今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、異端児(ゼノス)編のヒロイン「ウィーネ」について解説します。
ウィーネはモンスターでありながら高い知性と人の心を持つイレギュラー「異端児(ゼノス)」と呼ばれる存在の一人。
生後間もない少女であり、作中では主人公のベルたちに保護され、同胞たちと共に密かにダンジョン内に帰還。
その後、幾度も登場しベルたちの手助けをしています。
本記事ではそんなウィーネのプロフィールや強さ、死亡から復活(蘇生)した経緯などを中心に解説してまいります。
「ダンまち」ウィーネのプロフィール
基本プロフィール(年齢・声優など)
ウィーネは異端児編で登場したヒロイン。
モンスターでありながら高い知性と人の心を持つイレギュラー「異端児(ゼノス)」と呼ばれる存在です。
外見は青髪と青白い肌、額に赤い宝石が埋め込まれたかわいらしい少女で、竜女(ヴィーヴル)と言う竜種と人間を組み合わせたような姿をしています。
生まれたばかりであり、年齢はまだ0歳。
見た目以上に幼く無邪気な性格をしており、自分たちを保護してくれた「ヘスティア・ファミリア」のメンバーに懐き、特にベルと春姫のことは実の親のように慕っています。
声優は日高里菜さんが担当。
なお、原作者曰く、ヒロインではあるものの異端児編のメインヒロインは別の黒い猛牛らしく、異端児編では最後の最後で美味しい所を持っていかれています。
知性あるモンスター「異端児(ゼノス)」とは?
異端児(ゼノス)とは前述した通り、知性と人の心を持つモンスターの中に生まれたイレギュラーです。
その種族はリザードマンやガーゴイル、セイレーンなどバラバラ。
元となった種族と大きく姿が異なる者も多く、ウィーネも人間のような足を持っていますが、本来の竜女(ヴィーヴル)は蛇のような下半身をしています。
神々にとっても全くの未知であり、その存在を知る者はウラノスなどごく一部。
ウラノスやガネーシャは、彼らの存在こそが人とモンスターの不毛な争いに終止符を打つ希望だと考え、積極的に異端児たちを保護し、協力体制を結んでいます。
異端児たちは人間だけでなく他のモンスターからも敵として狙われており、生き残っている者は約40体ほどと少数。
しかしモンスターの魔石を食べてパワーアップしたり、冒険者の武器防具を使いこなす彼らの戦闘能力は高く、中にはLV5の第一級冒険者と同等、作中最強クラスの戦闘能力を持つ者さえ存在します。
彼らは皆、地上や人類に対する強烈な憧憬を有しており、いつしか地上に出て暮らすことを夢見ているそうです。
「ダンまち」ウィーネの強さ
ウィーネは登場時点で既にLV2相当のポテンシャルを持つと言われていました。
竜女(ヴィーヴル)は中層のモンスターで、竜種でもありますから、成長すればさらに強くなりそうですよね。
その主な武器は鋭い爪。
幼い子供の見た目をしていますが、モンスターであるウィーネの身体能力は並の人間を遥かに凌ぎます。
また、普段はどこに隠しているのか、翼を生やして飛行することも可能。
本当にまだまだ生まれたばかりの0歳児ですから、ちょっとしたきっかけで一気にパワーアップしそうですよね。
「ダンまち」ウィーネとの出会いと別れ
作中でウィーネは、生まれたばかりで右も左も分からず、冒険者やモンスターに追われ逃げ惑っていたところをベルたちに保護されることになります。
知性を持つモンスターという未知の存在に警戒するヘスティア・ファミリアの面々でしたが、ベルと春姫は当初からウィーネに心を許し、ウィーネも二人には特に心を許すことに。
他のメンバーも無邪気なウィーネに絆されて徐々に警戒心を解いていきました。
しかしモンスターであるウィーネをいつまでも置いておくわけにはいかず、またウィーネが子供を助けたことでその存在が周囲に目撃されてしまいます。
その後、ウラノスからの強制依頼を受け、ベルたちはウィーネを連れて20階層の「異端児たちの隠れ家」を訪れ、そこでウィーネはリドたち他の異端児たちと邂逅。
リドやフェルズの説得もあり、ウィーネはベルたちと別れて彼ら異端児たちとダンジョン内で暮らすことを選択します。
「ダンまち」ウィーネの死亡と復活(蘇生)
ベルたちと別れたウィーネですが、その後、異端児たちの隠れ家を探していた「イケロス・ファミリア」に見つかり、捕らえられてしまいます。
しかもその後、彼らの企みより額の宝石を奪われたウィーネは、地上で暴走。
冒険者たちから命を狙われることとなったウィーネを、ベルは何とか救い出そうとしますが、イケロス・ファミリアのグランが放った槍に貫かれ、ウィーネは命を落としてしまいます。
しかしその後、ウィーネはフェルズが使用した蘇生魔法【ディア・オルフェウス】により息を吹き返すことに成功。
その後、ヘスティア・ファミリアやその協力者の助けを借り、他の異端児たちと共に再びダンジョン内に帰還することになります。
この際にはロキ・ファミリア、特にモンスターに強い憎しみを抱くアイズとの衝突もありましたが、ウィーネが自ら爪と翼を引きちぎり覚悟を見せたことで見逃され、最後は異端児編のメインヒロイン乱入のインパクトで異端児たちにまつわる事柄は有耶無耶となっていました。
ちなみにフェルズの蘇生魔法は規格外の魔法ではあるものの、この800年間で一度も成功したことが無く、フェルズ本人ももはや無意味と疑っていた魔法。
これが成功したのは、近くに【幸運】の発展アビリティ(加護に似た性質を持つ)を持つベルがいたからでは、と言われています。
「ダンまち」ウィーネの再登場
第三部の異端児編終了後はダンジョン内で仲間たちと共に暮らしているウィーネ。
住む場所がダンジョン内ということでメインキャラクターからは外れてしまいますが、その後も時折本編や外伝に登場し、その成長した姿を見せてくれています。
本編では深層に落下してしまったベルたちの救出。
外伝では他の異端児たちと共にクノッソス攻略戦への参戦。
今後異端児たちが本筋に関わってくるようなことがあれば、本格的なヒロイン入りもありうるかもしれませんね。
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