【推しの子】黒川あかね~アクアとは破局!? 有馬かなとの因縁、天才的なプロファイリング能力など~

 今回は原作・赤坂アカ、作画・横槍メンゴの豪華タッグがヤングジャンプで連載中の人気作【推しの子】から、天才女優「黒川あかね」について解説します。

 黒川あかねは有名劇団でエースと呼ばれる実力を持つ若き天才女優。

 恋愛リアリティショーで共演したことを切っ掛けに星野アクアと仕事上の恋人となり、徐々に彼との距離を縮め本物の恋人となった本作のヒロインの一人です。

 とは言えその関係は一概に順風満帆とは言えず……

 本記事では主人公の一人・星野アクアとの関係や今後、ライバル・有馬かなとの因縁などを中心にその魅力を深掘りしてまいります。

【推しの子】黒川あかねのプロフィール

基本プロフィール(声優など)

 黒川あかねは、劇団ララライという有名な劇団でエースと呼ばれる実力を持つ若き天才女優。

 年齢は主人公の星野アクアルビーの1歳年上です。

 性格は生真面目で努力家、謙虚で尽くすタイプ。

 ただし演技に関しては確固たる自信を持っており、かなりの負けず嫌いです。

 根は人見知りで引っ込み思案ですが、幼い頃から劇団で揉まれてきたためか演技論を交わすことは大好きで、意外と体育会系なところもあります(飲み会のセッティングなども手慣れていました)。

 一方で人の話を素直に受け入れ過ぎてしまうフシがあり、作中ではそのことが原因でとんでもないトラブルを引き起こしていました(詳細は後述)。

 子役出身ですが当時は有馬かなという同い年の天才の影に隠れて芽が出ず、初登場時(高校2年生)はまだまだ無名に近い状態。

 しかしアクアとの出会いを経て、芸能界で徐々に活躍の場を広げていくことになります。

 声優は石見舞菜香さん。

天才的なプロファイリング能力を持つ没入型の女優

 黒川あかねは役にどっぷり入り込む「没入型」の女優です。

 その演技の鍵は独学で習得したプロファイリング能力で、限られた情報から演じる役の人格や境遇を完璧にトレースしてしまうことができます。

 それはまさしく唯一無二の才能であり、ただの伝聞や映像情報から伝説のアイドル「アイ」に隠し子がいたことを見抜いてしまったほど(本人は整合性をとるための勝手な設定だと思っていましたが)。

 当然のごとく学力も優れており、その偏差値は何と78。

 役者をしていながらこの成績ですから、勉強家というだけでなく地頭がいいんでしょうね。


【推しの子】黒川あかねの初登場(今ガチ)

 黒川あかねの初登場は第3章「恋愛リアリティショー編」。

 あかねはアクアが出演した恋愛リアリティショー「今からガチ恋♡始めます(以下、今ガチ)」に、共演者の一人として登場します。

 無難に求められる演技をするアクアに対し、引っ込み思案で何ら目立つことができないあかね。

 何か爪痕を残さなければと焦るあかねは、スタッフに悪女をやるといいとアドバイスされたことを真に受け、勢い余って共演者の鷲見ゆきに怪我を負わせてしまうという大失態を犯してしまいます。

 結果あかねは大炎上。

 心無い中傷により自殺寸前まで追い詰められてしまいますが、アクアが他の出演者を巻き込んだ動画を公開したことで炎上は終息し、あかねは無事番組復帰を果たします。

 アクアに恩義を感じるあかね。

 そんなあかねに、共演者のMEMちょはアクア好みの女性(=亡くなったカリスマアイドル「アイ」)を演じてアクアを落としてやれとけしかけます。

 アクアは「アイ」を完璧にトレースしたあかねに動揺を隠せず顔を赤らめてしまい、同時にあかねのプロファイリング能力に利用価値を見出します(アクアは母親であるアイを殺した黒幕を探している)。

 あかねに近づくべく番組内で彼女に告白するアクア。

 アクアに別の思惑があることを察しながらも告白を受け入れたあかね。

 あかねはアクアと番組上の恋人として関係を始め、徐々にアクアの真実に近づいていくことになります。


【推しの子】黒川あかねと星野アクア

仕事上の恋人から始まり、徐々に関係を深めていく

 番組・仕事上の関係として恋人になったあかねとアクア。

 アクアはあかねを異性として見ていたわけではありませんでしたが、あかねはアクアの「女優として興味がある」という言葉に納得し、その関係を番組終了後も続けていくことを選択します。

 この時点であかねはアクアに対して仄かな好意を抱いていましたが、それが恋愛感情なのかどうか、あかね自身もよく分かっていなかったようです。

 仕事上の関係を続けていく中で、持ち前の頭脳で徐々にアクアの秘密に近づいていくあかね。

 そしてアクアが自らの目的を吐露した際には、

「俺の目的が人を殺すことだったらどうする?」

「一緒に殺してあげる」

 迷うことなく即答していました。

 恋愛感情より何より、共感力の高いあかねはアクアを支えたいと思ったのでしょうね。

本物の恋人として付き合い始める、が……(別れる? 負けヒロイン? 死ぬ?)

