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「相続探偵」感想&評価(ネタバレ注意)~早くもドラマ化の期待がかかる西荻弓絵原作の話題作~

 今回は「SPEC」「民王」「妖怪シェアハウス」など人気ドラマの脚本家として知られる西荻弓絵先生原作の遺産相続ミステリー「相続探偵」について紹介します。「人の数だけ相続があり、相続の数だけ事件がある」 「相続探偵」は主人公の私立探偵が、その推理力と法律知識を以って遺産相続に隠された闇を暴き、故人の想いを守るドラマ仕立ての痛快ミステリー作品です。 相続する(させる)財産があるって、必ずしも幸せな事じゃないのかも。 思わずそんなことを考えてしまう作品でした。
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「さよなら私のクラマー」感想&評価(ネタバレ注意)~打ち切り(?)完結済でも読んで損なし、アニメ化・映画化済~

 今回は月刊少年マガジンで連載され、2021年1月号をもって完結済の女子サッカー漫画「さよなら私のクラマー」について解説します。 この作品はアニメ化、映画化もされており、当然原作漫画も人気は高かったのですが、最終回の内容から打ち切り説が流れ、ファンからの批判をかった問題作でもあります。 しかしながら内容そのものは非常にクオリティが高く面白い良作。 本記事では打ち切り説の真相やあらすじ、タイトルの意味、アニメや映画の概要なども含め、その魅力を語ってまいります。
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「出禁のモグラ」感想&評価(ネタバレ注意)~『鬼灯の冷徹』の作者、江口夏実先生の最新作、仙人があの世から出禁!?~

 今回はあの「鬼灯の冷徹」の作者、江口夏実先生が「モーニング」で連載中の話題作「出禁のモグラ」について紹介します。 「出禁のモグラ」とは現代日本を舞台に、”あの世から出禁をくらった”自称仙人の男、モグラを中心として描かれるオカルトギャグストーリー。 江口先生独特のあのシュールな世界観が今度は現代に移植され、非常にポップで馴染みやすい作品となっています。
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「SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん」感想&評価(ネタバレ注意、あらすじ含む)

 今回は月刊ビッグガンガンで連載中の一風変わった青春バンドストーリー「SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(以下、シオリエクスペリエンス)」について紹介します。 この「シオリエクスペリエンス」は、かつて家庭の事情で音楽の道を諦めた地味な女教師「紫織」が、伝説のロックミュージシャンであるジミ・ヘンドリクスの亡霊に憑りつかれ、再び音楽活動を始めるという物語。 本記事では”ジミヘン”の幽霊というネタ要素と青春が見事に融合した本作の魅力について、あらすじや登場人物を中心に深掘りしてまいります。
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「TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには」感想&評価(ネタバレ注意)~太極拳✖金的✖美大浪人=最強のコンビニ店員~

 今回はサイコミで配信中、冴えない最強コンビニ店員による痛快バトルアクション「TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには」について紹介します。 この物語は国家さえもその強さの秘密を求めつけ狙う最強の男「TSUYOSHI」を巡る物語。 一見すると小柄でひ弱そうな青年が、自分を狙って立ちふさがる格闘家やスパイをバッタバッタと薙ぎ倒す、非常に爽快感溢れる内容となっています。 本記事ではあらすじや最強の男「TSUYOSHI」のチョロすぎる素顔を中心に、ネタバレも交えて本作の魅力を語ってまいります。
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「兄の嫁と暮らしています。」感想&評価(ネタバレ注意)~この二人の関係は果たして何と呼べば良いのだろう?~

 今回はくずしろ先生がヤングガンガンで連載中、血の繋がらない姉と妹のどこか切ない関係を描いた「兄の嫁と暮らしています。」について紹介します。 この作品はたった一人の血縁だった兄を無くした高校生の少女と、その兄の妻だった女性が、互いを想い合い、寄り添いながら暮らしていく様を描いた物語。 2人の互いを想い合うからこそすれ違う、ちょっと切ない距離感が尊い良作です。 本記事ではただの家族愛とも百合とも言えない2人と、彼女たちを取り巻く人々との関係が描かれたこの作品の魅力について語ってまいります。
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「いとなみいとなめず」感想&評価(ネタバレ注意)~交際経験0の夫婦が結婚から始めるジレジレほのぼのラブコメディ~

 今回は水瀬マユ先生が漫画アクションで連載中、交際経験0の夫婦が始めるジレジレラブコメディ「いとなみいとなめず」について紹介します。 この「いとなみいとなめず」は、文字通り色んなものをすっ飛ばかして夫婦になった2人が、”夫婦の営みを営めないまま”少しずつ距離を縮めていく物語。 「中学生かよ」とツッコみたくなる純な2人の関係をヤキモキほのぼのしながら見守っていたくなる良作です。 まだ気が早いけど、できればドラマ化して欲しいなぁ……
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「神様のバレー」感想&評価(ネタバレ注意)~アナリストが戦術と詐術で弱小チームを全国制覇へ導く、主人公の呪いとは?~

 今回は「週刊漫画TIMES」で不定期連載中の、選手ではなく指導者を主役としたバレー漫画「神様のバレー」について紹介します。 独特の理論と傲慢な考えを持った指導者・監督が弱小スポーツチームを勝利に導くという物語は、一昔前は珍しかったものの今ではスポーツ漫画の一大ジャンル。野球では「ラストイニング」とかが有名ですね。 漫画的な必殺技・スーパープレーが無い分、そのスポーツの理論をより深く知ることができ、メンタルや人間模様が丁寧に描かれているのが特徴です。 本記事では「神様のバレー」のあらすじや登場人物などに触れながら、その魅力や特徴(呪い)について深掘りしていきたいと思います。
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「山を渡る-三多摩大岳部録-」感想&評価(ネタバレ注意)~大学山岳部でガチ登山家と初心者がおりなす群像劇~

 今回は空木哲生先生が「ハルタ」で連載中、大学山岳部の活動を描いた青春群像劇「山を渡る-三多摩大岳部録-」について紹介します。 この「山を渡る」は、崖登りもこなすガチ登山家の上級者たちが、山岳部存続のために貧弱新入生3人組に登山の魅力を伝えていく物語。 初心者丸出しのピクニックから上級者向けの本格登山、そして学生特有の金銭的な問題まで丁寧に描いた良作です。 本記事では、物語のあらすじや登場人物を中心に、若干のネタバレも交えながら「山を渡る」の魅力を語ってまいります。
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「リボーンの棋士」感想&評価(ネタバレ注意)~打ち切り完結済でも読んで損のない名作将棋漫画、その魅力や結末を解説~

 今回は、「ビッグコミックスピリッツ」で2018年から2020年まで連載された名作将棋漫画「リボーンの棋士」について紹介いたします。 この作品は才能豊かで将棋に全てを捧げてきた男が挫折し、一度は将棋から完全に離れたものの、再び辛く険しい将棋の世界に向き合い、改めてプロを目指すヒューマンストーリー。 ファンからの評価は非常に高かった作品なのですが、将棋、男たちの挫折と苦悩という暗めの題材のせいか単行本販売が伸び悩み、全7巻で打ち切り完結となっています。 本記事では、リアルで天才棋士が活躍する今だからこそ読んで欲しい「リボーンの棋士」の魅力について、ネタバレも含めて語ってまいります。
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