今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、ベルも恐れおののくエルフヒロイン「レフィーヤ・ウィリディス」いて解説します。
レフィーヤは「ロキ・ファミリア」に所属するエルフの美少女。
メンバー内では比較的新参ですが魔導士として傑出した才能を持ち、既に都市最強魔導士リヴェリアの後釜として期待されています。
外伝「ソード・オラトリオ」においてはアイズと並ぶ主人公的存在。
本記事ではそんなレフィーヤのプロフィールや強さ(レベル・ステータス・魔法)、友フィルヴィスの死亡やベル・クラネルとの関係を中心に解説してまいります。
「ダンまち」レフィーヤのプロフィール
基本プロフィール(年齢・声優など)
レフィーヤ・ウィリディスは都市最強派閥の一角「ロキ・ファミリア」所属のエルフの魔導士。
年齢は15歳、山吹色の長髪をポニーテールにした可愛らしい雰囲気の美少女です(外伝13巻では髪をバッサリ切り、凛々しい雰囲気にイメージチェンジ)。
性格は”基本的に”誰にで対しても親切で心優しい良識人。
喜怒哀楽が非常に激しく、ややおせっかい気味なところがあります。
同じロキ・ファミリアのアイズ・ヴァレンシュタインを強く慕っており、やや百合気味なところがたまにきず。
主人公であるベル・クラネルに対してだけは、彼がアイズと親しいこともあってか、割と攻撃的で理不尽な言動が目立ちます。
神々からつけられた二つ名は「千の妖精(サウザント・エルフ)」。
魔導士として高い潜在能力の持ち主で、ファミリア内では都市最強魔導士リヴェリアに師事し、既に彼女の後釜として期待されています。
声優は木村珠莉さん。
ロキ・ファミリア加入前は学区に所属
レフィーヤがロキ・ファミリアに加入したのは4年前。
それ以前の彼女は「学区(海上学術機関特区)」と呼ばれる特殊な教育機関に在籍していました。
レフィーヤは元々、エルフとしては他種族にも開放的なウィーネの森出身。
外の世界にあこがれを持っていた彼女は、8歳の時に「学区」の巨大浮遊艦「フリングホルニ」が故郷の近くに寄港したのを切っ掛けに旅立ちを決意。
「学区」に入学し、「学区」総責任者である神バルドルの恩恵を得て「バルドル・クラス」に所属していました。
個性豊かな仲間たちと共に過ごし、3年後にはLV2へランクアップ。
「フリングホルニ」がオラリオ近郊に寄港した際、「ロキ・ファミリア」から眷属募集(リクルート)に来ていたアリシアやアキと出会い、冒険者に興味を持つこととなります。
その後、ダンジョンへ同級生と小遠征へ出かけ、窮地に追い散ったところをアイズやティオナ、ティオネに救われたことが切っ掛けでロキ・ファミリアへ加入しました。
「ダンまち」レフィーヤの強さ(ステータス・レベル)
魔力特化の後衛魔導士
レフィーヤは魔力に特化し、魔法特化のレアスキルとレア魔法を保有する才能あふれる魔導士です。
初登場時はLV3で、第二次クノッソス攻略戦前にLV4にランクアップ。
LVだけで言えばロキ・ファミリア内では中堅どころですが、LV3の時点で魔法の威力だけならLV5の第一級冒険者を凌ぐと評されていました。
<基本アビリティ> | |
力 | H120 |
耐久 | G221 |
器用 | H199 |
敏捷 | G217 |
魔力 | E419 |
<発展アビリティ> | |
【魔導:H】【耐異常:I】【魔防:I】 | |
<魔法> | |
【アルクス・レイ】 | ・単射魔法。 ・照準対象を自動追尾。 |
【ヒュゼレイド・ファラーリカ】 | ・広域攻撃魔法。 ・炎属性。 |
【エルフ・リング】 | ・召喚魔法。 ・エルフの魔法に限り発動可能。 ・行使条件は詠唱文及び対象魔法効果の完全把握。 ・召喚魔法、対象魔法分の精神力を消費。 |
<スキル> | |
【妖精追奏(フェアリー・カノン)】 ・魔法効果増幅。 ・攻撃魔法のみ、強化補正倍加。 | |
【二重追奏(ダブル・カノン)】 ・任意発動。 ・先行魔法の魔法円保持。 ・起動鍵【追奏解放(カノン)】。 |
(※外伝13巻時点で判明しているデータ)
スペック的には魔力特化の純後衛魔導士。
