今回は「ジャンプ+」の記録を更新し続ける話題作「怪獣8号」から、日本最強の対怪獣戦力「鳴海弦(なるみげん)」について解説します。
「怪獣8号」は怪獣発生率が世界屈指となった架空の日本を舞台に描かれるバトル作品です。
鳴海弦は日本防衛隊第一部隊の隊長にして自他共に認める最強の戦士。
しかし私生活においては欠点だらけのダメ人間で、ゲーオタ、自堕落、ナルシスト、しまいには部下に土下座して金を借りようとしたほどのクズ男でもあります。
本記事ではそんな二面性を持つ鳴海隊長の強さと魅力を深掘りしていきたいと思います。
「怪獣8号」鳴海弦のプロフィール
基本プロフィール(年齢、身長、誕生日など)
年齢 | 不明 |
身長 | 175cm |
誕生日 | 12月28日 |
好きなもの | ゲーム、通販、エゴサーチ、自由、狭いところ |
鳴海弦は日本防衛隊第一部隊の隊長であり、日本最強の対怪獣戦力と評される「最強の男」です。
外見は前髪の一部が白く染まったイケメンで、普段は前髪を下ろしてもっさりした雰囲気を漂わせていますが、戦闘時は前髪を上げて鋭い目つきを露にします。
性格は一言で言うならダメ人間。
詳しく語るなら、重度のゲームオタクであり、隊室を私物でちらかしまくり、通販大好きで給料を一瞬でつぎ込み部下に金を借りようとするほど計画性がなく、しばしば会議をサボり、エゴサーチをしては自分への辛辣なコメントに激怒し……キリがないですね。
ただ一つ、防衛任務に関してだけは真摯であり、彼のようなダメ人間を実力一つで取り立ててくれたことに恩を感じているのか四ノ宮長官のことは「功さん」と呼んで慕っていました。
あらゆる欠点を実力一つで覆す最強の問題児
鳴海弦は作者が考える「最強」を形にするというテーマから誕生したキャラクターです。
あらゆる欠点を実力一つで覆す、そんなカッコよさを持つ男ということですが、面倒くさい奴だということは作者本人も認めています。
最近のジャンプキャラだと五条悟に通じるものがありますね(あっちほど理不尽じゃありませんけど)。
強さしか取り柄のない鳴海弦の価値基準は非常にシンプル。
彼は部下に礼儀も身なりも勤勉さも品位も求めません。
唯一求めるものは圧倒的な「実力」。
傲慢ではありますが、防衛隊員にとってはこれ以上ない真理ですよね。
……ああ、「財力」はお金を借りるのに必要らしいので「じつりょく」の内に入るみたいですよ?
「怪獣8号」鳴海弦の強さ(解放戦力、技、専用武器)
解放戦力は破格の98%、遠近隙のない銃剣の使い手
日本最強と評される鳴海弦の解放戦力は、作中トップクラスの98%(次点は亜白ミナの96%、後に保科と10号のコンビが100%を実現し抜かされました)。
戦闘スタイルは遠近ともに隙の無いオールラウンダーで、巨大な銃剣を駆使した斬撃と銃撃による波状攻撃を得意としています。
作中では怪獣9号を(その分体とはいえ)ほとんど無傷で撃破していました。
鳴海が使用する技は隊式銃剣術。
今のところ判明している技は次の通りです。
1式:炸裂斬
無数の斬撃と銃撃による集中攻撃。
2式:斬幕砲火
斬撃により敵を三枚におろすと同時、銃撃により敵の急所を撃ち抜く。
3式:雷火
名前のみ判明
4式:炎雨
名前のみ判明
5式:回天
名前のみ判明
6式:七支刀(ななつさや)
地面から生えるように放たれる枝分かれした斬撃と銃撃。
専用武器は銃剣「GS-3305」と識別怪獣兵器「Rt-0001」
隊長格に与えられる専用武器ですが、鳴海はこれを二つ所持しています。
一つは彼のメインウェポンにあたる巨大な銃剣「GS-3305」。
詳しい性能は不明ですが、刃から電撃のようなものを発しており、敵に突き刺して動きを止めたり、斬ると同時に電熱で傷口を焼くことで敵の再生を阻害する能力があるようです。
勿論「斬撃」と「銃撃」という基本性能も非常に高く、これに鳴海の解放戦力と戦闘センスが合わさると全く隙がありません。
そして鳴海のもう一つの専用武器は、怪獣1号の網膜から作られた日本最古の識別怪獣兵器(ナンバーズ)「Rt-0001」。
その能力は生物の運動時、脳から発せられる信号を視覚化することで、対象が動くより先にそれを察知する疑似的な「未来視」です。
鳴海はこれをただ「未来視」としてだけでなく、敵の信号をから核の位置を見抜くことにも活用していました。
良く見える「眼」は最強キャラには必須ですよね。
1号スーツを着用することで更にパワーアップ!
