「忘却バッテリー」岩崎監督~私立帝徳高校を率いる名将、ただし逃した魚を見ると情緒不安定に~

 今回は「ジャンプ+」の人気野球漫画「忘却バッテリー」から、情緒不安定さが大人気「岩崎監督」について解説します。

 岩崎監督は東京都の甲子園常連校・私立帝徳高校を率いる名将。

 かつて要圭や清峰葉流火ら小手指高校に入学した天才四人をスカウトしていたことがあり、彼ら四人が絡むと錯乱して情緒不安定になる面白いおっさんです。

 普段の冷静沈着な姿と錯乱時のギャップでファンからの人気も高い岩崎監督。

 本記事ではそんな愉快なおっさんのプロフィールや作中での活躍を中心に解説してまいります。

「忘却バッテリー」岩崎監督のプロフィール

基本プロフィール(誕生日、身長、声優など)

誕生日不明
身長不明
血液型不明
所属私立帝徳高校
出身
ポジション監督
投打
背番号
家族不明
声優

 岩崎監督は東京都の名門で甲子園常連校・私立帝徳高校を率いる名将です。

 外見は白髪を撫でつけ髪にした、がっちりした体格の壮年男性。

 基本的に冷静で落ち着いた紳士であり(例外はある)、生徒や野球関係者から厚い信頼を集めています。

 かつてシニアで活躍していた要圭清峰葉流火藤堂葵千早瞬平のスカウトに失敗。

 そのことを今でも悔やんでおり、彼らが無名の都立高校に進学したことを知ると、錯乱し情緒不安定になっていました(詳細は後述)。

甲子園常連・帝徳高校を率いる名将

 岩崎監督は甲子園常連校を率いるに相応しい名将です。

 一見冷静で手堅い采配を好むタイプに見えますが、実は難しい気性のエース飛高を積極的に使いたがるなど勝負師であり、流れを掴む攻めの采配を得意としています。

 その上で、決して不必要なリスクを負うことなく、

「選手は愛しても信じちゃいけない」

 と必要と判断すれば躊躇いなく選手交代や敬遠も指示しています。

 その上、選手の才能を見抜く目も確かと、まさしく理想的な監督なのですが、唯一の欠点はそうした才能を愛しすぎてしまうことで……


「忘却バッテリー」岩崎監督は情緒不安定

ハイパーつよつよ1年生

 普段は冷静沈着で厳格な岩崎監督ですが、あることが絡むと途端に情緒不安定になります。

 そのあること、とは要圭、清峰葉流火、藤堂葵、千早瞬平の四人。

 岩崎監督はシニアで活躍していたこの4人に1年生にして帝徳で4番を打つ国都を加えて、ハイパーつよつよ1年生5人組を結成したいとなどと考えていたようです。

 しかし国都以外の四人は全員スカウトを蹴ってしまい、無名の都立高校へ進学。

 彼らが無名校にいるという現実を目の当たりにした岩崎監督は、

「ふぁ────」
「おんのかい!!」
「都立におんのかい」
「4人ともおんのかい」

 と地面に膝をついて絶叫し、涙を流していました。

逃した魚が絡むと錯乱

 その後も、岩崎監督は要圭ら4人が絡むと錯乱して情緒不安定に。

 逃した魚の大きさを直視するたび、泡を吹いて倒れたり壁や地面を叩いて「ガッゴイイイィィ~」と涙を流しています。

 流石に公式戦で対戦している時はマトモですが、それ以外では彼らの写真をみるだけでおかしくなってしまいます。

 53話とかほぼ岩崎監督の発狂回でしたね。

 岩崎監督は4人のことを諦めきれておらず、彼らが1年生の時には転校してこないかと誘いをかけていました。

 というか、佐古監督が小手先の監督に就任するまで小手指のエア監督を自認するなど、完璧に狂っていましたね。


「忘却バッテリー」岩崎監督の活躍

 岩崎監督は監督なのでもちろん直接戦うことはありませんが、その優れた采配で主人公たちの前に立ちふさがります。

 選手の気を引き締め流れを引き寄せる選手交代や、意表をつくスクイズ指示など、主に頭脳戦、駆け引きをしかけてくる形ですね。

 また選手の才能や努力を見抜いて抜擢するエピソードなども織り交ぜてくるので、実際のところ帝徳高校で一番目立っているのは選手ではなく監督です。

 1年目の夏は東京都予選準決勝で主人公たち小手指を破り、そのまま甲子園に出場しています。

「忘却バッテリー」岩崎監督、リベンジを誓う

 1年目の夏に甲子園に出場した岩崎監督率いる帝徳高校ですが、彼らは一回戦で全国一の名門・大阪陽盟館に11-0で大敗。

 帝徳高校は無責任な人間にSNSなどでボロボロに叩かれることとなります。

 そのことを誰より悔しがり、怒りを露わにしていたのが岩崎監督。

 岩崎監督は選手を思うからこそ、彼らが一方的に叩かれていることに我慢ならず、このまま終わってたまるものかとリベンジを誓うことに。

 その甲斐あってか、続く春の甲子園では大阪陽盟館との対戦はならなかったもののベスト4に進出し、躍進を見せていました。

 しかし彼らの悔しさは大阪陽盟館にリベンジを果たすまで決して晴れることはなく……

「忘却バッテリー」岩崎監督、人気投票5位

 岩崎監督はオッサンでありながら、主人公の片割れ(清峰・7位)さえ押さえて第一回人気投票で5位という好成績を収めています。

 この作品のオッサンは、基本的に皆、人格能力共に備えた立派な人物なのですが、同時に高校球児が大好き過ぎておかしくなることが多いです。

 岩崎監督はその代表として高校球児大好きオジサンの票が集中した印象がありますね。



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