「ブラッククローバー」ヴァニカ・ゾクラティス~怖いけどかわいい眼帯狂女、その強さ(魔法)やノエルたちとの因縁~

 今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、スペード王国を牛耳る漆黒の三極性の紅一点「ヴァニカ・ゾクラティス」について解説します。

 ヴァニカは三人の悪魔憑きからなる「漆黒の三極性(ダークトライアド)」の一角で、最上位悪魔メギキュラと契約した魔導士。

 ハート王国王女・ロロペチカに死の呪いをかけただけでなく、過去にノエルの母・アシエの命を奪った因縁の相手です。

 本記事ではヴァニカの基本プロフィールや強さ(魔法)に加え、ノエルたちとの因縁やその最期(死亡)について解説してまいります。

「ブラッククローバー」ヴァニカのプロフィール

基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、血液型、声優など)

年齢不明(結構年増?)
誕生日6月7日
身長166cm
血液型O型
魔法属性血液・呪符
好きなもの血の滾る戦い
出身地スペード王国
声優小倉唯

 ヴァニカ・ゾクラティスはスペード王国を牛耳る三人の悪魔憑き「漆黒の三極性(ダークトライアド)」の一人。

 最上位悪魔メギキュラと契約し、血液と呪符、二つの魔法を操る強敵です。

 外見は右目に眼帯をつけた黒髪ショートカットの女性。
 見た目こそ少女のように若々しいですが、十数年前にノエルの母・アシエの命を奪った経緯(詳しくは後述)を踏まえれば、少なくとも30歳は越えていると考えられます。

 非常に好戦的で享楽的な性格の持ち主で、任務や目的よりも自分の快楽を優先するナルシスト。

 強敵との血沸き肉躍る戦いを好み、作中ではハート王国襲撃時にノエルに興味を持ち、ノエルと再戦するための人質として敢えてロロペチカを殺さず連れ去るなど、気まぐれな行動が目立っていました。

漆黒の三極性(ダークトライアド)とは

 「漆黒の三極性(ダークトライアド)」とは、十数年前にスペード王国でクーデターを起こし、スペード王国を支配する三人の悪魔憑き・ゾクラティス兄弟の呼称です。

 三人全員が最上位悪魔と契約する強力な悪魔憑きで、現在は周辺各国への侵略を進めています。

 彼らの目的は悪魔の住まう冥府とアスタたちの住むこちらの世界を繋ぐ「クリフォトの樹」と呼ばれる魔法経路を生み出すこと。

 作中ではその為の生贄として「闇」の属性を持つヤミ団長と「世界樹」の属性を持つヴァンジャンス団長を捉えるべく、クローバー王国へ襲撃を行っています。

 ちなみに、「ダークトライアド」という言葉には社会的に望ましくない気質であるナルシズム、マキャベリズムとサイコパシーの3つの人格特性の総称という意味もあり、ヴァニカはその中でナルシズム担当と言われています。

 

→後に4兄弟であったことが判明。

 元々時間を司る悪魔アスタロトと契約した長兄がいたものの現在は行方不明。

 ヴァニカが契約するメギキュラは、元々クリフォトにおいて冥府を支配する3体の悪魔ではありませんでしたが、アスタロトが不在となったことでその後釜に座ったものと考えられます。

 そして悪魔アスタロトと契約した長兄こそ、魔法帝ユリウス・ノヴァクロノのもう一つの人格ルシウス・ゾクラティスだったのです。


「ブラッククローバー」ヴァニカの強さ(魔法・悪魔憑き)

「血液」と「呪符」の二つの魔法

 ヴァニカは自身が生まれ持った魔法属性「血液」と最上位悪魔メギキュラの魔法属性「呪符」の二つの魔法を使いこなす強敵です。

 ヴァニカが作中で使用した魔法は次のとおり。

<血液魔法>

 血液を自在に操り、鉤爪を創るなどして敵を引き裂く魔法。

紅いケダモノ
血液で強力な怪物を創り出す魔法。

紅いケダモノの群れ
上記の紅いケダモノを複数創り出し突撃させる魔法。

<呪符魔法>

 多種多様な呪いを操る魔法で、相手の命を奪うような呪いは勿論、味方に強大な魔力や不死性を与えることができる。

衰える世界
あらゆる魔法の影響を減衰させる。

暴発する命
自分が悪魔の力を与えた者の魔力を暴走させ、周囲を巻き込んで大爆発を起こす。

悪魔憑きとしての力(メギキュラ)

 上述した二つの魔法属性も強力ですが、それを支えているのがヴァニカが持つ悪魔憑きとしての力。

 すなわち最上位悪魔メギキュラから供給される強大な魔力です。

 メギキュラは「この世の全ての呪い」の原点とされる最上位悪魔であり、その魔力は圧倒的の一言。

 この圧倒的な魔力と万能の応用力を持つ魔法属性が合わさることで、ヴァニカは複数の魔法騎士団長と戦っても互角以上に渡り合えるだけの力を保持しています。

 ちなみにヴァニカは通常状態で悪魔の力を70%まで引き出すことが可能とされていますが、ダンテゼノンは80%なので、ヴァニカは単純な魔力では他の2人に劣っているようです。


「ブラッククローバー」ヴァニカとノエルたちの因縁

 本作のヒロインの一人であるノエルは、周囲からずっと自分を産んだせいで母親が亡くなったのだと言われ育ってきました。

 しかし後に、ノエルの母・アシエの命を奪ったのはヴァニカの呪いであったことが判明します。

 ノエルが生まれて間もない頃、アシエの前に悪魔憑きとしての力を試したいとクローバー王国を訪れたヴァニカが現れ、二人は交戦状態に。

 戦いはややアシエ優勢で進みますが、近くから聞こえる赤ん坊の泣き声に苛立ったヴァニカは標的を変更。

 当時赤ん坊だったノエルとその兄ノゼルに手をかけようとします。

 アシエは辛うじてヴァニカを退けたものの、子供たちを庇って呪いを受けてしまい、その呪いによって衰弱し、命を落としてしまうことに。

 ノゼルは呪いによって事件の真相を周囲に話すことができず、結果として周囲の者たちはノエルを産んだせいでアシエは命を落としたのだと誤解してしまったのです。

「ブラッククローバー」ヴァニカの最期(死亡)

 スペード王国編の終盤において、ヴァニカはノエルたちと戦い、死亡しています。

 まず最初にヴァニカと戦ったのはシャーロットリルの二人の魔法騎士団長。

 敵の呪いを力に変えるシャーロットの青薔薇によって追い詰められるヴァニカですが、戦いの最中クリフォトにより悪魔の力を100%引き出せるようになったことで窮地を脱出し、逆にシャーロットたちを追い詰めます。

 しかしそこに「聖域」の力を手にしたノエルたちが現れ、シャーロットの力で呪いが使えなかったヴァニカはノエルに敗北してしまいます。

 その直後、ヴァニカの肉体の支配権を奪ったメギキュラが顕現。

 再びノエルたちは窮地に陥りますが、アスタやノゼルらの助力により逆転、最終的にノエルがメギキュラの心臓を破壊し、ヴァニカはメギキュラとともに消滅していきました。



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