今回は「週刊少年サンデー」で連載中の大人気ファンタジー「葬送のフリーレン」から、魔法学園主席の才媛「エーレ」について解説します。
エーレはフリーレンとフェルンが参加した一級魔法使い試験の受験者として登場した女性魔法使い。
作中ではヴィアベルやシャルフとパーティーを組み、試験後も彼らと行動を共にしています。
試験ではフェルンに一蹴されたものの周囲からの評価は高いエーレ。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや強さ、ヴィアベルとの関係を中心に解説してまいります。
「葬送のフリーレン」エーレのプロフィール
基本プロフィール(声優など)
エーレはフリーレンとフェルンが参加した一級魔法使い試験の受験生として登場した女性魔法使いです。
外見はこげ茶色の髪を肩まで伸ばしたスタイルの良い若い女性。
詳しい年齢は不明ですが、雰囲気からするとフェルンより少し上に見えます。
性格はクールで落ち着いていますが、気を許した相手には意外と口が悪くて甘えるタイプ。
お嬢様なのか戦いの最中でも品性ある振る舞いを心がけています。
名前の由来はドイツ語で「名誉」。
声優は伊藤かな恵さんが担当。
祖父は1級魔法使い(レルネン)
エーレには1級魔法使いの祖父がいることが本人の口から語られています。
大陸に50人もいない1級魔法使いで、しかもおじいちゃんとなると、ファンは「あの人かな~?」と想像していましたが、60話のラストでその正体が判明。
エーレが仲間のヴィアベルとシャルフに1級魔法使い筆頭のレルネンを紹介するシーンが描かれていました。
ハッキリ祖父だと明言されたわけではありませんが、状況的にほぼエーレの祖父はレルネンで間違いないでしょうね。
ちなみにレルネンは元々貴族出身だったということですから、エーレも貴族の血を引いていることになります。
「葬送のフリーレン」エーレの強さ(魔法)
魔法学園主席の才媛
エーレは魔法学園主席の才媛。
若くして既にデンケンたちと同じ2級魔法使いの資格を有しており、その魔法使いとしての実力は相当なものです。
得意魔法は現代の魔法使いらしい質量攻撃。
石を弾丸に変える魔法(ドラガーテ)
宙に浮かべた無数の石を弾丸にして打ち出す魔法。
シンプルですが無駄がなく、非常に燃費が良さそうな魔法ですね。
実力はヴィアベルよりも上?
エーレの魔法使いとしての技量は非常に高く、フェルンからは大陸北部で魔族と戦い続けてきたヴィアベルよりも強いと評されていました。
しかし実際にエーレがヴィアベルよりも強いかというとそれは微妙なところ。
ヴィアベルは勝つためなら手段を選ばない男で、実戦経験もエーレとは桁が違います。
対してエーレは戦い方に拘るきらいがあり、戦闘中も無駄に飛行魔法を使うなどリソースの使い方があまり上手いとは言えません。
エーレ自身も暗に認めていることですが、エーレがヴィアベルと戦えば敗北するのは彼女の方でしょう。
逆に言えば、戦い方に拘らなければエーレはヴィアベルやフェルンにも勝てるだけの能力を有しているということでもあります。
「葬送のフリーレン」エーレと1級魔法使い試験
1級魔法使い試験一次試験はパーティー単位での隕鉄鳥(シュティレ)捕獲・争奪戦。
エーレはヴィアベル、シャルフとパーティーを組み、フェルン、ユーベル、ラントのパーティーと隕鉄鳥を巡って戦闘に入ります。
エーレが戦ったのはフェルン。
戦闘当初はほぼ互角の戦いを繰り広げていましたが、本気を出したフェルンの単純な攻撃魔法による飽和攻撃という力技で押し切られ、敗北してしまいます。
戦闘継続困難となりそのまま一次試験敗退かと思われましたが、試験終了間際に運良く隕鉄鳥を発見し、エーレたちは一次試験を突破します。
二次試験は未踏破のダンジョン攻略。
ここでもヴィアベル、シャルフと行動を共にしていたエーレは、迷宮のボス「水鏡の魔物(シュピーゲル)」が生み出した侵入者の複製体と遭遇します。
エーレたちはフリーレンとフェルンがボスを攻略している間、複製体の足止めに奮闘。
最後は疲れて動けなくなるほど力を振り絞り、無事に二次試験を突破しました。
しかし最終試験となる三次試験は大陸魔法協会のトップ・ゼーリエとの面談。
エーレはゼーリエにあっさり不合格を告げられてしまいます。
ヴィアベルらが受かっていることを考えると単純な魔法の技量云々が足りないということではなさそうですから、メンタル面の未熟さを見抜かれたということかもしれませんね。
「葬送のフリーレン」エーレとヴィアベル
エーレは実はヴィアベルと1級魔法使い試験を受ける前から面識がありました。
エーレは北側諸国の出身らしく、昔住んでいた村が魔族に襲われた際、ヴィアベルに命を救われたことがあったのです。
ヴィアベルに魔族と戦い自分たちを救ってくれた理由を問うと、返ってきた答えは「幼い頃好きだった女の子への下心」。
それを聞いたエーレは「馬鹿みたいね」と言いますが、その表情はとても優しいものでした。
エーレとシャルフはヴィアベルに非常に懐き、1級魔法使い試験終了後は共に大陸北部へと戻ることに。
最終的な目的地は別々(帝都の港町まで一緒と発言)のようですが、作中では楽しそうに旅をする三人の姿が描かれていました。
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