「ダンまち」アイシャ・ベルカ～ベルを食べる気満々のアマゾネス、その強さ（レベル４、並行詠唱）、いい人ぶり～

　今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか（以下「ダンまち」）」から、女傑「アイシャ・ベルカ」について解説します。

　アイシャは歓楽街を取り仕切る「イシュタル・ファミリア」の幹部として登場したアマゾネスの冒険者。

　面倒見が良くかっこいいタイプの姐御で、イシュタル・ファミリア解散後も妹分の春姫を何かと気にかけ、ベルたちに手を貸してくれていました。

　本記事ではアイシャのプロフィールや強さ（レベル・並行詠唱）、そのいい人ぶりとアマゾネスらしさについて解説してまいります。

「ダンまち」アイシャのプロフィール

引用元：「ダンまち」シリーズポータルサイト

基本プロフィール（年齢・二つ名・声優など）

　アイシャ・ベルカは歓楽街を取り仕切る大派閥「イシュタル・ファミリア」の幹部として登場した冒険者。

　種族はアマゾネスで年齢は21歳。

　外見は切れ長の瞳が特徴的な色っぽい美女。

　性格はアマゾネスらしく豪胆にして色欲に忠実。面倒見の良い姐御肌の女傑で、歓楽街の仲間たちからは非常に慕われていました。

　作中ではエルフのリューとは助っ人枠として共闘することが多いのですが、性格・種族的な問題からしばしば衝突しています。

　ちなみに見ただけで男性経験ありかなしかを見抜く意味不明な特技の持ち主。

　神々から与えられた二つ名は「麗傑（アンティアネイラ）」。

　声優は渡辺明乃さんが担当しています。

「イシュタル・ファミリア」⇒「ヘルメス・ファミリア」

　元々アイシャはイシュタル・ファミリアではNo.2の実力者。

　団長であり実力トップのフリュネは協調性皆無の問題児であり、副団長のタンムズはイシュタルの付き人役を担っていたことから、アイシャが実質的にファミリアの指揮を執っていました。

　しかしそのイシュタル・ファミリアは、イシュタルがベルに手を出そうとしたことでフレイヤの怒りに触れてしまい、電撃侵攻を受けて壊滅。

　アイシャを始めとした残った団員たちの多くは他のファミリアへと改宗することになります。

　アイシャは当初、妹分の春姫とお気に入りの雄であるベルのいる「ヘスティア・ファミリア」への改宗も検討していましたが、ベルの貞操を危ぶんだヘスティアに反対されて断念。

　結局「ヘルメス・ファミリア」へと改宗しています（ただし書類上は「プルートス・ファミリア」に所属）。

「ダンまち」アイシャの強さ（レベル・並行詠唱）

豪快かつ経験豊富なレベル4の実力者

　アイシャは当初LV3でも上位の実力者として登場。

　春姫を救出に来たベルとの戦いを経て、ヘルメス・ファミリアに改宗した後、LV4にランクアップしています。

　以下はLV4へランクアップ後、公開されている異端児編時点でのステータスです。

　メインウエポンは「大朴刀・ザーガ」という身の丈ほどもある大刀。

　単なるパワーファイターではなく、大刀と体術とを組み合わせた流麗な戦い方を得意としています。

　元々イシュタル・ファミリアはダンジョン攻略においても到達階層45階という高い戦果をあげていたファミリアであり、その指揮を執っていたアイシャは戦士としてだけでなく冒険者・指揮官としても非常に経験豊富。

　合同遠征の際にはその戦闘能力はもちろん、知識と経験でも仲間たちを支えていました。

実は並行詠唱の使い手、シンプルで使い勝手の良い斬撃魔法

　アイシャは【ヘル・カイオス】という斬撃を飛ばす魔法を切り札として使用しています。

　イメージとしてはオッタルが使う斬撃強化魔法【ヒルディス・ヴィーニ】に近い印象ですね。

　【ヘル・カイオス】は詠唱がそこそこ長いので、前衛で戦いながら使用するのは普通であれば結構大変。

　しかしアイシャは実は並行詠唱を習得しており、戦いながら詠唱を行い、詠唱によって敵にプレッシャーをかけることが可能となっています。

　実際、目の前で強力な魔法が完成していくのを見る敵は焦るでしょうね。

　以下は【ヘル・カイオス】の魔法詠唱。

【来れ、蛮勇の覇者、雄々しき戦士よ、たくましき豪傑よ、欲深き非道の英傑よ。女帝（おう）の帝帯（おび）が欲しくば証明せよ、我が身を満たし我が身を貫き、我が身を殺し証明せよ。飢える我が刃（な）はヒッポリュテー】

「ダンまち」アイシャは面倒見がいい人（春姫・レナ）

　アイシャは非常に面倒見の良い、いい人です。

　特に妹分に対してはその傾向が顕著で、作中では春姫とレナのことを何かと気にかけていました。

　イシュタル・ファミリアに入ってきた春姫が、その階位昇華（レベルブースト）魔法のために殺生石の儀式で生贄にされそうになっていると知った時にはイシュタルに逆らってまで春姫を救おうとしたほど（フリュネに敗れ、イシュタルに魅了されて逆らえなくなってしまいましたが）。

　ベルによって春姫が救われた後も、ヘルメス・ファミリアから魔導書をくすねて春姫に渡したり、レベルアップ方針に口を出したりとダダ甘です。

　また春姫同様にアイシャが気にかけていたのが同じアマゾネスのレナ。

　レナは作中においてアマゾネスの本能から自分を一蹴したベートに惚れてしまいます。

　ベートはオラリオ屈指の粗暴さで知られる問題児。

　流石に趣味が悪すぎると、アイシャはレナを思いとどまらせようとしていましたが……ドン引きするほどのレナのドMぶりとベートの意外な行動もあり、こちらに関してはもう諦めているようです。

「ダンまち」アイシャはベルを食べる気満々

　アイシャは非常にアマゾネスらしい女性であり、性に関しては非常にフリーダム。

　春姫を助けるために自分と戦い打ち負かしたベルのことは「お気に入りの雄」として目を付けており、隙あらば食べる気満々です。

　初対面では顔を気に入ったと言っていましたが、ベルが自分を負かして以降は結構ガチ。

　ベルが雄として成長するにつれ、その欲望はますます強くなっているようです。

　ベルの方もかなり身の危険を感じているようですね。

　ちなみにベルの飛躍の源であるスキル【憧憬一途（リアリス・フレーゼ）】は少しでも憧憬が損なわれれば効果を発揮しなくなる不安定なスキル。

　もしベルがうっかりアイシャに食べられるようなことがあれば、これまでのような急成長は望めなくなる危険性も存在しています。

　アイシャはベルにとって味方であるからこそ露骨に拒絶することもできず……ひょっとしたらアイシャは、ベルにとっての天敵と呼べる女性なのかもしれません。

【まとめ】「ダンまち」キャラクター一覧