今回は「ジャンプ+」で連載中のオカルティックラブコメ「ダンダダン」より、アイラに付きまとっていた妖怪「アクロバティックさらさら(通称:アクさら)」について解説します。
アクさらは原作13話から登場した妖怪。
メインキャラクターの一人であるアイラ(白鳥愛羅)を自分の娘と勘違いして付きまとっていましたが、最終的にアイラにその力を託してくれることとなります。
ただの危ない妖怪かと思いきやとても悲しい過去を持っていたアクさら。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや元ネタ、その過去(娘)やアイラとの関係を中心に解説してまいります。
「ダンダダン」アクロバティックさらさらとは?
アクロバティックさらさら(通称:アクさら)とは原作13話から登場している妖怪です。
外見は赤いワンピースに長くさらさらの髪、眼窩のないギョロリとした目と大きく裂けた口が特徴の巨躯の女性。
失った自分の娘を求めて暴走するヤベー妖怪ですが、生前は育ちが良かったのか言葉遣いは上品。
何にでも頭に「お」をつける喋り方が特徴です。
作中ではメインキャラクターの一人であるアイラ(白鳥愛羅)を自分の娘と勘違いして付きまとい、アイラに怪異が見えるようになったことが切っ掛けで暴走しています。
「ダンダダン」アクさらの元ネタ
アクロバティックさらさらの元ネタは2008年頃からネット上を中心に語られ始めた同名の都市伝説です。
その特徴は、赤い服にさらさらの長い髪、体の左側には自傷痕があり、眼球がなく、口が大きく、裸足で行動している異様に背が高い女性の妖怪。
ふざけた名前ですが出会ったらヤバいとされていて、ビルの上などに突然現れ、目が合った人の自宅までついて来て攫ってしまうのだとか。
屋根の上などを飛び回るアクロバティックな動きがその名前の由来。
一説では福島県で自殺した女性がモデルとも言われていますが、その真偽は定かではありません。
「ダンダダン」アクさらの能力(強さ)
アクさらはまだ生まれたばかりの新しい妖怪ですが、中々に強力な力の持ち主です。
長い髪を自在に操る能力を持ち、作中では敵を攻撃したり拘束する用途で使用しています。
パワフルかつしなやかなバレエダンサーのような体術は強力無比。
華麗に障害物の隙間を舞い、暴風のように周囲のものを吹き飛ばしてしまいます。
またその大きな口は人を一飲みにして捕食することも可能です。
「ダンダダン」アクさらの過去(娘)
原作16話ではアクさらの悲しい過去が明かされています。
アクさらは生前、長い黒髪が美しいシングルマザーの女性でした。
元バレエダンサーで育ちは良さそうでしたが、借金取りに追われながら幼い娘を女手一つで育て、生活は困窮。
清掃員、コンビニバイト、夜は身を売り、娘のために身を粉にして働いていました。
それでも娘の笑顔が彼女を支えていたのですが、ある日借金取りによって娘が連れ去られてしまい、彼女は失意のあまり屋上から投身自殺。
娘を想うがあまり怨霊となってしまいました。
娘がどうなったか詳細は語られていませんが、わざわざ借金取りが連れて行き、生前のアクさらが取り戻すことを諦めたのですから、つまり……
「ダンダダン」アクさらと白鳥愛羅(アイラ)
アクさらはアイラに彼女を自分の娘と勘違いして付きまとっていました。
その切欠は、幼い頃に偶然波長があったアイラが街を彷徨うアクさらを見かけ、亡くなった自分の母親と勘違いして声をかけたこと。
怨霊となり心が摩耗していたアクさらはアイラが自分の娘だと思い込み、彼女を守ろうとつきまとうようになります。
ただその後アイラはアクさらの姿が見えなくなってしまったため、しばらくは平穏な日々が続きました。
しかしある日、アイラはオカルンのゴールデンボールを拾ったことが切っ掛けで霊力に目覚め、アクさらの姿が見えるように。
アイラが再び自分の姿を見てくれたことに歓喜したアクさらは暴走し、彼女を自分のものにしようと行動に移してしまいます。
「ダンダダン」アクさらの最後
感情をコントロールできず、かつての娘を守ろうとした思いを忘れて暴走するアクさらは、アイラに「化け物」と呼ばれつい彼女を食べてしまいます。
オカルン、モモ、ターボババアによってアクさらの体内から救出されたアイラでしたが、その時既に彼女は亡くなっていました。
アイラの死のショックで正気を取り戻したアクさらは、その生命の炎(オーラ)をアイラに譲り渡して蘇生させ、その代償に炎(オーラ)を使い果たして消滅することに。
本来でしたら未練を残したアクさらは成仏もできず、完全な無へと帰ることになるはずでしたが、彼女の過去を垣間見たアイラの感謝の言葉によってアクさらは優しく穏やかな世界へと向かっていきました。
アクさら本人は無事に成仏しましたが、その能力はアイラへと受け継がれており、彼女はアクさらの力を使って変身できるようになっています。
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