「ジャンケットバンク」伊藤吉兆~伊藤班を率いる主任、VS宇佐美班、作中動向と人間関係など~

 今回は「ヤングジャンプ」で連載中の「ジャンケットバンク」より、主人公たちと対立する銀行員「伊藤 吉兆(いとう きっちょう)」について解説します。

 伊藤吉兆はカラス銀行特別審査課(通称「特4」)において伊藤班を率いる主任銀行員。

 剛腕かつ独裁的な人物で主人公たちが所属する宇佐美班と対立しています。

 特に同期の宇佐美主任とは浅からぬ因縁があるようで……?

 本記事では伊藤吉兆のこれまでに判明しているプロフィールや人間関係、作中動向を中心に解説してまいります。

「ジャンケットバンク」伊藤吉兆のプロフィール

基本プロフィール(年齢、誕生日など)

年齢28歳
誕生日1月1日
身長非公開
体重非公開
血液型非公開
趣味非公開
好物非公開
犯罪歴非公開

 伊藤吉兆はカラス銀行特別業務部4課通称「特4」の主任銀行員。

 主人公たちが所属する宇佐美班と対立しています。

 外見は左眼を縦にはしる大きな傷が特徴のオールバックの壮年男性。

 左眼の傷を中指でなぞる癖があります。

 性格は剛腕かつ完璧主義、自分の能力に絶対的な自信を持つ一方で、その行動には油断も慢心もありません。

 プロフィールについては非公開項目が多く、何かと謎多き人物です。

 ちなみに伊藤班のギャンブラー・叶黎明からは「きっちょむ」とかわいらしい呼び方をされていました。

「特4」の課長を目指し宇佐美班と対立

 「特4」には六つの班が存在し、それぞれの班を主任が率い、カラス銀行で行われるギャンブルを取り仕切っています。

 そして「特4」のトップである課長には絶大な権限が与えられていて、伊藤吉兆はその課長になるために行動しています。

 課長になる方法は六人の主任の内、過半数(自分を含め四人)の推薦を得ること(明言はされていないが推薦を得れば課長になれるのではなく、勝負を挑める、だと推察される)。

 伊藤吉兆は他の主任からその地位を奪い取って部下に与え、あるいは他の主任を支配下におくことでその推薦を得ようとしています。

 同じように課長になるべく行動しているのが御手洗の上司・宇佐美主任で、この両者の対立が物語の一つの軸となっています。


「ジャンケットバンク」伊藤吉兆と伊藤班

 伊藤吉兆率いる伊藤班には、四人の部下が在籍しています。

 伊藤吉兆は宇佐美から「部下の教育に無頓着で、自分のコピーを作る方針で部下に接している」と評されていました。

 確かに伊藤吉兆は部下に何をしてもハラスメントに問われない「独裁権(キャリア150年)」を有し、部下に対して「俺になれ」と告げていますが、部下からは信頼されていてその関係性は良好。

「俺はお前達の全ての勝利と敗北を管理し独裁という名の責任を負う」

 ここまで言えたらむしろ理想の上司なのでは?

 以下は伊藤班の四人の部下たちの概要です。

土屋田謙介
下品で自信過剰な頭お花畑男。
無能ではあるが根は善良だったと思われる。
無能故にメンタルが強い究極の裸の王様。

蔵木慎之介
「~するか賭けません?」の人。
お目目パッチリで表情を変えずに暴力を振るえる危ない男。
元は「0課(特別債権管理課)」所属で、彼にとって「0課」はホワイト過ぎるらしい。

昼間唯
カチューシャで髪をまとめた男。
相手の欲しいものが分かる才能があり、相手に無謀な賭けを受けさせるスペシャリスト。
銀行員としての知識は全くない。

雪村真
ショートボブの女性に見間違わんばかりの優男。
コミュニケーション能力が高く、相手の欲を作り出し、情報をわらしべ長者のように引き出すスペシャリスト。

「ジャンケットバンク」伊藤吉兆と宇佐美銭丸

 伊藤吉兆と宇佐美銭丸は同期でライバル関係にある主任。

 彼らは6人の主任の中でも特に好戦的とされていて、課長の座を巡って熾烈な争いを繰り広げています。

 伊藤吉兆は宇佐美主任のことをとても高く評価していて、一度は自分の下につけと勧誘したことも。

 勧誘を断られると「お前は常に考えている」と再考を促すことはせず、長く話をすると考えを読まれるからと直ぐにその場を離れるなど、言動の端々に宇佐美主任への敬意と警戒が滲んでいます。

 宇佐美主任も伊藤吉兆の強さと完璧さは認めていて、互いにやり方や考え方は違うものの、その能力は誰より高く評価し認めている印象です。


「ジャンケットバンク」伊藤吉兆の作中動向

御手洗を戦争の火種に

 伊藤吉兆は物語序盤から宇佐美班と対立し、次々強力なギャンブラーを刺客として送り込んで来ます。

 しかしただ強い駒を送り込むだけなら能がありません。

 伊藤吉兆の最初の奇手は、宇佐美班の御手洗を債務者に落とし、オークションで買い上げ自分の手駒にしたこと。

 何故伊藤がこのような真似をしたのかは当初誰にも分かりませんでした。

 伊藤吉兆の真の目的は、狂信的な行動力を持つ御手洗を火種とし、賭場にやってくるVIPたちを煽ってドンドン金を使わせ、「インフレ」を引き起こすこと。

 これにより「キャリア」を通過とした銀行内の権利の価値は約30倍に高騰。

 元々キャリア100年で買えた「主任解任権」は3000年に、と150年だった「交戦棄却権」4500年と手が出ない値段になってしまいます。

 伊藤吉兆はインフレが起きる前にこの二つの権利を大量購入し、それを基に宇佐美班に一方的な戦いを仕掛けようとしていました。

伊藤班VS宇佐美班(主任解任戦)

 宇佐美班が交戦棄却権を失うまで解任権を行使し、自分は大量の交戦棄却権を使って解任権をはねのける。

 一方的で完璧な仕掛けた伊藤吉兆でしたが、しかしその計画は流れを無視した宇佐美主任に行動によって崩されてしまいます。

 宇佐美主任は何と交戦棄却権を使うことなく解任戦を受諾。

 それ(眞鍋戦)に勝利した上で、これ以上戦いを長引かせ手駒を疲弊させるわけにはいかないという伊藤の弱みをつき(恐らくこの後の課長との戦いを見据えてのこと)、互いの主任解任を賭けたチーム戦を提案します。

 自分の手駒に自信のある伊藤吉兆は宇佐美主任の申し出を受け入れましたが……

【まとめ】「ジャンケットバンク」キャラクター一覧



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