「ダンまち」ニイナ・チュール~学区に所属するエイナの妹、その強さ(レベル・ハイエルフ由来の魔法)、ベルとの関係~

 今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、アドバイザー・エイナの妹「ニイナ・チュール」について解説します。

 ニイナは「学区」の「バルドル・クラス」に所属するハーフエルフの少女。

 主人公ベル・クラネルのアドバイザー、エイナ・チュールの年の離れた妹でもあり、作中では学区に潜入したベル(=ラピ)のクラスメイトとして彼の世話を焼いていました。

 本記事ではニイナのプロフィールや強さ(レベル・魔法)、エイナやベルとの関係を中心に解説してまいります。

「ダンまち」ニイナ・チュールのプロフィール

基本プロフィール(年齢など)

 ニイナ・チュールは移動教育機関「学区」の「戦技学科」「バルドル・クラス」に所属するハーフエルフの少女です。

 外見は一房だけ翡翠に染まった茶褐色の長髪が特徴的な美少女。

 実年齢よりかなり大人びていますが年齢はまだ13歳。

 本人は年上に見られることを「老けて見られる」と気にしています。

 性格は世話焼きな優等生。

 潔癖とされるエルフの血を引きながら柔和で親しみやすい雰囲気の持ち主です。

 作中では「ラピ」という偽名で学区に潜入することになったベル・クラネルのクラスメイトとなり、何かと彼の世話を焼いていました。

「学区」所属の才女

 ニイナは「海上学術機関特区(通称「学区」)」の「戦技学科」「バルドル・クラス」に所属する生徒です。

 「戦技学科」は冒険者や騎士、宮廷魔導士などの戦闘職を志望する生徒が学ぶ学科で、「バルドル・クラス」は神バルドルの恩恵(ファルナ)を受けているという意味。

 ファミリアでなく「クラス」と呼ばれているのは、いずれ旅立つ生徒たちに「以前ファミリアに所属していた」という肩書を与えないようにするための配慮です。

 ニイナはクラス内では年少格にも関わらず第三小隊の小隊長を任されている才女。

 ただニイナが率いる第三小隊は連携が上手くいっておらず、当初「おちこぼれ小隊」「歴代最低辺の小隊」などと揶揄されていました。

 ちなみにニイナは元々教養学科に所属していましたが、レオン先生にスカウトされ戦技学科に移籍した過去の持ち主。

 戦技学科に移った今でも筆記テストでトップを取るなど学業成績も優秀です。


「ダンまち」ニイナ・チュールの強さ(レベル・魔法詠唱)

学生ながら優秀なLV2のヒーラー

 ニイナは学生にも関わらず既にLV2に到達した優秀なヒーラーです。

 学区ではLV2どころかLV3に到達した生徒もいると聞きますが、レベルの上がりにくいヒーラーでLV2というのはやはり立派なものですよね。

<基本アビリティ>
???
耐久???
器用???
敏捷???
魔力???
<発展アビリティ>
???
<魔法>
【ラグリエル・クリスヘイム】・浄化魔法
・毒や麻痺、呪詛や精神攻撃をも防いでは癒す結界「妖精の聖域」を形成する。
???
<スキル>
???

 ニイナのステータスは今のところ公開されていません。

 分かっていることは長杖を使うLV2のヒーラーだということだけ。

 また小隊長を任されていたことから、経験不足ではありますが指揮官としての適性もあるようです(作中では隊員たちが問題児で尖っていたため苦労していましたが)。

 後は運動も得意という発言がありましたから、本職ではないとはいえそれなりに動けるタイプと思われます。

ハイエルフ由来の魔法(「我が名はアールヴ」)

 ニイナが使う浄化魔法【ラグリエル・クリスヘイム】は、ハイエルフ(=エルフの王族)由来と思われる稀少魔法。

 あらゆる異常を防いで癒す、最上級の魔法です。

 特筆すべきはその魔法詠唱。

【風の子守歌(うた)、花の揺り籠。かつての壮麗、在りし日の雄大。母を護りし白き都(みやこ)、花々の丘の上。花よ、咲け。芽吹かぬ私(たね)の代わりに。光よ、歌え。尊き旅人を照らすため。青よ、高く。白よ、清く。瘴気を祓い、花冠(かんむり)をここに。咲き誇れ、第二の霊峰——我が名はアールヴ。ラグリエル・クリスヘイム】

 「我が名はアールヴ」、ハイエルフであるリヴェリアの詠唱に特有の文言ですね。

 ニイナの母であるアイナはかつてリヴェリアの従者を務めていたエルフで、ハイエルフの血が流れているという情報がありました。

 この魔法の使用時にはニイナの一房の翡翠の髪が魔力の輝きを帯びており、彼女が持つハイエルフの血が発揮されているものと考えられます。

 更に、詠唱には「第二の霊峰」という文言があり、このハイエルフ由来の魔法は他にも存在する可能性が大。

 リヴェリアは万能型の魔導士ですから、ヒーラーとしてのポテンシャルで言えば純血のハイエルフを上回っているのではないでしょうか。


「ダンまち」ニイナ・チュールと姉エイナ

 ニイナの姉はギルドでベル・クラネルのアドバイザーを務めるエイナ

 二人は6歳差の姉妹ですが、エイナはニイナが生まれてすぐに「学区」へ入学してしまったため、ニイナがオラリオにやってくるまで二人にはほとんど面識がありませんでした。

 ニイナは赤ん坊の時以来会っていないエイナのことを当然のことながら全く覚えていませんでしたが、それでも皆から優秀だったと称賛されるエイナは自慢のお姉ちゃん。

 ニイナは姉が辿った道を進めばいいと軽い気持ちで学区に入り、そして挫折しました。

 教養学科に入り、姉と同じ総合神学の授業を履修したものの、姉のように神聖文字(ヒエログリフ)を読めるようにはなりませんでした。

 ギルドの模試を受けたものの、良い判定はもらえませんでした。

 そして逃げるように戦技学科に移り、そんな自分を情けなく思って、姉からの手紙に返事を書くこともできずにいました。

 そんなニイナの態度に、妹のエイナは自分が嫌われている、赤の他人だと思われているのではと勘違いしていたのですが……

「ダンまち」ニイナ・チュールとベル(ラピ)

 学区がオラリオに停泊したタイミングで、ラピと名乗る兎人(ヒュームバニー)の少年がバルドル・クラスにやってきます。

 ラピはニイナの第三小隊に組み入れられ、ニイナは何かと彼の世話を焼くことに。

 当初は足手まといかと思われたラピですが、彼はニイナたちにはない視点で小隊をフォロー。

 ダンジョンへの小遠征ではバラバラだった第三小隊をまとめ上げることに成功します。

 小遠征では崩落事件などに巻き込まれ小隊はピンチに陥りますが、ラピの活躍により彼らは難を逃れることに。

 そんな中、ニイナは初めて自分の悩み、姉への劣等感をラピに打ち明けます。

 小遠征のラストではラピの正体が変装していたベル・クラネルだったことが判明。

 その姿にニイナはベルへの好意を自覚し、彼の隣で冒険者になりたいと宣言したのでした。

 

 そしてその後、ニイナとの誤解を解いて和解し、妹のベルへの想い、ヘスティア・ファミリアを目指すという決意を聞かされたエイナは……

【まとめ】「ダンまち」キャラクター一覧



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