今回は週刊少年ジャンプの傑作バレーマンガ「ハイキュー‼」から、田中龍之介の姉にして和太鼓チームを率いる応援団長「田中 冴子(たなか さえこ)」について解説します。
田中冴子は弟を溺愛し、烏野高校男子バレー部を応援する姐御肌のかっこいい女性。
個人として弟たちを応援するだけでなく、後半は自らが所属する和太鼓チームを率いて応援合戦を繰り広げていました。
本記事では田中冴子の活躍と、物語のキーキャラクター「小さな巨人」との関係、その後(現在)どうなったかなどを中心に語ってまいります。
「ハイキュー‼」田中冴子ってどんな奴?(声優含む)
基本プロフィール(身長、誕生日、年齢、声優など)
所属 | 大学生/烏野高校出身 |
ポジション | 田中龍之介の姉・応援団長 |
年齢 | 21歳(2012年時点) |
誕生日 | 5月5日 |
身長 | 155.2cm |
体重 | 48.8kg |
最高到達点 | ー |
好物 | ホームランバー |
最近の悩み | 弟のカッコ良さを解る女子がいない! |
声優 | 小松由佳 |
田中冴子は烏野高校男子バレー部の2年生スパイカー・田中龍之介の姉。
烏野高校出身の大学生で、とにかく弟のことを溺愛しています。
顔立ちは髪型を除いて弟そっくり。
かっこいいタイプの美人で、スタイルも良く、特にその豊満な胸部で谷地さんをたじろがせていました。
竹を割ったような性格の姐御肌で非常に面倒見が良く、初登場の際は補修で合宿に出遅れた日向と影山をわざわざ宮城から東京まで送ってくれています。
バレーに関しては素人で、試合中は読者の代わりに疑問を口にする役割を担っていました。
和太鼓集団を率いるパワフルな姐御
パワー | 4 |
バネ | 4 |
スタミナ | 5 |
頭脳 | 4 |
テクニック | 2 |
スピード | 3 |
※表は最低1~最高5の5段階評価
バレーはしませんが何故かパラメーターだけは存在しており、取り敢えず非常にパワフルでタフ。
男性と女性で評価基準は違うんでしょうが、単純に数字だけ見たら全国区の選手と比べても引けをとりませんね(というかトップクラス)。
大学に通うかたわら和太鼓サークルに参加しており、お祭りなどで活躍。
恐らくこの体力はそこで鍛えられたのでしょう。
「ハイキュー‼」田中冴子の作中での活躍
田中冴子は様々な形で烏野高校男子バレー部を支援してくれています。
弟の頼みで日向・影山をわざわざ宮城から東京まで車で送り届けてくれたのがその始まり。
その後、個人的に試合を観戦・応援しにくるようになり、徐々にバレー部の活躍にのめり込んでいくようになります。
バレー部が春高全国大会への出場が決まった際には、烏野食堂でバイトをしながら遠征のための義援金を募っていました。
そして春高本番では自らが参加する和太鼓チームを率いて私設応援団を結成。
強豪・稲荷崎の訓練された応援にペースを狂わされていた烏野メンバーを、応援によって救ってくれました。
「ハイキュー‼」田中冴子と小さな巨人(宇内天満)
田中冴子は日向がバレーを始める切っ掛けになった「小さな巨人」の同級生です。
ただ、同級生と言っても同じクラスになったことは一度もなく、多少面識がある程度の仲。
当時彼女は、練習試合で交代させられた「小さな巨人」を目撃します。
不調で交代させられた自分のふがいなさに怒りを露にする「小さな巨人」の姿に、「危うく惚れるトコだった」と口にしていました。
ながらくその存在のみが語られていた「小さな巨人」ですが、春高でとうとう本人が登場。
春高で偶然、小さな巨人・宇内天満と再会した冴子は、宇内と日向を引き合わせ、その後、宇内と一緒に試合を観戦することに。
てっきり宇内と冴子のカップリングもあるのかな、と思っていましたが、実際に再会してみると全くそんな気配はありませんでしたね
「ハイキュー‼」田中冴子のその後(現在)
日向たちの高校編終了後、5年が経過した2018年時点で田中冴子はバイクショップに勤務しています。
現在も和太鼓は続けており、和太鼓集団「烏合(うごう)」の代表に就任(これが5年前に所属していたチームなのか、それとも新たに冴子が作ったチームなのかは不明)。
ブラジル武者修行から帰国し、Vリーグ入りした日向と影山の対戦を、月島蛍の兄・明照と一緒に(ガッツリ酒を飲みながら)観戦する姿が描かれていました。
明照とは仲が良さそうでしたが、付き合っているかどうかは不明。
名字は二人とも変わってなかったので、少なくとも結婚はしていないようです。
まあ、冴子にとっては自分のことより、弟に良いお嫁さんが来てくれたので大満足でしょう。
「ハイキュー‼」田中冴子の名言
それでは最後に田中冴子の名言をいくつか紹介してシメさせていただきます。
補修で東京合宿への参加が遅れ、焦る日向に向けられた冴子の言葉。
「回り道には」
「回り道にしか咲いてない花が」
「あんだからさ」
ここで日向は冴子からかつての「小さな巨人」の話を聞くことができ、モチベーションを新たにします。
白鳥沢学園戦、絶体絶命のピンチに静まり返る烏野高校応援席。
「こういう時こそ」
「”応援”でしょうがっ」
そんな彼らに喝を入れたのが冴子でした。
この一言で再び声を張り上げる烏野応援席。
同時にこの時、相手に比べ十分な応援ができていないことを悔しく思っていた冴子。
彼女は春高2回戦、稲荷崎戦で相手の訓練された応援にペースを狂わされる烏野メンバーの前に、和太鼓チームを率いて颯爽と登場します。
「待たせたな!」
ちなみに、試合開始に若干遅れたのは昨晩飲み過ぎたから。
冴子たち和太鼓チームの登場により、稲荷崎応援団によって一方的にリズムを作られることを阻止した烏野高校は、本来の空気を取り戻すことに成功しました。
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