今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、ゼウス・ファミリア残党「ザルド」について解説します。
ザルドはかつてオラリオの双璧と呼ばれた「ゼウス・ファミリア」の生き残りであり、「アストレア・レコード」においてアルフィアとともにオラリオを襲撃した男性。
武人としてのオッタルに大きな影響を与えた人物であり、三大クエストの一つ「陸の王者ベヒーモス」に止めを刺した英雄でもあります。
本記事ではザルドのプロフィールや強さ(レベル・ステータス)、人間関係などを中心に解説してまいります。
「ダンまち」ザルドのプロフィール
基本プロフィール(年齢・声優など)
ザルドはかつて「ヘラ・ファミリア」と共にオラリオの双璧と呼ばれた「ゼウス・ファミリア」の幹部を務めていた男性冒険者。
二つ名は「暴食」で年齢は45歳(本編開始7年前時点・享年)。
外見は顔に複数の傷がついた大柄な男性。
性格は見た目通り無骨な武人肌ですが、ガレスやロキら飲み比べで勝った相手の額に「牛肉(ミノ)」と書くなどノリのよいところもあったそうです。
三大クエストの一つ「陸の王者(ベヒーモス)」に止めを刺した英雄。
ゼウス・ファミリア内でも重要なポジション(ガレスポジ)を占めていましたが、陸の王者との戦いが原因で冒険者を半ば引退、ゼウス・ヘラの両ファミリアが「隻眼の黒竜」との戦いに敗れたあとは行方知れずに。
その後、本編開始7年前にあたる「メモリア・フレーゼ」内の3周年イベント「アストレア・レコード」において登場し、闇派閥(イヴィルス)の協力者としてオラリオを襲撃することになります。
声優は小西克幸さん。
「アストレア・レコード」での役割
ザルドは「アストレア・レコード」において、かつてヘラ・ファミリアで「才禍の怪物」と呼ばれた女傑・アルフィアと共に闇派閥(イヴィルス)の首魁となった神エレボスに協力しています。
かつて英雄と呼ばれたザルドがそのような凶行に出た理由は、オラリオの冒険者たちに試練を与え、新たな時代の英雄を生み出すため。
自分たちが超えられなかった黒き終末(=隻眼の黒龍)。
かつての自分たちにさえ遠く及ばない今のオラリオの冒険者たちを新たな段階へと至らせるため、ザルドは彼らの踏み台となることを選びました。
「ダンまち」ザルドの強さ(レベル・ステータス)
陸の王者に止めを刺したゼウス・ファミリア幹部
ザルドはかつてゼウス・ファミリア、ヘラ・ファミリアの両団長に次ぐLV7。
作者からはゼウス・ファミリア団長(LV8)にもワンチャンあるぐらい鬼クソ強い化け物と評されていました。
<基本アビリティ> | |
力 | S999 |
耐久 | S999 |
器用 | S902 |
敏捷 | C673 |
魔力 | D515 |
<発展アビリティ> | |
【狩人:D】【耐異常:E】【破砕:F】【剛身:F】【覇撃:I】 | |
<魔法> | |
【レーア・アムブロシア】 | ・詳細不明(斬撃と同時使用するタイプの必殺技)。 |
<スキル> | |
【神饌恩寵(デウス・アムブロシア)】 ・強喰増幅(オーバーイート)。 ・スキルの発動中、食べれば食べるだけステータスを向上させる。 ・強いものを食べるほど上昇値向上。 | |
【冒力冒身(アル・クエスター)】 ・詳細不明。 | |
【肉蹂肉塊(ニグル・グルメン)】 ・詳細不明。 |
戦闘スタイルとしては、漆黒の鎧を身に纏い、大剣を振るう典型的な前衛。
『敏捷』こそ凡庸ですが、『力』『耐久』はカンスト、『器用』もSオーバーと、タンク兼アタッカーとして極まったステータスをしていることが見て取れます。
素のステータスがクソ高い上、持っているスキルが超チート。
調子に乗ってザルドとアルフィアを登場させた作者は、敵に回ったこいつらを「どうやって倒しゅの……」と執筆中に昇天しかけたそうです。
無敵の胃袋を持つ【暴食】
ザルドの二つ名「暴食」の由来であり、作者も認めるチートスキルが【神饌恩寵(デウス・アムブロシア)】。
獣・人・モンスターなど強いものを食べれば食べるほど強くなるという単純明快で強力無比なスキルです。
ザルドはこのスキルにより「陸の王者」の猛毒の肉体を食べることで、「陸の王者」に止めを刺すことに成功しています(その代償としてザルドの身体は毒に蝕まれ冒険者を引退することになった)。
極めて強力なスキルですが、LV7の器でLV10の力を使えば弾け飛ぶので、これがあれば最強というわけではありません。
またレベルが上がるほどの強化は獲物の質と量がエグくなるので相当難しい模様。
ただし内臓の戦闘力は間違いなく全キャラ最強であり、シルのお弁当も完食できてしまうそうです。
「ダンまち」ザルドとオッタル
作中でザルドに最も強く影響を受けたのが、フレイヤ・ファミリア団長であり、ゼウス、ヘラ両ファミリアなき後のオラリオ最強・オッタルです。
「アストレア・レコード」では、ザルドは当時LV6だったオッタルを一蹴。
オッタルの中では「武人=ザルドの背中」であり、そんな彼から、
「何たる惰弱、何たる脆弱」
と吐き捨てられたことはオッタルのトラウマであり、「猛者」としての人格形成に一役買っているそうです。
「アストレア・レコード」では最終的にザルドはオッタルとの対決に敗北して死亡。
オッタルがLV7に至る踏み台となり、フレイヤに看取られて満足そうに息を引き取りました。
「ダンまち」ザルドの人間関係(ベル・アルフィア)
ザルドにとって、主人公のベル・クラネルは、同じゼウス・ファミリアに所属していたサポーターの子供。
その母親がヘラ・ファミリア所属でアルフィアの妹ということも含め、ベルの存在自体は認知していたそうです(というか、仲間がヘラ・ファミリアの構成員を孕ませたという事実に怯えていた模様)。
実際にベルと会ったことは一度もありませんが、あの馬鹿の子供なら俺たちの家族と語っていました。
公式IFストーリーではザルドとアルフィアがベルと出会い、ゼウスと共に暮らしてオラリオを襲撃しなかった世界線も描かれています。
そちらでのザルドはベルから「ザルドおじさん」と呼ばれ、家庭内ではアルフィアを恐れて我関せずといった態度をとりつつ、得意の料理を担当しているそうです。
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