まさしく最強と呼ぶに相応しい鳴海弦ですが、彼には更なる強化の余地が残されています。
それが封印されていた1号スーツの存在。
彼は当初、1号兵器を使用してはいたものの、スーツに関しては通常のものを着用していたようです。
識別怪獣兵器は使用者への負担が大きいため、武器とスーツの同時使用は避けていたのでしょう。
怪獣9号との初戦では敵から攻撃力不足を指摘されていましたが、スーツによって能力が底上げされればそれも解消。
1号スーツは各所に1号兵器(眼)と同じ十字の紋様があり、どうやら「未来視」の能力も向上しているようです。
開眼覚醒、目の色が変化し未来視がパワーアップ
怪獣1号の能力は体内の電気信号を読む疑似的な未来視でした。
しかし1号兵器は鳴海が適合者となることで、電気信号に加え電子の動き、温度変化、地形この場の全てを把握し次に起こる現象をビジョンとして予知する、文字通りの「未来視」を発現させています。
ただこの能力は鳴海の脳への負担も大きく、使用はおよそ1分が限界。
使用中は1号兵器及びスーツに備わった全身の目が、赤から緑へと変化します。
「怪獣8号」鳴海弦はここがかっこいい?
清々しい程のダメ人間ぶりがかわいい
鳴海の魅力は、戦闘時のカッコよさと私生活でのダメ人間ぶりのギャップにこそあります。
第一部隊長付となった四ノ宮キコルが初見で、
『どうしよう』
『全く尊敬の念が湧いてこない』
と感じた通り、私生活での鳴海は本当に……本当に! ダメ人間!
普段は副隊長の長谷川に容赦なく折檻され、調子に乗って屁理屈で反論してはボコボコにやり込められています。
そしてたまに戦闘でカッコいいところを見せたかと思えば、次の瞬間にはあっという間にダメ人間に。
戦闘後の記事で自分が怪獣を倒したのに、亜白ミナの方が目立って手柄を取られたようになっていることに激怒したり、めっちゃエゴサして大騒ぎしていました。
強いだけの完璧な人間は鼻につきますが……鳴海ほど極端だともう大笑いするしかないですね。
部下たちからは意外と慕われている?
こんなダメ人間・鳴海弦ですが、小隊長以下の自分の部下たちからは意外と慕われています。
鳴海率いる第一部隊は精鋭揃いで、隊員一人一人が全員解放戦力40%以上、小隊長クラスの実力者。
その小隊長はいずれ隊長格になるだろう才覚の持ち主ばかりです。
そんな実力至上主義の部隊において、やはり鳴海という最強の戦士は部下たちにとって憧れの存在。
小隊長には鳴海の強さへの敬意の表れとして髪の一部を染めている人が多いそうです。
ちなみに、そんな第一部隊は、防衛エリアが被りやすい第三部隊と犬猿の仲。
特に鳴海は第三部隊副隊長の保科宗四郎を毛嫌いして突っかかっていますが、口ではいつも軽く保科にあしらわれやり込められています。
部下たちはそんな情けない鳴海の姿を見ても彼を見捨てることなく、必死に鳴海をフォローしていました。
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