単体・範囲攻撃魔法を習得し、攻撃魔法の威力を更に高めるスキル【妖精追奏(フェアリー・カノン)】まで保有しています。
特筆すべきはレフィーヤの「千の妖精(サウザント・エルフ)」という二つ名の由来にもなったレア魔法【エルフ・リング】。
これは詠唱と効果を把握しているエルフの魔法を何でもコピーできるというもので、最大3つの魔法スロット数を超越した全体未聞の魔法です。
特にレフィーヤの場合、師であるリヴェリアの魔法をコピーできるわけですから強いですよね。
更にLV4へのランクアップ時に習得した【二重追奏(ダブル・カノン)】は、詠唱完了した魔法を待機状態にすることで、魔法の連続・同時行使を可能とするレアスキル。
【エルフ・リング】と組み合わせれば戦術は無限に広がりますね。
魔法剣士として覚醒!?(外伝13巻・髪)
当初は純後衛魔導士で、近接戦闘面はサッパリだったレフィーヤ。
しかし彼女は後述するフィルヴィスの死を切っ掛けに魔法剣士としての道を歩み始めることになります。
元々リューの並行詠唱を駆使した魔法剣士スタイルに憧れを見せてはいたものの、前衛適性があるようには見えなかったので驚きの変化ですね。
外伝「ソード・オラトリア」13巻では髪をバッサリ切って、それまでとは一転凛々しい雰囲気に(訓練で落ちた体重を取り戻そうと肉を食べたら胸まで増量「解せぬ」)。
剣士としての資質もあったようで、厳しいベートに頭を下げて近接戦の訓練を受けたとは言え、短期間で魔法剣士への転身を形にしています。
「ダンまち」レフィーヤとフィルヴィス(死亡)
フィルヴィスは「ソード・オラトリア」でレフィーヤと友情を育んだエルフの魔法剣士。
「ディオニュソス・ファミリア」の団長で、パーティを組んだ仲間が悉く死亡したことから「死妖精(バンシー)」と呼ばれ周囲から敬遠されていました。
作中ではクエストを通じて知り合ったレフィーヤに懐かれ、彼女に自分の魔法をコピーさせるなどし、次第に親友と呼べる間柄となっていきます。
しかし外伝11巻、第一次クノッソス攻略戦において、主神ディオニュソスが送還されて恩恵を失い、フィルヴィス自身も怪人エインに殺された……やに思われていました。
実はこの時殺されたフィルヴィスは魔法で作られた分身。
フィルヴィスの正体は怪人エインであり、「都市の破壊者(エニュオ)」ことディオニュソスの指示に従って闇派閥の残党に力を貸していたのです。
しかしエインの行動の違和感からその正体を見破るレフィーヤ。
全てを知られたフィルヴィスはレフィーヤたちとの戦いに挑み敗北。
最後はレフィーヤに抱かれ、感謝の言葉を残して死亡しました。
フィルヴィスの遺灰はエルフの霊峰「アルヴ山脈」の山頂でレフィーヤによって弔われ、フィルヴィスが遺した短剣と短杖はレフィーヤが受け継ぐことになります。
「ダンまち」レフィーヤとベル
レフィーヤにとって本編主人公ベル・クラネルとは、アイズに付きまとう目障りな存在でありライバル。
ベルを前にすると普段の人当たりの良さはなりを潜め、割と理不尽で容赦のない言動が目立つようになります(ベルは割とガチでビビってます)。
当初は(ヘルメスの悪戯で)水浴びを覗かれたりして完全に敵視していたものの、18階層での共闘などを経てベルの人柄は理解し、和解。
ただライバル心は一層強くなっており、当初は自分が先輩だとベルに対してマウントをとろうとしていたレフィーヤですが、ベルの急速なレベルアップに焦りを抱き、結果的に彼女自身も急速に成長していくことになります。
ベルのちょっとした行動の違和感に気づくなど、ベルへの理解度はかなり深く、彼の人格に対する信頼度も実は相当なもの。
ライバル視しつつも、ベルが奮闘する場面では密かに声援を送っている姿が何度も描かれています。
外伝13巻では後輩の少女がベルにときめいている姿を見て「万年発情兎!」と激怒したり、もはやアイズのことは関係なしに強烈に意識している印象ですね。
ちなみに、レフィーヤの前世はベルの前世とされる英雄「アルゴノゥト」のハーフエルフの義妹フィーナであることが示唆されています。
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