今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか（以下「ダンまち」）」から、超凡夫こと「ラウル・ノールド」について解説します。
ラウル・ノールドは「ロキ・ファミリア」に所属するヒューマンの第ニ級冒険者。
ファミリア内では二軍メンバーのリーダー格を担っています。
彼のことを一言で言い表すなら、容姿も能力も性格も全てが凡庸な完全無欠の凡夫。
本記事ではそんな”超凡夫”ラウルのプロフィールや強さ（レベル）、相方であるアキとの関係を中心に解説してまいります。
「ダンまち」ラウルのプロフィール
基本プロフィール（年齢・二つ名・声優など）
ラウル・ノールドはオラリオ最強派閥の一角「ロキ・ファミリア」に所属するヒューマンの第ニ級冒険者です。
年齢は21歳。
外見は美形揃いのロキ・ファミリアにおいては珍しい程のモブ顔です。
性格も極めて平凡で、腰が低くて親しみやすい苦労人型。
過去には娼館で女に引っかかり、ファミリアの遠征収入をちょろまかしたこともあるなど、ほどほどにダメ男でもあります。
ちなみに生まれは農家の三男坊と出自に至るまで平凡。
そんなあらゆる面で凡庸なラウルに神々が与えた二つ名は「超凡夫（ハイ・ノービス）」。
逆にちょっとカッコイイですね。
声優は石谷春貴さんが担当しています。
ロキ・ファミリアの二軍リーダー（次期団長候補？）
ラウル・ノールドはロキ・ファミリア内では二軍メンバーのリーダー格。
アクの強い主力メンバーと下位の団員たちの間に挟まれ苦労する中間管理職的な立ち位置のキャラクターです。
二軍メンバーの中でも特別優秀と言うわけではありませんが、何でもそれなりにこなせる技量はファミリア内でも「器用有能」と評され高評価。
頼りなく親しみやすい人柄も、周囲から「支えて上げなくては」と思わせるようで、周囲の士気を上げることに貢献しています。
ちなみにアイズ、ティオナ、ティオネ、ベートといった若手主力メンバーが悉く人を率いることに向いていないこともあり、ロキやフィンたち首脳陣の間では次期団長候補にラウルの名前が挙がっているそうです。
「ダンまち」ラウルの強さ（レベル・ステータス）
読者も驚くほどの凡夫
ラウル・ノールドはLV4の第二級冒険者。
凡庸と馬鹿にされることの多い彼ですが、LV5以上の第一級冒険者がオラリオ全体でも30人ほどしかいないことを考えれば、一般的にかなり優秀な冒険者であることは間違いありません。
ただ、その上で彼の能力を言い表すとするならば「凡夫」。
| ＜基本アビリティ＞ | |
| 力 | C601 |
| 耐久 | C602 |
| 器用 | C603 |
| 敏捷 | C604 |
| 魔力 | I0 |
| ＜発展アビリティ＞ | |
| 【狩人：H】【耐異常：H】【逃走：I】 | |
| ＜魔法＞ | |
| 無し | |
| ＜スキル＞ | |
| 無し | |
これが読者を驚かせたラウルのステータスです。
魔法やスキルは一切なし。
ステータスも魔力の「0」（魔法が無いので当然）を除き、平べったくほぼ「C600」ちょっとで揃えられています。
完全にピッタリ600とかじゃないところが一層凡庸ですね。
発展アビリティも【狩人】【耐異常】は多くの冒険者が保有しているありふれたもの。
唯一【逃走】だけはレアアビリティとされていますが、これはたくさん逃げ回ることで発現する不名誉なアビリティとも言われており……
二流ながら大抵の武器は器用に扱う万能さ
ラウルのメインウェポンは片手剣と弓。
ただ彼はこれ以外にも多種多彩な武器を器用に扱うことができます。
一つ一つの武器の扱いは二流どまりながら、あらゆる状況に対応できる万能性は中々のもの。
指揮も相応にこなすことができ、仲間の窮地には身を張って前線を支えるなど、凡夫ながらやる時はやる男です。
「ダンまち」ラウルとアキ
アキとは老夫婦の如き名コンビ？
同じ二軍メンバーでファミリアの同期でもあるアナキティ・オータム（以下「アキ」）とは、公私ともに息の合った名コンビです。
ラウルは自分と違って美しく優秀なアキに敬意を払っており、一方のアキもラウルの人柄や実力を買って彼のことをサポートしています。
ラウルがリリルカに騙された際には静かに怒り、後からしっかりとリリルカにやり返していました。
その息の合った様子から周囲やファンからはカップル扱いされ、「老夫婦」などと揶揄されることの多い二人ですが、今のところ二人にそのつもりはない模様。
ちなみにアキは第二次クノッソス進攻戦後にLV5へのレベルアップを果たし、ラウルを置いて第一級冒険者へと到達しています。
実は前世からの付き合い
「ナイツ・オブ・フィアナ」ではラウルやアキの前世と思しき人物が登場しており、彼らが前世からの付き合いであったことが示唆されています。
ラウルの前世（と思しき人物）はラザル・ディアミッドというヒューマンの青年騎士で、フィンの前世であるディムと友情を育んでいくことになります。
アキの前世（と思しき人物）はそのラザルの小姓を務めるフェリスという猫人（？）の少女。
ラザルのことを小馬鹿にしたような言動が目立つものの、何だかんだラザルを心配して支えているという関係性でしたが……
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