今回はアニメ化、実写化もされた大人気漫画「弱虫ペダル」から、千葉総北新世代のスプリンター候補「木中 次直(きなか つぐなお)」について解説します。
木中次直は主人公・小野田坂道らの2学年下の後輩で六代蓮太のクラスメイト。
嫌味なかませ犬キャラかと思いきや、ウェルカムレース以降は六代と名コンビを結成し、熱血キャラへと変貌しています。
新一年生の中では早くも頭角を現し、IHメンバー候補にも名前の挙がった木中次直。
本記事ではそんな彼のプロフィールや六代との関係、今後の活躍予想を中心に深掘りしてまいります。
「弱虫ペダル」木中次直のプロフィール
基本プロフィール(誕生日、身長、声優、自転車)
所属 | 千葉総北高校 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
誕生日 | 不明 |
タイプ | スプリンター? |
愛車 | 不明 |
声優 | ー |
木中次直は主人公の小野田坂道が通う千葉総北高校の二学年下の後輩です。
自転車競技部に入部した自転車競技経験者の一人で、入部時点での実力は新入生トップ。
同世代の主人公格である六代蓮太とはクラスメイトで、初対面ではいくらか衝突があったものの、後に「中六コンビ(鏑木命名)」と呼ばれる名コンビを結成しています。
見た目は三白眼の癖の無い顔立ちの少年で、カンガルーのような太い足が特徴。
幼い頃はその太い足がコンプレックスだったようですが、近所のお兄さんが「太い足は武器になる」と自転車を勧めてくれたことで、自転車競技の道にのめり込むようになりました。
性格は気が強い熱血タイプですが、目上の人間には委縮してしまうのが玉に瑕。
同世代のリーダー格ではあるのですが、とにかく言っていることが薄味で中身がなく、周囲からは若干舐められています。
スプリンター脚質、必殺技は「真っ次直ストレート」
木中次直は千葉総北高校期待のルーキー。
鏑木や段竹が所属していた社会人チーム「SS」にも入部希望で試験を受けに来ていたようです。
この時は年上に委縮する悪癖が顔を出し不合格となったようですが、「走りは悪くなかった」と段竹はその実力を評価していました。
木中の武器はその太い足から繰り出される直線スプリント。
本人曰く「真っ次直ストレート(ダサいですね)」。
周囲からは”カンガルーの足”のようだと「ストレートルー」と呼ばれています。
見た目からすると脚質は完全にスプリンターですが、登りもそれなりに訓練を積んでおり、オールラウンダーとしての適性もあるようです。
「弱虫ペダル」木中次直と六代蓮太
初対面でトラブルを起こし1年生レースで対決
木中次直の初登場、そして六代蓮太とのファーストコンタクトは694話。
教室で自転車競技部に入ると宣言した六代に、ロードレースは甘くないからやめといた方がいいとイキって話しかけてきたのが木中でした。
その時の木中は完全に調子に乗ったモブ。
どことなく昔の杉元を思わせるダメ男の雰囲気が漂っていました。
そんな調子に乗った発言を六代の親友・ケイちゃんに怒られ、頭を鷲掴みにされやり込められる木中。
1年生レースではそのことを逆恨みし、目障りだと六代を積極的に排除しようします。
しかし六代はレース中にクライマーとしての資質を開花させ、山岳争いでは木中に勝利。
木中は六代の実力と想いを認め、以降その態度を一変させるようになります。
1年生レース後は互いを認めあう名コンビに
1年生レースそのものは木中が勝利したものの、山頂がゴールだったなら自分の負けだったと六代の実力を認め、それまでの言動を素直に謝罪した木中。
木中は六代を自転車屋に連れて行って一緒にロードバイクを選び、今度はハンデ無し(六代はそれまでクロスバイクを改造した改造ロードに乗っていた)で勝負しようと宣言します。
以降の二人はベッタベタ。
練習中はいつも一緒に行動し、初心者の六代を木中が引っ張り、その実力を高めていきます。
また部の外でも木中は何かと六代に気を遣っていました。
この時、六代は親友の恭ちゃんとケイちゃんがバスケ部に移って精神的に不安定になっていました。
木中はそのことを察して、余計に六代のことを気遣っていた模様。
嫌味だった当初のイメージから、一気に面倒見の良い兄貴キャラに変貌しましたね。
「弱虫ペダル」木中次直の活躍(戦績)
1年生レースで六代と激突
木中次直は1年生レースで六代蓮太と激突しました。
レース開始直後、このレースで自分に負けたら「マネージャー」になったらどうだと六代を挑発する木中。
しかし六代は「その手があったか」とズレた反応を返し、木中を苛立たせます。
田園区間に入って一気に加速し、早々に先頭集団から六代を突き放した六代。
しかし六代は親友の恭ちゃんとケイちゃんの助けを借りて、再び先頭の木中に追い付きます。
そこにきてようやく六代を「敵」として認め、必殺の「真っ次直ストレート」で六代を突き放しにかかる木中。
六代は親友二人の想いを受け、土壇場でクライマーとしての資質を開花。
接戦の末、山岳争いでは六代が勝利を収めます。
しかし直後、力尽きた六代はリタイア。
1年生レースそのものは最後まで走り抜いた木中がぶっちぎりでトップとなりました。
千葉県予選に急遽出場
そして迎えたIH千葉県予選。
そこにはジャージを着た先輩たちを見て、いつか自分たちもあのジャージを着て同じレースに出るんだと気合いを入れる木中と六代の姿がありました。
まず今日は先輩たちのサポートだと準備を進める二人でしたが、そこで鏑木から思わぬ発言が。
「おまえたちも走るんだよ」
実はこのレース、出場するのは小野田たち三年生と木中・六代の計五人。
二年生は温存し、一年生を試そうということになっていたのです。
本来はもっと早くに伝えるはずだったのですが、鏑木がうっかり伝え忘れており……
慌てて準備した木中と六代でしたが、スタート位置は最後尾で小野田たちと分断されてしまいます。
このレースでは山岳ゾーンが存在し、レース中の補給が不可欠。
その補給は1年生の二人が担当することになっており、チーム総北は想定以上の大ピンチ。
しかし木中は動揺する六代を鼓舞し、得意のストレートで彼を引っ張ります。
そして山岳ゾーンはビーストモード(何かジャージを頭まで被った状態)の六代が引っ張り、彼らは見事前に追い付き、自分たちの役割を果たすことに成功しました。
木中の意外なメンタルの強さが光ったレースでしたね。
「弱虫ペダル」木中次直はIHに出てくるか?
想像以上に良いキャラになってきた木中次直。
こうなると気になってくるのは、3年目のIHに彼が出場する可能性はあるのか、という点でした。
レギュラーの枠は全部で6名。
当確は昨年もIHに出場した3年生の坂道、今泉、鳴子と2年生の鏑木の4名。
残る2枠を他のメンバーで争うことになります。
実力的には2年生の段竹が最有力。
3年生の杉元もラストイヤーで期待がかかります。
さらに問題児・川田……は、まあ流石に無いか。
ここに六代と木中がどう割って入るか、というのが見どころでした。
最終的に選ばれたのは段竹と六代。
杉元は6人目は1年生を入れるべきだとの考えから敢えて段竹との勝負に挑み敗北。
合宿1000km走で六代と木中のどちらか勝った方がIHメンバーに、という展開だったのですが、木中は途中で膝を痛めてしまい六代に勝利を譲っています。
不完全燃焼な展開でしたが、木中本人は六代の出場に納得しているようでした。
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