今回はジャンプスクエアで連載中の大人気SF群像劇「ワールドトリガー」で、最強のボーダー隊員は誰かを考察していきます。
とは言え、このワールドトリガーは1対1の強さより戦術、集団としての強さが重視されており、単純な個人戦の強さを比較してもあまり意味がありません。
そのためここでは、隊員の重要度、影響力などを加味した総合的な戦力をランク付けしていきたいと思います。
レギュレーション(ボーダー隊員、ノーマルトリガー限定)
まずはランキングのレギュレーションを整理していきましょう。
・対象はボーダー隊員限定。
ネイバーは使っているトリガーや環境が違い過ぎるので、比較対象としては除外します。
また、上層部(ノーマルトリガー最強の忍田本部長とか)も、影響力を一般隊員と比較しづらいので除外します(含めれば間違いなく上層部は上位を占めるでしょ)。
・ブラックトリガーによる影響は今回の査定には含めない。
ブラックトリガーはそもそもノーマルトリガーとは比較できませんし、『風刃+三輪』とか組み合わせを言い出したらキリがないので。
・単純な個人戦闘力だけでなく、ボーダーへの影響力を含めた総合的な戦力を比較。
個人としての強さだけでなく、『ボーダー隊員』としての優秀さを比較する、ということです。
1対1の戦いなら、どうしてもポジション的にアタッカーが有利ですが、集団戦ですと必ずしもそうとは限りません。
ですので今回は、戦術指揮能力なども含めた総合的な戦力によりランク付けしていきます。
ちなみに、単純に1対1の強さを比較すると……
(同率1位)太刀川慶(現個人総合1位、アタッカー)
(同率1位)小南桐絵(元個人総合1位、アタッカー)
(同率1位)迅悠一(太刀川と互角、アタッカー)
(4位)二宮匡貴(現個人総合2位、シューター)
(5位)風間蒼也(現アタッカー2位)
部隊の比較だと、玉狛第一がボーダー最強部隊と言われていますので1位、その後にA級部隊がランク順に続く感じでしょうか(元A級の二宮隊、影浦隊もそこに加わりそうですが)。
このあたりはランク戦である程度明白になっているので、ここでは深くは触れないでおきます。
第10位、空閑遊真(実戦経験豊富な主人公)
10位は主人公、空閑遊真がランクインです。
遊真の強みはネイバーでの圧倒的な実戦経験と勝負強さでしょう。彼より個人で強い隊員、戦術面で優れた隊員は他にも多数存在しますが、実戦、特に乱戦での勝負強さは他のボーダー隊員にはないものです。
勝負所を任せられ、確実に成果をもぎ取ってくれるという意味で、遊真は他に変えられない重要な戦力でしょうね。
第9位、当真勇(クセの強いNo.1狙撃手、ただし……)
第9位はA級2位部隊のエースにしてNo.1狙撃手、当真勇がランクインです。
正直なところを言うと、当真は優秀ではありますが「当たらない弾なんか撃てるかよ」とか言って援護射撃をしなかったりとても扱いづらく、個人で見るとランクインは微妙でした。
ただ当真は隊長の冬島を筆頭に、他の隊員と上手く組み合わさると非常に優秀な駒。
今後の活躍への期待も含めてのランクインとなります。
第8位、出水公平(ボーダー屈指のサポーターでもある天才射手)
第8位はA級1位部隊の天才シューター出水公平がランクイン。
出水は他人に点を取らせることが上手い名サポーターであり、個人としても合成弾を駆使した高い戦闘能力を有しています。
洞察力、駆け引き、対応力、いずれも優秀であり、彼がいるだけでその部隊の戦術の幅が飛躍的に広がることとなるでしょう。
隊長、部隊のエース以外では唯一のランクインとなります。
第7位、小南桐絵(最強部隊エースであり個人で1部隊に相当)
ただただ純粋な強さで第7位にランクインしたのが、玉狛第一のエースアタッカー小南桐絵です。
小南は旧ボーダー時代からボーダーに所属する古株で、個人で一部隊に相当する戦力と見做されている4人のうちの1人(他は、木崎レイジ、迅悠一、忍田本部長。実力が互角の太刀川が含まれていないのは実戦経験の差でしょうかね)。
指揮能力、戦術能力に長けているわけではないので7位止まり、といったところでしょうか。
ただそれでも個人で一部隊に相当って、部隊運用上はとても便利ですよね。
第6位、二宮匡貴(No.1射手であり戦術面でも優秀)
第6位は個人総合2位にして元A級部隊の隊長でもある二宮匡貴がランクインです。
シューターという本来点を取りにくいポジションでありながら、高いトリオン能力でエースとしても活躍する二宮。
個人としての能力が高いだけでなく高い戦術眼を持ち、奇をてらわない王道の戦術で敵を圧倒する様はまさに射手の王。
隊長として、犬飼や辻、氷見といった優秀な隊員を集め、まとまりのよい部隊を構築しているところも高評価ですね。
