今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、フレイヤ・ファミリアの筆頭ヒーラー「ヘイズ・ベルベット」について解説します。
ヘイズはフレイヤ・ファミリアにおいて治療師や薬師だけで構成された「満たす煤者達(アンドフリームニル)」の筆頭を務める女性冒険者。
「黄金の魔女」とも呼ばれるオラリオ二大治療師(美少女)の一人です。
普段は団員たちの無茶な訓練による負傷治療で酷使され死んだ目をしているヘイズ。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや強さ(レベル)、フレイヤとの関係などを中心に解説してまいります。
「ダンまち」ヘイズ・ベルベットのプロフィール
基本プロフィール(年齢・二つ名など)
ヘイズ・ベルベットはオラリオ最強派閥の一角「フレイヤ・ファミリア」に所属する女性団員。
女性の治療師や薬師だけで構成された「満たす煤者達(アンドフリームニル)」筆頭格を務めています。
外見は薄紅色の長い髪を二つに結わえた看護師風の衣装を身にまとった年齢不詳の美少女。
ただし「洗礼」によって毎日負傷する団員たちの治療で酷使され、普段は死んだ目をしています。
性格はいい加減そうに見えて結構真面目。
結構気の強いところもあり、扱いの悪さに苦情を入れても全く改善する気のないオッタル(猪人)に腹を立て、夕食に猪肉を出して意趣返しをすることも(一応、本人は当てつけではないと否定している)。
神々から与えられた二つ名は「女神の黄金(ヴァナ・マルデル)」です。
名前の元ネタはフレイヤと同一視される女神グルヴェイグの異名
ヘイズの名前の元ネタは、北欧神話においてフレイヤと同一視される女神グルヴェイグの異名。
グルヴェイグは彼女の魔法名にも表れています。
グルヴェイグの名が意味するものは「黄金の力」であり、神話では何度その身を槍で貫かれ、炎で焼かれてもその度に蘇ったとされる女神。
ヘイズとはグルヴェイグが人間の前に現れた時に使う偽名です。
フレイヤに関わるヒーラーとしてはピッタリの名前と言えるでしょう。
一方で、フレイヤと同一視される女神の異名を持つヘイズと、フレイヤの異名をそのまま与えられたヘルンとではフレイヤとの距離感にやや差異があり、その微妙な違いが作中にも反映されている印象です。
「ダンまち」ヘイズ・ベルベットの強さ(レベル)
蘇生の3歩手前まで治療可能な二大治療師「黄金の魔女」
ヘイズはLV4の第二級冒険者。
都市最高ヒーラーとされるアミッドと並ぶ二大治療師の一人「黄金の魔女」と呼ばれています。
<基本アビリティ> | |
力 | I54 |
耐久 | H182 |
器用 | G261 |
敏捷 | G249 |
魔力 | A898 |
<発展アビリティ> | |
【魔導:G】【治癒:G】【治力:I】 | |
<魔法> | |
【ゼオ・グルヴェイグ】 | ・超広域回復魔法。 |
【アース・グルヴェイグ】 | ・継続回復魔法。 |
【リバース・ガンド】 | ??? |
<スキル> | |
【黄金忠心(マルディタース)】 ??? | |
【金領光域(フレア・フリームニル)】 ??? | |
【戦野構築(ライフ・ウォールクヴァング)】 ??? |
ステータスそのものは典型的な『魔力』特化のヒーラー。
ヘイズの持つ二つの回復魔法【ゼオ・グルヴェイグ】と【アース・グルヴェイグ】はいずれも全身やけどや手足の断裂といった重傷を負った者でも、即座に完全回復させる強力な回復能力を有しています。
本人曰く「蘇生の3歩手前」まで治療可能。
「蘇生の1歩手前」まで治療可能なアミッドと比較すると純粋なヒーラーとしては一歩劣りますが、LV2のアミッドと異なり、ヘイズはLV4の冒険者として高い個人戦闘能力を有しているという特徴があります。
高い戦闘能力を持つ殴りヒーラー
実は元々ヘイズも「洗礼」を受けていた時期があり、並の第二級冒険者であれば単身で撲殺できるほどの実力者。
自分の限界を感じて治療師に転向、才能を開花させたということですから、LV3以前の最終ステータスは『魔力』特化ではなく前衛型であったと推察されます。
その戦闘スタイルは自分を強力な回復魔法で癒しつつ、杖で敵を撲殺するという殴りヒーラー。
回復魔法に加えて発展アビリティ【治療】【治力】も有していますから、耐久能力はほぼ不死身と言ってよいレベルに達しています(【治療】は回復魔法などの効果を向上させ、【治力】は自身の回復力を向上させる)。
派閥大戦では派閥連合相手に猛威を振るい、裏切ったヘディン(LV6)の魔法を何度も受けてようやく倒れています。
「ダンまち」ヘイズ・ベルベットとフレイヤ
ヘイズはフレイヤに対し狂信的な忠誠を誓っています。
普段は温厚で話しやすい印象ですが、他の団員たちと同様、フレイヤへ敵対する者に対しては容赦がなく、激情を露わにします。
ただ女性だからというのもあるのか、フレイヤの寵愛を受ける相手に敵意や嫉妬を向けることはあまりない模様。
ベルに対しても、周囲の団員達が対人能力皆無ということもあってか、素直で話の通じるベルのことは普通に好感を持っていました。
例外は女神の付き人としてフレイヤの傍に侍っていたヘルンで、表向き隠してはいるものの、彼女に対してだけは強い嫉妬心を抱いていたようです。
「ダンまち」ヘイズ・ベルベットは苦労人
ヘイズはオラリオ屈指の苦労人です。
というのもフレイヤ・ファミリアにはLV1~4の非戦闘員を除いた団員たちが朝から晩までバトルロイヤルを繰り広げて自らを鍛える「洗礼」という習慣があり、怪我人が絶えません。
当然、その治療を担当するヘイズたち「満たす煤者達(アンドフリームニル)」にかかる負担は他のファミリアのヒーラーの比ではなく、常時酷使され続けています。
しかもヘイズたちは洗礼の後の晩餐の準備まで担当しており……まあ、オッタルに当てつけの一つもしたくなりますよね。
ちなみに神々の間では「ヘイズとアスフィのどちらが摩耗しているか」が笑いながら議論されたことがあり、それを聞いたヘイズは無言で神々の頭を杖でどついたという逸話があるそうです。
派閥大戦後は「洗礼」からは介抱されたものの、「豊穣の女主人」亭で従業員として働かされることに。
こちらも重労働ではありますが、フレイヤ(=シル)との距離が近くなった分、前より環境は良いようです。
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