今回は魔物食という異色のテーマを扱う人気作「ダンジョン飯」から、忠犬コボルト「クロ」について解説します。
クロは主人公のライオスたちとは別にダンジョン攻略を目指すカブルー一行の男性コボルト。
ハーフフットのミックベルに雇われ、カブルー一行にはミックベルの用心棒として参加しています。
富や名誉には興味がなく、常にミックベルを想って行動しているクロ。
本記事ではそんな彼のプロフィールやコボルトの特徴、ミックベルとの過去やその後どうなったかを中心に解説してまいります。
「ダンジョン飯」クロのプロフィール
基本プロフィール(年齢、声優など)
種族 | コボルト |
年齢 | 18歳 |
誕生日 | 9月22日 |
出身地 | 西方大陸 |
家族構成 | 父、母、兄、姉2人、弟2人 |
体格 | 身長145cm前後、BMI 24 |
好物 | 鳥、豚 |
苦手 | 果物 |
声優 | 奈良徹 |
クロは主人公のライオスたちとは別口でダンジョン踏破を目指す若き冒険者パーティー・カブルー一行のコボルトです。
外見は黒毛につぶらな瞳が特徴で、普段はとても愛らしいですが、危険を察知した時や戦闘時は牙を剥き出しにしたワイルドな表情に。
コボルトは共通語の発声が苦手で、たどたどしい言葉遣いのせいで幼く見えますが、コボルト語を話す本来の彼はハードボイルドで面倒見の良いしっかり者。
パーティーにはカブルーとの直接雇用ではなく、ハーフフットのミックベルの用心棒として参加しており、常にミックベルのことを最優先に考えて行動しています。
なお、クロというのは通称で、本名はヨダン。
優れた嗅覚を持つ戦士
クロは剣と牙の両方を駆使して戦う勇敢な戦士です。
戦闘能力は中々の者でゴロツキ程度なら素手でも楽に倒せる程度の実力は有しています。
ただシュロー一行の忍者衆のように専門的な訓練を積んだ戦士職には一歩劣る印象ですね。
クロの最大の強みはその優れた嗅覚。
臭いによる索敵や追跡のみならず、幻覚を見抜いたり魔術の痕跡を感じ取ることもできます。
「ダンジョン飯」クロたちコボルトとは?
平均身長 | 男性 | 150cm |
女性 | 140cm | |
平均寿命 | 13歳(亜人・短命種) | |
成人年齢 | 55歳 |
クロたちコボルトは人間と犬型の魔物をかけあわせたと思われる亜人種です。
優れた嗅覚を持ち、臭いで仲間を見分けたり、僅かな痕跡から種族を判別したりすることができます。
あらゆる毒に強い耐性を持ち、腐った食べ物もへっちゃら。人間であれば即死するほどのシーサーペントの猛毒にも耐えることができます。
知能は低くないものの共通語の発声が苦手で、他人種とのコミュニケーションを取るのがあまり得意ではありません。
コボルトの生息域は主に西方大陸で、東方大陸の島が舞台となる作中に登場するコボルトはクロ一人。
クロが温厚でかわいらしいため勘違いされがちですが、基本的にコボルトは残忍で好戦的。
クロと親しいカブルーでさえ「所詮彼らは亜人」「言葉は通じない」と発言していました。
なお、コボルトは見た目がかわいらしいため、コボルトなどの亜人を専門に取り扱う奴隷商もいますが、奴隷として買い取られたコボルトの多くは不幸な結末を迎えています。
「ダンジョン飯」クロの活躍
クロは作中において、戦士としてよりその嗅覚で活躍しています。
カブルー一行が全滅した時、その死体に霊除けのまじないをかけた者たちの種族構成を臭いで嗅ぎ分けたり、人工獣人であるイヅツミに警戒を向けたり、物語のギミック的な役割をはたしていた印象。
一方で戦士としては、キメラ化したファリン(ファリゴン)相手に勇敢に立ち向かっていましたがあっさり殺されており(後に蘇生)、あまりいいところがありませんでした。
「ダンジョン飯」クロとミックベル(過去)
元々クロは、広い世界を見るために故郷を飛び出したものの、港の近くをうろついていたところを捕まり奴隷商に売り飛ばされた過去を持ちます。
その後、クロは奴隷商にムカついて嫌がらせをしに来たミックベルに解放され、そのまま成り行きでミックベルに用心棒として雇われることに。
周囲からはミックベルがクロを騙して薄給でこき使っていると思われていますが(実際に薄給でこきつかわれているんですが)、二人は互いに厚い友情で結ばれています。
なお、天涯孤独だったミックベルはクロが自立して自分から離れて行ってしまうことを恐れており、クロが自分以外の人間と話すことを極端に嫌っています。
クロもそんなミックベルを不安がらせまいと気を遣いつつ、彼と同じ言葉で話せるようにと深夜に隠れてカブルーから共通語と時勢の勉強を教わっていました。
クロの夢はミックベルといろんな国を見て回ることであり、カブルーは二人の友情は同じ言葉で話せるようになってはじめて始まるのだろうな、と密かに応援しています。
「ダンジョン飯」クロのその後(最後)
本編終了後、迷宮の消滅に伴いカブルー一行は解散。
クロはミックベルとともに島(メリニ)の対岸の街カーカブルードで何でも屋を営んでいます。
カブルーとリンシャは島に残り、ダイアとホルムはカーカブルードに移り住んでいますから、解散したと言っても一行の交流はその後も続いていそうですね。
なお、クロの夢はミックベルと共にいろんな国を見て回ること、ミックベルの夢はお金を貯めてカーカブルードの一等地にクロと一緒に家を買うことでしたが、二人が果たしてどちらの道を選んだのかは語られていません。
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