今回は「ジャンプ+」の人気野球漫画「忘却バッテリー」から、地味ながら異様な存在感を放つ男「千石 今日路(せんごく きょうじ)」について解説します。
千石さんは主人公たちの一学年上のライバルキャラの一人で、東京都の名門・帝徳高校のセカンドのレギュラー。
地味で特徴のない少年ですが、帝徳の日常回では狂言回しとして登場し、強烈な存在感を放っています。
実は作者の前作「ブタイゼミ」主人公の子供ではないかとも噂されている千石さん。
本記事ではそんな千石今日路のプロフィールや人間関係、作中での活躍を中心に解説してまいります。
「忘却バッテリー」千石今日路のプロフィール
基本プロフィール(誕生日、身長、声優など)
誕生日 | 6月24日 |
身長 | 170cm |
血液型 | A型 |
所属 | 私立帝徳高校 |
出身 | 不明 |
ポジション | 二塁手 |
投打 | 右投左打 |
背番号 | 4番 |
家族 | 不明 |
声優 | ー |
千石今日路は主人公の要圭や清峰葉流火らの一学年上のライバルキャラで、東京都の名門・私立帝徳高校のセカンドのレギュラーです。
外見は三白眼で中肉中背の、これといった特徴のない少年。
常に冷静沈着で無表情、登場する度何故か周囲から「千石さん」と名前を連呼されています。
毒のある厳しいツッコミを入れることもあれば、後輩の相談に乗ることもあり、岩崎監督の弱みを握って交渉しようとしたり、非常にとらえどころのない性格の持ち主。
そのため作中では帝徳の日常回などにおける狂言回しとして登場し、存在感を放っています。
選球眼に優れた二番二塁手
千石さんは帝徳の二番を打つ二塁手のレギュラー。
地味ながら小技に優れたバッターで、俊足の一番小里が出塁すると、確実に千石さんがチャンスを広げてくれます。
またその選球眼は一級品で、投手に球数を投げさせ、しかも四球を選んで出塁するという疲れが出る後半一番相手にしたくないタイプの打者。
作中では華々しい活躍こそありませんが、甲子園常連校・帝徳のレギュラー。
しかも千石さんの世代は特にタレント揃いと評判で彼に憧れている後輩も存在します。
「忘却バッテリー」千石今日路と帝徳
陽ノ本当に誘われて帝徳に
千石さんは同学年で帝徳の二枚看板の一人とされる陽ノ本当に誘われ、彼と一緒にプレーしたくて帝徳に入学しました。
千石さんの世代には俊足遊撃手の小里、強打者の久我、捕手の益村など、同じように陽ノ本とプレーしたくて帝徳に入学した奴がいっぱいいます。
基本的に毒舌であたりがキツメの千石さんですが、陽ノ本に対してだけは全面的に好意的。
逆に、陽ノ本に代わってエースの座についている飛高に対する当たりはキツメとなっています。
ただこれは、エース飛高を認めていないからではなく、飛高の性格がクソ面倒くさいからです。
ツッコミ役だが巧みにボケもこなす
千石さんは帝徳のツッコミ役。
そのツッコミの対象は大半が飛高に対するものなのですが、他の人間が飛高のボケを放置気味なため、後輩たちが飛高に対する対処を千石さんにぶん投げている形です。
ただ千石さんが常識人かというと決してそんなことはなく、飛高の息の根を止めようとしたり、監督にトラップを仕掛けて遊ぼうとするノリの良い一面も。
また作中では「帝徳式氷鬼」なる遊びを開催し、メンバーの空気を和ませていました(娯楽がない分、遊びまで健康的なんですね)。
「忘却バッテリー」千石今日路の両親は?
千石さんはファンの間で作者・みかわ絵子先生の前作「ブタイゼミ」の主人公カップル、千石今日太と如月今日子の息子ではないかと言われています。
「ブタイゼミ」は舞台演劇をテーマにした青春作品で、第一話でヒロインがセミの演技をするのがタイトルの由来。
105話では死にかけのセミのモノマネをする飛高に対し、
「俺は安直なセミのモノマネをするやつは許さんと決めてるんだ」
と信念を語っており、また両親の姿もチラリと描かれていて面影があることから、まず間違いないだろうと言われています。
「忘却バッテリー」千石今日路の活躍
千石さんは帝徳の一員として二度にわたり、東京都予選準決勝で主人公たち小手指高校の前に立ちふさがります。
打者として特別強力というわけではないのですが、俊足の一番小里が出塁すると、そのミート力を活かし、ランアンドヒットなどで確実にチャンスを広げ、三番陽ノ本、四番国都をチャンスメイク。
また抜群の選球眼を活かして四球を選ぶことが多く、一年目夏は九回裏の先頭バッターとして清峰に12球も球を投げさせ、体力を奪った上に四球で出塁しています。
地味ではありますが、繋ぐ役割の二番打者としては間違いなく最高の仕事をしている印象ですね。
コメント