 自分を支えてくれるあかねに次第に絆されていくアクア。

 復讐相手が既に死んでいたと知った彼は(アクアの誤解で実際には死んでいません)、改めてあかねに告白し、本物の恋人として付き合い始めます。

 お互いに仕事も順調で、まさしく順風満帆の二人。

 しかしアクアは、今まで自分を支えてくれたあかねへの恩返し、といった動機で行動しているフシがあり、あかねに対する想いが純粋な恋愛感情かというと怪しいところがあります。

 また、アクアは有馬かなにも惹かれていましたが、有馬がアイドルであるという理由で敢えて彼女への想いに蓋をしている様子が描かれていました。

 そのため、あかねはアクアと正式に付き合い始めたものの、ファンの間では「最終的に別れるのでは?」「負けヒロイン?」といった声が上がっていたのですが……

 

 その天才的なプロファイリング能力により、1人先行してアクアたちの父親の正体に辿り着いたあかね。

 アクアが父親と会えば、きっと父親を殺してしまう。

 そう考えたあかねは1人でアクアの父親と対決しようとしますが……彼女の持ち物にGPSタグを仕込んでいたアクアによりその動きは察知され、止められてしまいました。

 これ以上、あかねを巻き込む訳にはいかないと判断したアクアはあかねに別れを告げ、復讐の決意を新たにすることになります。



【推しの子】黒川あかねと有馬かな

有馬かなに憧れて演劇を始めた

 役者として、アクアを巡る女としてライバル関係にある黒川あかねと有馬かな。

 実はあかねは元々有馬の大ファンで、彼女に憧れて演劇を始めました。

 子役時代の有馬に憧れ、有馬のようになりたい、有馬に近づきたいと芸能界に入ったあかね。

「かなちゃんとお友達になれたら」
「幸せで死んじゃう」

 当時は本気でそんなことを想うほど、有馬の大ファンでした。

 しかし実際に芸能界に入り、有馬と会ってみれば、有馬はちょうど子役としての旬を過ぎ、やさぐれつつあった時期で、実物はそれまであかねが抱いていたイメージと真逆。

 あかねは熱狂的なファンから反転して、有馬のアンチとなってしまいました。

 しかし本音の部分では今でもあかねは有馬の大ファンで、彼女にかつての輝きを取り戻して欲しいと願っており……

有馬かなにかつての輝きを取り戻して欲しいと勝負を挑む

 かつては太陽のような周囲を食べてしまうような演技をしていた有馬かな。

 しかし彼女は次第に周囲を輝かせる適応型の女優へと変わっていきました。

 それを良しとしないあかねは、有馬にかつての輝きを取り戻して欲しいと、共演した2.5次元舞台で有馬に勝負を挑みます。

 太陽のような演技で有馬を圧倒するあかね。

 しかし有馬は勝負に乗ってくることなく劇全体の調和を考え一歩引いてしまいます。

 そのことにショックを受けるあかねでしたが、最終的にアクアが有馬の全力の演技を引き出し、その輝きに魅了されるあかね。

 劇が終わって、やはり自分はまだ有馬に及ばないと考えるあかねでしたが、有馬もまた自分はあかねの才能には敵わないと劣等感を感じていました。

 互いに互いを誰より認め合い、高め合う、まさに理想的なライバル関係。

 それはアクアを巡っても同じのようで……

【推しの子】黒川あかねと映画「15年の嘘」

 物語の鍵を握る五反田泰志監督の映画「15年の嘘」。

 内容はアイの死の真相を語る実録映画で、黒川あかねもアイ役の想定キャストに名前があがっていました。

 ぴったりの役ではありますが、鏑木Pはアイ役に不知火フリル、五反田監督はルビーを推しており、あかねは結局別の役に収まりそうです。

 別れた男になど関わりたくないのかと思いきや、あかね本人はアクアにまだ未練たらたらのようで ↓

 自ら「15年の嘘」に出演し、アクアの復讐を止める決意を固めたあかね。

 旧B小町メンバーの一人「高峯」役での出演が決まっています(というか有馬のアイドル衣装に目をキラキラさせていました)。

【推しの子】キャラクター一覧

 



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