第5位、太刀川慶(個人総合1位にしてA級1位部隊隊長)
第5位は個人総合1位にしてA級1位部隊隊長、太刀川慶がランクインです。
太刀川は、シンプルな個人技の高さに加えて、意外にも隊長としての戦術能力もかなりのもの。
学力は残念ですが、おそらく幼馴染の月見蓮さんが戦術に関しては相当厳しく仕込んだんでしょうね。
またただ自分が敵を倒すだけでなく、バランサーとなって適切に戦場をコントロールするなど、戦い方の幅も豊富。戦闘員としてはまさに非の打ち所がない存在です。
第4位、風間蒼也(上層部の信頼厚きステルス部隊隊長)
第4位はアタッカー2位にしてA級3位部隊隊長、風間蒼也がランクイン。
人によっては風間が4位は少し高すぎるのでは、と思うかもしれませんが、隊長としての統率力、手腕、隊としての任務遂行能力、組織への忠誠心など、総合的に見てボーダー上層部がもっとも信頼する隊員が風間ではないでしょうか。
どんな時でも冷静に、逸ることなく、確実に自分たちの役割を果たす。簡単なようでそうそうできることではありません。
風間は自分がそれを実行できるだけでなく、規範となり他の隊員にも良い影響を及ぼしています(諏訪隊の笹森など)。そうした影響力も含め、文句なしの4位です。
第3位、迅悠一(未来視のサイドエフェクトを持つ実力派エリート)
第3位は未来視のサイドエフェクトを持つ実力派エリート、迅悠一。
個人としての高い技量に加えて、未来を見るという反則技そのもののサイドエフェクトは、ボーダー上層部であっても無視できない影響力を持っています。
実際に、迅がいなければ作中での味方への被害はより大きなものとなっていたでしょうし、その功績は他の追随を許しません。
影響力を考慮すれば第1位にランクインしてもおかしくないのですが、未来を見ることができるからこそ、迅自身は暗躍する側、裏手に回りがち。
また迅自身が未来視に囚われすぎているようにも思えるため、ランクダウンしてこのポジションとさせていただきました。
ボーダーという組織としても、迅は無視こそできないものの、扱いが非常に難しい存在ですしね。
第2位、木崎レイジ(最強部隊隊長にして完璧万能手)
第2位はボーダー最強部隊隊長にして、ボーダー唯一のパーフェクトオールラウンダー、個人で一部隊に相当する戦力と認められた男、木崎レイジがランクインです。
これだけ肩書が並べば、レイジが2位にランクインすることに文句のある方はいないでしょう。
通常の隊員が通常一人一つ、オールラウンダーであっても近距離・中距離の二つの役割しかこなせない中、一人で近距離・中距離・遠距離の全局面に対応できる万能性はまさに唯一無二。
その上で戦術指揮能力にも隙が無く、持久力にも瞬間火力にも長けたまさに完璧な兵士。
その不屈の精神性、指導力なども含め、堂々の2位です。
第1位、東春秋(元A級1位部隊を率いた最初の狙撃手)
そして栄えある第1位は、ボーダー最初の狙撃手にして数多の隊員の戦術の師、元A級1位部隊を率いた東春秋がランクインです。
「え? 確かに東さんは凄い人だけど、1位?」
異論は承ります。確かに東は他の上位陣と比べ個人技では劣りますし、目立った功績はありません。
しかし、まずボーダーに与えた影響。
狙撃手というポジションを確立しただけでなく、戦術の重要性をボーダー内に知らしめたことは、ボーダー全体の戦力向上に極めて大きく貢献しているでしょう。
実際、ボーダートップで活躍する隊員の多くが、何らかの形で東に戦術面での薫陶を受けていますしね(直接本人からじゃなくても孫弟子といった形で)。
そして何よりその戦術指揮能力。
今は後進の育成のためにあまり本気で指揮を執ることはありませんが、本気で東が部隊の指揮を執れば、例え隊員のレベルが今一でもとてつもなく厄介な存在になるでしょう(現東隊がA級部隊を倒す可能性だって十分にあります)。
そしていざとなれば、A級隊員の多くが東の指揮にためらうことなく従うはずです。
そうしたボーダー全体の戦力への貢献度を考慮し、ここでは東をこそ第1位にランクインさせていただきました。
勿論、筆者の独断の偏見によるものですので、異論は大いに承ります。
ただ、個人的にリアルに存在したら一番チートだなって思うのは、やっぱり東なんですよね。
「こんな優秀な25歳は絶対存在しねぇ!」
関連記事>【まとめ】ワールドトリガーキャラクター考察wiki
コメント
これまで見てきたランキングの中で1番主観が入ってましたが1番面白かったです。
戦術で東さんは技術も最高レベル、戦術は間違いなく最強ですしね。ワールドトリガーを読んでいる人は戦術の大切さがいやでもわかるはずですし、東さんが一位なのはとても納得できます。