今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、正義と秩序の女神「アストレア」について解説します。
アストレアはかつてオラリオにおいて憲兵的な役割を担っていた探索系ファミリア「アストレア・ファミリア」の主神。
しかし物語開始5年前にファミリアは事実上消滅し、現在はオラリオを離れて暮らしています。
本記事ではそんなアストレアのプロフィールや外伝「アストレア・レコード」での活躍、アストレア・ファミリアを中心に解説してまいります。
「ダンまち」アストレアのプロフィール
基本プロフィール(声優など)
アストレアは正義と秩序を司る女神であり、探索系ファミリア「アストレア・ファミリア」の主神。
アストレア・ファミリアはかつてオラリオで憲兵的な役割を担い、オラリオの市民から慕われていましたが、5年前のある事件によってファミリアは事実上消滅しています(詳細は後述)。
外見は長い胡桃色の髪が特徴のスタイルの良い美女。
慈悲深くお淑やか、心優しく大胆でちょっぴりお茶目と誰からも慕われる性格の持ち主です。
慈善活動が趣味と発言する根っからの善神であり、その気高さからよくアルテミスと比較されるのだとか。
「闇派閥(イヴィルス)」の報復を逃れるため、現在はオラリオを離れています。
声優は中原麻衣さんが担当。
神々との関係
アストレアは神々の中でもきっての神格者であり、オラリオの住民のみならず神々からも人気があった模様。
暗黒期にはフレイヤやロキと共に闇派閥との戦いの最前線で活動していました。
ただひねくれ者のロキからは、良い子ちゃん過ぎて気に食わないとあまり好かれていなかったようです(実際には胸のサイズによる嫉妬の可能性が高い)。
ゼウスからは善神として高く評価され敬意を払われており、ヘルメスとも交流がある模様。
今でも時折、ヘルメスがオラリオに残した眷属からの手紙を届けてくれているようです。
「ダンまち」アストレア・レコード
「大抗争」邪神エレボスとの対峙
暗黒期のオラリオにおいて闇派閥との戦いの最前線に身を投じていたアストレア・ファミリア。
その中で彼女たちは「絶対悪」を自称する邪神エレボスに目を付けられます。
アルフィアやザルドたちかつての英雄を率いてオラリオを蹂躙する一方、アストレア・ファミリアに正義問答を仕掛けるエレボス。
そしてエレボスはアストレアにも「『正義』とは? 『絶対の正義』とは何だ?」と問いかけ、アストレアはそれに「『絶対の正義』は無い」と応じました。
最終的に敗北し、アストレアに投降したエレボス。
エレボスの天界送還の執行人となったアストレアは、最後にエレボスに「『正義』とは?」と、これまで彼がしていた問いを投げ返します。
エレボスの答えは「理想」。選ぶのではなく、全てを救う選択肢を掴みとること。
自らを「絶対悪」と定義し、正義の踏み台となることを望んでいたエレボスの神意を理解したアストレアは、彼を「絶対悪」ではなく「必要悪」と認め、裁きを下したのでした。
ファミリア壊滅
物語開始5年前に、アストレア・ファミリアはリューを残して壊滅してしまいます。
その原因は、彼女たちと敵対していた闇派閥の一つ「ルドラ・ファミリア」がダンジョンの30階層で大量の火炎石を使った罠を仕掛け、それが切っ掛けで「ジャガーノート」という最悪の魔物を呼び寄せてしまったことです。
ジャガーノートによってアストレア・ファミリアはリューを残して全員が死亡。
残されたリューは闇派閥への復讐を決意し暴走。
アストレアはリューに説得される形で、オラリオ外へと逃れることになります。
この時アストレアはリューに、
「正義を捨てなさい」
と正義の女神らしからぬ言葉を送っており、リューはそれが復讐に駆られた自分への破門の言葉なのだと勘違いしていました。
しかしアストレアは復讐を止めればリューが壊れてしまうと理解し、信念に背いてでもリューに生きてほしいと彼女を案じてその言葉を送ったのでした。
「ダンまち」アストレア・ファミリア
アストレア・ファミリアのその後(どこにいる?)
アストレアは現在「剣製都市ゾーリンゲン」で新たな眷属を迎え、細々と活動しています。
オラリオを離れてからもリューとはヘルメスを通じて手紙のやり取りを続けていました。
最近になってリューの筆跡が変化し、彼女が立ち直りつつあることを察していた模様。
原作18巻では自分を訪ねてきたリューと再会し、彼女のステータスを5年ぶりに更改します。
その結果、リューは神時代初の連続ランクアップを果たし、前代未聞のレアスキルと魔法を発現。
アストレアも派閥大戦に参加するリューと共に再びオラリオを訪れることになります。
アストレア・ファミリアのメンバー
最後にアストレア・ファミリアのメンバー(眷属)を一覧で紹介します。
5年前、壊滅前のアストレア・ファミリアは構成員11名、全員が女性で第二級冒険者でした。
リュー・リオン
ファミリア唯一の生き残り。
当時のファミリアで精神的に最も未熟だった。
アリーゼ・ローヴェル(団長)
赤髪ポニーテールのヒューマンの少女。
明るく快活だが実は天才肌で悩みも多い。
リューをファミリアに誘った人物。
ゴジョウノ・輝夜(副団長)
極東出身のヒューマンの大和撫子。
ただし口は悪く、品もなく、現実主義者。
ライラ
ピンク色の髪の小人族(パルゥム)の少女。
見た目はかわいいが腹黒くてタフ、非常にハードな人生を送ってきた。
ノイン・ユニック
こげ茶色の髪をしたヒューマンの少女。
ネーゼ・ランケット
銀色の髪と褐色の肌を持つ狼人の少女。
アスタ・ノックス
茶色の髪を腰の下まで伸ばしたかわいらしいドワーフの少女。
リャーナ・リーツ
亜麻色の髪を編み込んだお姉さん風のヒューマン。
セルティ・スロア
メガネをかけた中性的で幼い雰囲気のエルフの少女。
イスカ・ブラ
ウェーブのかかった髪をポニーテールにしたアマゾネスの少女。
マリュー・レアージュ
おっとりした雰囲気の垂れ目が特徴のヒューマンのお姉さん。
<新生アストレア・ファミリア>
セシル
アストレアが新たに迎えた眷属。
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