今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、ヘルメス・ファミリア団長「アスフィ・アル・アンドロメダ」について解説します。
アスフィは暗躍好きの主神・ヘルメスに振り回される作中屈指の苦労人。
メガネが似合う理知的な美人で、オラリオ内外で稀代の魔道具作成者として知られる才女です。
作中ではヘルメスのせいで厄介ごとにばかり付き合わされているアスフィ。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや強さ、リュー・リオンとの友情を中心に解説してまいります。
「ダンまち」アスフィのプロフィール
基本プロフィール(本名・年齢・声優など)
アスフィ・アル・アンドロメダ(以下、アスフィ)はオラリオにおける中堅ファミリア「ヘルメス・ファミリア」の団長を務める女性冒険者。
年齢は22歳。
緩やかに波打つ水色の髪と銀縁メガネが特徴の、理知的な雰囲気の美女です。
性格は真面目で義理堅い委員長タイプ。
詳しくは後述しますが、魔道具を製作可能なレアアビリティ【神秘】の保有者であり、稀代の魔道具作成者としてオラリオ内外にその名を知られています。
神によってつけられた二つ名は【万能者(ペルセウス)】。
声優は茅野愛衣さんが担当しています。
主神・ヘルメスに振り回される苦労人
アスフィの主神であるヘルメスは、奔放で暗躍好きな問題神。
アスフィはそんなヘルメスの言動や無茶ぶりにいつも振り回されており、常に年齢に似合わない疲労が滲み出てしまっています。
普通の人なら「できない」と断ってしまえる無理難題でも、アスフィはなまじ優秀で「できてしまう」からこそ、余計に苦労をしょい込んでいる印象。
どこの世界も出来る人が苦労するのは変わりませんね。
ヘルメスに対しては故郷から連れ出してくれた恩があり(詳細は後述)、何だかんだ感謝している模様。
だからこそ、時に外道とも感じるヘルメスの行動に反感を抱き、時に小言や殴る蹴るなどの折檻をしつつも、眷属として彼に付き従っています。
なお、ドラマCDではヘルメスへの感情について「感謝はすれども男性として意識することは決してない!」と発言しています。
「ダンまち」アスフィの強さ(レベル・ステータス)
洞察力・指揮能力に優れたLV4?
<基本アビリティ> | |
力 | F398 |
耐久 | G278 |
器用 | C631 |
敏捷 | D545 |
魔力 | I67 |
<発展アビリティ> | |
【神秘:?】【調合:?】【彫金:?】 | |
<魔法> | |
【カロフ・アルゴール】 | ・詳細不明 ・本人曰く「詠唱が長い上にショボい」 |
<スキル> | |
??? |
(※異端児編時点で判明しているデータ)
これが現時点で判明しているアスフィのステータスです。
その全てが公開されているわけではありませんが、LV4の第二級冒険者(LV5から第一級冒険者と呼ばれる)。
<カノーヴァル・ダガー>と呼ばれる軽量の短剣を武器とし、自身が作成した様々な魔道具を駆使した奇襲・攪乱などを得意としています。
同レベル帯の中ではステータスの値はやや低めですが、その分洞察力や指揮能力といった数値に現れない能力に長けている印象ですね。
アスフィに指揮されたパーティは、ロキ・ファミリアの中堅パーティ(LV4以下で構成)と同等以上の戦闘能力を発揮します。
なお、アスフィが所属するヘルメス・ファミリアの団員は、主神の方針で公式発表されているLVを偽っている団員も存在しているため、一時期アスフィのこのLVも実は偽装なのではという疑惑が噂されていました。
が、作中での描写を見る限り、彼女に関してはほぼその線はないだろうと言われています。
万能者(ペルセウス)の二つ名を持つ魔道具作成者
アスフィが持つ発展アビリティ【神秘】は、オラリオ全体でも所有者は5人に満たないレアアビリティ。
神が使う「奇跡」の力を秘めた魔道具を製作することが可能となり、例えば【魔導】のアビリティと組み合わせれば「魔導書(グリモア)」が作成可能となるなど、他の発展アビリティと組み合わせることで、その可能性は更に広がります。
そんなアスフィが製作した魔道具の一部を列挙すると、
飛翔靴(タラリア)
金の翼の意匠が施されたサンダルで、装備者に飛行能力を付与する。
漆黒兜(ハデス・ヘッド)
装着した者を透明状態にする漆黒の兜。
血潮の筆(ブラッド・フェザー)
少量の血をインクがわりにできるペンで、オラリオで広く流通している。
爆炸薬(バースト・オイル)
空気に触れると爆発する液状の爆薬でアスフィの主な攻撃手段。
凍炸薬(フリーズ・オイル)
物理的な対象に留まらず、魔法や魔法円まで凍結させる効果を持った薬。
何というか、使い方次第でいくらでも悪いこと(特にゲーマー的な意味で)が出来そうなアイテムばっかですねぇ。
「ダンまち」アスフィの正体(=姫)
実は元々アスフィはとある海国の姫君だったそうです。
そのため立ち振る舞いも非常に洗練されており、王族でしか知りえない国家間の秘密なども把握しています。
王族だった当時は籠の中の鳥のような立場だったらしく、ずっと空への憧れを持っていた模様。
それ故に城から連れ出してくれたヘルメスに対しては深く感謝しており、あれだけひどい無茶ぶりをされても見捨てない程度には恩義を感じているようです。
ちなみにアスフィの空への憧れを象徴しているのが前述した「飛翔靴(タラリア)」。
元ネタは伝令神ヘルメスを象徴する有翼のサンダルです(アスフィの二つ名の元ネタ「ペルセウス」がメドゥーサを倒すときに使ったのがタラリアやハデス・ヘッドで、ペルセウスはその後アンドロメダを奥さんにしています)。
「ダンまち」アスフィとリュー
ファンの間でアスフィとセットで扱われることが多いのが、「豊饒の女主人」で働くエルフ、リュー・リオンです。
リューは元々アストレア・ファミリア所属の凄腕冒険者で、闇派閥との暗闘が続いていたオラリオの【暗黒期】に知り合い、以来ずっと友人として交流が続いています。
基本的に苦労人で周囲に振り回されることが多い者同士(アスフィはヘルメス、リューはシルとアリーゼ)、共感する部分が多いのでしょうね。
暗黒期に色々やらかしたリューにとってアスフィは数少ない頼れる味方。
作中では何かと共闘することが多く、戦いになると突っ込みがちなリューに、アスフィはやや振り回されがちです。
アストレア・ファミリア壊滅後、自身の正義と道を見失ったリューのことを案じ、彼女が再び自分の正義と向き合えるようになることを願っていました。
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