)でした。
作中では、これ以降徐々に仲間の前では素顔で過ごすようになりますが、恥ずかしさが抜けないのか顔を手で覆いながらあわあわしていることが多いです。
変身時の姿(大男)はファンの間でマツコ・デラックスそっくりと話題に
グレイの(変身時の)基本形態は「フシュー」と荒い呼吸をする無口な大男。
ファンの間ではその巨体と雰囲気がマツコ・デラックスそっくりと話題になっていました。
ただ本当に雰囲気だけで、この大男の姿だとグレイはほとんどしゃべりません。
これ以外だと仲間の姿に変身することが多く、その場合のグレイはノリノリで饒舌。
素顔さえ晒さなければどこまででも調子に乗るタイプですね。
「ブラッククローバー」グレイの能力(覚醒・回復魔法?)
自分以外にも作用可能な特殊な変身魔法の使い手?
グレイは変身魔法の使い手です。
通常、変身魔法とは自分自身の姿を変化させることしかできないのですが、グレイは自分以外のモノも変化させることができます。
海底神殿編ではそれを活かして岩を巨大な骨付き肉に変化させ、それを敵が奪おうとしていると発言してチャーミーの強烈な攻撃を誘っていました。
また、その後グレイは変身魔法の枠を超えたある魔法を習得しています。
マジックコンバート
他者の魔法を別の属性へと変化させる魔法。
毒を無害なものに変換したり、相性の不利を打ち消したりと極めて応用力が高い。
通常の変身魔法とは併用できず、使用時は素顔を晒していなければならない。
どう考えても「変身」なんて言葉で片付けて良い魔法じゃありませんよね。
真の能力は「錬成魔法」、回復魔法としても行使可能
グレイの魔法の本質は「変身」ではありませんでした。
それが判明したのは漆黒の三極性・ダンテにより致命傷を負ったゴーシュをグレイが魔法で治療した際のこと。
グレイの魔法は傷を負っていたゴーシュを身体組織ごと組み換え、その傷口を塞いでしまいました。
後にゴーシュを診察したオーウェンによれば、これはもはや「回復」などといったレベルではないとのこと。
グレイの魔法の本質は「錬成」。
自分や他人、他の物質や魔法を直接変化・変質させるという凄まじい魔法だったのです(魔導界域は冥域)。
ゴーシュに使用したように強力な回復魔法としても使用可能ですが、それ以外にも発想次第でいくらでも応用が利きそうな魔法ですね。
「ブラッククローバー」グレイとゴーシュ
シンデレラのような生い立ち、ゴーシュに救われた過去
グレイはもともとホワイトリー家という名家の生まれですが、継母と腹違いの二人の義姉にイジメられ、使用人のような扱いを受けて育ちました。
過去回想のシーンでは灰まみれにされており、まさしく「シンデレラ(=灰かぶり)」そのものといった印象です(グレイという偽名もここからきているんでしょうね)。
魔導書を授かり、魔法を覚えればこうした境遇も変わるかもしれないと5年間必死に魔法を練習したグレイ。
彼女は義姉たちの前で義姉の姿に変身して見せますが、グレイに姿を模倣された義姉たちは激怒。
殺されそうになったグレイは義姉の姿のまま家から逃げ出します。
しかしその直後、野盗に襲われピンチに陥るグレイ。
それを救ってくれたのは偶然通りかかったゴーシュでした。
「自分の力で何でも手に入れる覚悟がねーと」
「この汚ねぇ世界じゃ生きてけねーぞ」
ゴーシュの言葉に強く生きる光をもらったグレイは、そのまま家を出奔することを決意します。
本当の自分を見て欲しいと徐々に素顔を晒すようになる
その後、大男の姿でいるところをヤミ団長にスカウトされて「黒の暴牛」に入団したグレイは、ゴーシュと再会を果たします。
ゴーシュに想いを寄せていたグレイですが、かつて出会った際、グレイが義姉の姿をとっていたこともあり、ゴーシュは全くグレイのことを覚えていません。
そのため、グレイはゴーシュの前でもずっと素顔を晒すことなく過ごしていました。
しかし海底神殿でグレイが魔力切れで素顔を晒して以降、グレイはゴーシュに本当の自分を見て欲しいと、仲間たちの前では徐々に素顔を晒すようになります。
作中では、ゴーシュの鏡魔法でグレイの分身を作ってグレイの魔法を拡大したりと、中々息の合ったコンビを見せていました。
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