「ジャンケットバンク」真経津晨~謎に満ちた本作の主人公、その過去、デキズマン(装う者)とは?~

 今回は「ヤングジャンプ」で連載中の「ジャンケットバンク」より、本作の主人公「真経津 晨(まふつ しん)」について解説します。

 真経津晨は物語の舞台であるカラス銀行の地下賭博場に現れた凄腕ギャンブラー。

 本気で遊び、楽しむためだけに命懸けのギャンブルに挑む狂気的な人物です。

 主人公でありながらその過去や正体は謎に包まれており、ある意味で最も危険な男とも言えるでしょう。

 本記事ではそんな真経津晨のプロフィールや強さ、人間関係、その正体とされる「デキズマン(装う者)」とは何かを中心に解説してまいります。

「ジャンケットバンク」真経津晨のプロフィール

基本プロフィール(年齢、誕生日、身長など)

年齢22歳
誕生日3月3日
身長177cm
体重64kg
血液型AB型
趣味多彩(熱しやすく冷めやすい)
好物チョココロネ
職業無職
犯罪歴なし
危険度B-

 真経津晨(まふつしん)は本作の主人公であり、カラス銀行の地下賭博場に現れた凄腕ギャンブラーです。

 その過去や経歴は一切謎に包まれており、彼の正体こそがこの物語の謎の一つとなっています(詳細は後述)。

 外見は掴みどころのない飄々とした笑みを浮かべたイケメン。

「ボクはね 楽しく遊びたいんだよ」
「小さい頃は皆無条件で遊びに夢中になれるけど」
「大人になると何かを賭けなきゃ真剣にゲームをしてくれない」

 本気で遊び、自分が楽しむことが彼にとっての全てで、命懸けのギャンブルに挑むのも楽しむ為に過ぎません。

 その為に賭けるモノを大きくしたがり、勝利の為なら相手を殺害することも躊躇いませんが、敵の命そのものには興味がなく、不必要に殺そうとすることもありません。

 ちなみに名字である「真経津」は「真経津鏡」という「八咫鏡」の別名に由来しており、真経津の胸のリボンの留め具の紋様は八咫鏡のデザインと酷似しています。

 決めゼリフは「鏡の中に君を助ける答えはない」で、対戦相手が追い詰められると鏡の幻影が現れその内面の隙が映し出されるのですが、これはその「真経津鏡」が元ネタと考えられます。

強さ:読みを超えた奇策+タフネス

 真経津晨は作中でもトップクラスを持つギャンブラーですが、決して無敵の怪物というわけではありません。

 単純な「読み」では村雨礼二叶黎明のような超人的な観察力を武器とする者には勝てませんし、推理を間違うことも普通にあります。

 真経津晨の武器はむしろゲームのルールや仕様の裏をつき、敵の思考を誘導して罠に嵌める奇策。

 相手の思考や行動を誘導するために敢えて不利な展開に身を置き、ペナルティでダメージを受けながらも頑張って耐えるその姿は、ファンの間で「タフツさん」と呼ばれることもあります。

 現状無敗のギャンブラーですが、あるいはそうした奇策が通用しない単純なギャンブルであれば、普通に村雨、叶、天堂弓彦あたりには負けてもおかしくありません。


「ジャンケットバンク」真経津晨の人間関係

狂信者(御手洗)

 本作のもう一人の主人公である御手洗暉は真経津晨の担当銀行員であり、彼の強さに魅入られた狂信者です。

 御手洗は暗算能力以外特筆すべき能力を持たない凡人で、一見常識人ではありますが、その正体は刺激を求め「真経津の死に顔が見たい」と願う作中屈指の狂人。

 真経津の強さを信じ彼のためなら何でもする一方で、真経津が最高の遊び相手を見つけ、楽しみ抜いた果てに負けるその死に顔を見てみたいと心の底から願っています。

 二人はプライベートで良好な関係を築いているように見えますが。真経津晨が御手洗をどう思っているのかは不明。

 今のところ御手洗のことを気に入ってはいるように見えますが、真経津の内面はモノローグでも語られておらず……

マフツフレンズ(獅子神・村雨・叶・天堂)

 真経津晨にとって対戦したギャンブラーは遊び相手に過ぎません。

 その為、ゲームが終わって興味がある相手にはすぐに誘いをかけて友達になっています。

 ファンの間では「マフツフレンズ」とも呼ばれていますね。

 今のところ友人となっているのは獅子神敬一、村雨礼二、叶黎明、天堂弓彦。

 彼らは互いの家を行き来して頻繁にパーティーをしたりバカ騒ぎして遊んでいます。

 彼らの仲は良好で、仲間っぽい雰囲気を出してはいますが、しかし必ずしも味方同士というわけではありません。

 物語の展開次第では賭場で殺し合うこともあり……


「ジャンケットバンク」真経津晨の活躍

 真経津晨はただ最高の遊び相手を求めて賭場に現れ、次々とギャンブラーを撃破しているだけですが、彼の強さはカラス銀行に大きな地殻変動をもたらしました。

 真経津晨に目をつけた御手洗の上司、宇佐美主任は彼を利用して策を練り、カラス銀行の賭場を仕切る「特4」の課長になろうと画策。

 同じく課長になろうとする伊藤吉兆主任と熾烈な戦いを繰り広げます。

 その宇佐美班が持つ最強の駒が真経津晨という位置づけですね。

 ただ真経津晨自身はそんな裏の事情には興味がなく、銀行員たちが必死になって争うことで強い遊び相手が次々自分の前に現れることを喜んでいます。

「ジャンケットバンク」真経津晨の謎(デキズマン)

 前述した通り、真経津晨の過去や経歴は一切が謎に包まれています。

 そんな彼の正体では疑われているのが「デキズマン(装う者)」。

 物語が始まる3年前、ある銀行が運営する賭場が一人の客によって潰されたそうです。

 圧倒的な強さを誇ったその人物は瞬く間に賭場の金を全て奪い消えた。

 そして彼に敗れた人々は口を揃えてこう言ったそうです。

「鏡の中に自分が見えた」

 正体不明の御伽噺の怪物を、銀行員たちは畏敬の念を持ち「デキズマン(装う者)」と呼んでいるそうです。

 もし真経津晨の正体が「デキズマン(装う者)」であれば全銀行員の敵であり、全力でその悪霊を祓わねばならないと語られていますが……

 

 真経津のキャラクターからすると「真経津晨=デキズマン」でほぼ間違いないのでしょうが、この作者のことなのでそう思わせておいて、どんでん返しを仕掛けている可能性もなくはありません。

 デキズマンが現れたのは3年前。

 例えば御手洗は銀行に勤めて2年目だったな……とか?

【まとめ】「ジャンケットバンク」キャラクター一覧



コメント

タイトルとURLをコピーしました