今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、隠れシスコン「ノゼル・シルヴァ」について解説します。
ノゼルは9つあるクローバー王国魔法騎士団の一つ「銀翼の大鷲」の団長。
ヒロインの一人・ノエルの兄であり、当初は魔力のコントロールができない彼女に冷たく当たっていましたが、後に隠れシスコンであることが判明しイメージがガラッと変わった人物です。
自他共に厳しく、ある意味では模範的な魔法騎士団団長と言えるノゼル。
本記事ではそんな彼のプロフィールや強さ、人間関係を中心に解説してまいります。
「ブラッククローバー」ノゼルのプロフィール
基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、血液型、声優など)
年齢 | 29歳(初登場時) |
誕生日 | 12月30日 |
身長 | 177cm |
血液型 | B型 |
魔法属性 | 水銀 |
好きなもの | 秩序、鴨のロースト |
出身地 | 王貴界 |
声優 | 鳥海浩輔 |
ノゼルはクローバー王国の魔法騎士団の一つ「銀翼の大鷲」の団長です。
外見は銀色の髪の怜悧な雰囲気の男性。
王族であるシルヴァ家の長男であり、プライドが高く、ヤミ団長のような王族・貴族以外の者が魔法騎士団の重職についていることを良く思っていません。
同時にただプライドが高いだけの男ではなく、自他共に厳しく「王族は国と民を守る責任がある」と上に立つものとして正しい価値観と誇りを持ち合わせています。
本作のヒロインの一人・ノエルの兄であり、当初は魔力のコントロールができないノエルに冷たく当たっていましたが、後に隠れシスコンであったことが判明しています(詳しくは後述)。
あまりにも目立つ独特の前髪
ノゼルについてしばしば話題となるのが、その独特過ぎる前髪。
前髪を三つ編みにして先端に十字架をつけるという意味不明なセンスの持ち主であり、ファンからは「変な前髪の人」「前髪団長」などと弄られています。
この髪型は別にシルヴァ家の伝統とかではないようで、他の弟妹の髪型は普通です。
ちなみにこの三つ編みはノゼルが自分でやっているのではなく、従者の方が毎日編んでいる模様。
ファンからも三つ編みに関する質問があり、コミックス7巻で回答されています。
また、詳しくは後述しますが、ノゼルが前髪に十字架をつけるようになったのは母アシエが亡くなって以降。
十字架には母の仇を討ち、家族を守り抜くという覚悟の象徴としての意味合いがあるものと思われます。
「ブラッククローバー」ノゼルの強さ
攻守に優れた「水銀魔法」の使い手
ノゼルは攻守に優れた水銀魔法の使い手です。
液体で自在に形状変化可能な「水銀」は汎用性が高く、万能。
また作中屈指の強魔法である「光魔法」を反射することができるため、リヒト(パトリ)戦では大いに活躍していました。
以下は、作中でノゼルが使用した魔法の一覧です。
<水銀魔法>
銀の雨
水銀の雨を上空から降らせる攻撃魔法。
銀の槍
水銀の槍を放つ攻撃魔法。
刑戮の銀星(けいりくのぎんせい)
水銀で周囲一帯を包み込む攻撃魔法。
水銀の檻の中は無数の武器が飛び交っている。
銀の弾
水銀の弾丸を放つ攻撃魔法(アニオリ)。
銀の剣
水銀の剣を放ち、敵を追尾する攻撃魔法(アニオリ)。
銀の煌王槍(しろがねのせんおうそう)
水銀の槍を伸ばす攻撃魔法(アニオリ)。
特別な力こそないが「銀翼の大鷲」団長として普通に強い
ノゼルは精霊魔法のような特別な力こそありませんが、王族として魔法騎士団長の中でも上位の魔力量を持ち、万能とも言える魔法属性を持つ普通に強い魔導士です。
他のキャラクターが次々新たな力を手にしてパワーアップしていく中、ノゼルに関しては素の力のままで最後まで最前線で戦い続けていました。
後半になるにつれラスボス格には一蹴されることも多くなっていますが、作中では徹頭徹尾、魔法騎士団団長に相応しい上位の実力者として扱われています。
「ブラッククローバー」ノゼルとフエゴレオン
同じ王族であり「紅蓮の獅子王」団長のフエゴレオン・ヴァーミリオンとは同年代のライバル。
フエゴレオンは王族でありなら平民・下民とも対等に接する人格者で、その在り方からノゼルは彼と対立することが多かったものの、内心では誰よりフエゴレオンを認めていました。
そのため、フエゴレオンが白夜の魔眼による王都襲撃で右腕を失う重傷を負い、昏睡状態となった際には静かに激怒。
弟のソリドであれ、敗北したフエゴレオンを貶す発言をしたことについては厳しく叱責し、「我がライバルの仇」と白夜の魔眼に対し強い敵意を向けていました。
「ブラッククローバー」ノゼルと妹ノエル(シスコン)
ノゼルは末妹のノエルに対し、当初「王族でありながら魔力のコントロールもできない出来損ない」として冷たく当たっていました。
他の兄弟であるネブラ、ソリドは単純にノエルを見下していましたが、ノゼルがノエルに冷たく当たっていたのは亡き母親・アシエに生き写しのノエルを失うことを恐れ、彼女を戦いに巻き込むまいとしてのことでした。
後にノエルが立派に成長した際には、ノゼルはこれまでの振る舞いを彼女に謝罪しています。
更にノゼルがノエルに冷たく当たっていたのには母を殺したヴァニカを倒し、母の仇を討って家族を守ると誓っていたからでもありました。
ノゼルはヴァニカの呪いにより母の死の真相を誰にも伝えることができず、不器用にノエルを突き放してしまった、ということですね。
最終的にノゼルはノエルと共闘して母の仇であるヴァニカを倒し、兄妹と過去の確執に終止符を打っています。
ちなみに同じ魔法騎士団長のドロシー曰く、素のノゼルはかなりのシスコンだそうです(夢魔法で出てきた気持ち悪いノゼルはドロシーの想像の産物のため、どこまでガチかは不明)。
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