今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、謎に包まれた片桐隊の隊長「片桐 隆明(かたぎり たかあき)」について解説します。
片桐は県外にスカウト活動に出ていて永らく未登場となっていたA級8位部隊片桐隊の隊長であり、遠征選抜試験編での活躍が期待されるキャラクターの一人です。
実はそれ以前から、アニメなどにもモブとして登場していたことでも話題となっていましたね。
本記事ではこれまでに判明した片桐隆明と彼が率いる片桐隊の情報について、今後の予想も交えて深掘りしていきたいと思います。
ワールドトリガー、片桐隆明のプロフィール(声優含む)
実は本編10話、アニメ第1期にもモブとして登場していた、風刃適合者の一人
ボジション | ガンナー(A級8位部隊 片桐隊隊長) |
年齢 | 17歳 |
誕生日 | 6月29日 |
身長 | 173cm |
血液型 | A型 |
星座 | つるぎ座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | ガトーショコラ、シーザーサラダ、野球、歴史 |
声優 | 金本涼輔 |
片桐はA級8位部隊であり第2期東塾を前身とする片桐隊の隊長です。
外見は色素の薄い髪が特徴のメガネをかけたインテリ風イケメン。
まだ本編での描写こそ少ないですが、年上である柿崎に「冷静で頼れる(遠征選抜試験事前アンケート)」と評されており、見た目通り落ち着いた性格のようですね。
成績も優秀なようで、進学校である六頴館高等学校に通っていて辻や結束と同じクラス(2年C組)。
まあ、六頴館高等学校は成績順にクラス分けしているので、C組の片桐はメガネに恥じないレベルの秀才といったところでしょう(宇佐美、綾辻はA組)。
メガネですが運動好きで、中学までは野球部で頭脳派キャッチャーをやっていたのだとか。
本編において片桐隊は草壁隊とともに県外へスカウト活動に出ていたため、本格的に登場したの遠征選抜試験編からとなります(コミックス23巻ラスト)。
ただ実は、片桐はコミックス2巻10話で結束とともにこっそりモブとして登場しており(「どうも迅さん」と言うだけ)、アニメでもやや尺を増量してそのまま出演していたんです。
まあ、当時それを片桐だと認識できたのはよっぽどのマニアだけだったでしょうが、ワートリはこういったモブとして登場していたキャラクターが意外と多いですよね。
また、この他にも風刃適合者としても名前が挙がっていました。
片桐隊のメンバーとは(「ROOM303」との関係)
片桐隊のメンバーには、葦原先生のデビュー作「ROOM303」に登場したキャラクターの名前とデザインが流用されています。
「ROOM303」の世界観的に(「ROOM303」は実は死後の世界を描いた物語)、「ROOM303」の登場人物がそのままワートリにも登場しているということはあり得ないのですが(「賢い犬リリエンタール」は別)、「ROOM303」と繋がったその後の世界、という可能性はありそうです。
片桐隊の5人のメンバーの内、片桐、一条、結束の3人はあの東春秋率いる第2期東塾の塾生で、桃園と尼倉は後から追加加入したメンバー。
遠征選抜試験でも非常に遠慮なく意見を交わしており、メンバー仲は非常に良好そうでしたね。
ワールドトリガー、片桐隆明の強さ
スナイパー用トリガー「イーグレット」を装備する珍しいガンナー
トリオン | 不明 |
攻撃 | 不明 |
防御・援護 | 不明 |
機動 | 不明 |
技術 | 不明 |
射程 | 不明 |
指揮 | 不明 |
特殊戦術 | 不明 |
合計 | 不明 |
※現時点ではパラメーターが発表されていません。
片桐には今のところ戦闘シーンがなく、またパラメーターも明かされていないため、その具体的な強さは推測するしかできません。
判明しているのはその特殊なトリガー構成のみ。
メイン | サブ |
アステロイド(突撃銃) | バッグワーム |
メテオラ(突撃銃) | ダミービーコン |
シールド | シールド |
イーグレット | スパイダー |
ガンナーでありながら、スナイパートリガーである「イーグレット」を装備しているという、ボーダー全体でもかなり特殊なトリガー構成。
スナイパートリガーは専門色が強く、普通は他の攻撃用トリガーとは併用しませんから(例外はパーフェクトオールラウンダーのレイジとそれを目指す荒船、後はスナイパーの補助としてシュータートリガーを使う千佳ぐらい)、ガンナーが装備している例は他にありません。
しかも片桐は、他にもダミービーコンやスパイダーなどトリッキーなトリガーを装備しています。
ここから推察するに、片桐は典型的な指揮官タイプ。
個人で点を取るのではなく、チームが戦い易い戦場を作り出し、周りに上手く点を取らせるのが上手いタイプだろうと考えられます。
片桐隊はエース一条雪丸を楔とし、遠距離攻撃を得意とする部隊?
さて、それでは片桐隊はどんな戦い方を得意とするのか。
片桐隊の戦闘員を見てみると、
・片桐:狙撃もできるガンナー
・一条:上位アタッカー、レイガスト二刀流で守りが硬そう
・桃園:スナイパー
・尼倉:スポッター(観測手)
これを見ると、エースである一条雪丸はボーダー屈指のアタッカー(恐らくアタッカー5位)ですが、装備しているレイガストは防御向きの重装トリガーなので決定力には欠けます。
一方、片桐、桃園の2名がスナイパーとして運用でき、尼倉がスポッター(強化レーダーで隠れた敵の位置を割り出す役割)という特殊なポジションにあることから、部隊としては遠距離戦を得意としていることがうかがえます。
ここから推察するに、片桐隊の基本戦術はエース一条雪丸で敵主力を足止めするなど戦場に楔をうち、他のメンバーでそれを援護、あるいはそれ以外の敵を狩っていくというものである可能性が高いですね。
敵に応じて色んな戦術が取れそうな、非常にバランスの良い部隊です。
ワールドトリガー、片桐隆明の今後の予想
第2期東塾の塾生、東春秋仕込みの戦術が期待される
片桐率いる片桐隊の最大の特徴は、ボーダーの戦術の匠である東春秋の直弟子、第2期東塾の塾生が3人も所属していることです。
第1期のメンバーはそれぞれ隊長になって部隊を率いているので、塾生がそのまま部隊を継続しているわけではありません。
そのため、片桐隊、そしてその指揮官である片桐隊長には東仕込みの嫌らしい戦術が期待されています。
特に片桐は東の戦術理論がガッツリ染み込んだ正統後継者の一人。
東本人は、ランク戦では実力をセーブしていたフシがありますし、何より現東隊にはその戦術を十全に活かすための「駒」が欠けていました。
その意味では、片桐隊の戦術は東本人のものより厄介かもしれません。
遠征選抜第2試験では、主人公たちの壁として立ちふさがる?
片桐隊の本格的な活躍、戦闘は遠征選抜第2試験以降。
そして恐らく、片桐隊は遠征を目指す主人公たちの大きな壁として立ちふさがるのではないかと想像しています。
手の内が割れた他のA級隊員が敵に回るより、情報の少ない片桐隊が敵になる方が展開的に盛り上がりそうですからね。
片桐隊はA級8位ということで、A級部隊の中では最下位。元A級だった二宮隊や影浦隊より、実力的には下ではないかと考えられています。
ただ、そうして油断する主人公たちに対し、「実は片桐隊は~」的な新情報(例えばA級昇格してから間がなく、A級で順位を上げる機会がなかったとか)とともに一発かます、というのが非常にありそうな展開かな、と。
今は想像を膨らませながら、片桐隊の本編での活躍を楽しみに待つことにしましょう。
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